ミャンマー(ビルマ)は、7つの政府管区と7つの少数民族州で形成されている。少数民族州の1つ、カチン州で、昨年12月よりミャンマー政府軍による空爆攻撃が行われている。
多民族国家のミャンマーでは、多数派のビルマ族と、ほか少数民族との対立・軍事衝突が絶えないでいる。カチン州における、ミャンマー政府軍とカチン族の人々による武力衝突は、1961年から始まっている。1994年にミャンマー政府軍とカチン独立軍(KIA)の間で停戦協定が結ばれたものの、2011年に協定は破たん。紛争再開によって多数の難民が発生した。
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