その問題には第2の会社が絡んでくる。連載の冒頭に書いた2社と揉めたという2社目である。
ブックレビューをいくつかのサイトで掲載してもらっていた4月後半頃だ。あるサイトで比較的大きく掲載してもらった。そのサイトに掲載されるのは始めてのことだったのとかなり大きめに取り上げてもらえたので、Twitterのダイレクトメールにてお礼を送った。こういうお礼や掲載の告知依頼などは、豊穣出版が行っても良いものだが榛野氏は「こういうのは著者が連絡した方が仲良くなりやすいんです」と言いつつ全くやる気が無かったので自分で行っていた。お金が入る、入らないに関わらず多くの人に読んでもらうことが単純に嬉しいという思いは榛野氏と上手く行かないながらも変わらなかった。お礼を送った数日後、サイトの管理者である『おかもと』と名乗る人物から返事が来た。そのダイレクトメールはお礼に対するお礼という感じであり特に返事はしなかった。

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