「松竹のみならず日本の映画のけん引者だった。その映像からかなりのことを学ぶましたし、監督がもう何も撮らないかと思うと、本当に残念です」(助監督)
あまりにも偉大な映画監督が逝去した。
大島渚は96年2月に渡航先のロンドン・ヒースロー空港で脳出血に見舞われ、一時右半身まひに。リハビリを続け、99年公開の「御法度」で監督復帰したが、01年にも十二指腸潰瘍穿孔(せんこう)で倒れ、11年10月初旬に嚥下(えんげ)性肺炎で一時意識がなくなり入院。その後、療養していたが、昨年12月に肺炎と診断された。1月15日に容体が急変し、眠るように息を引き取ったという。

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