人気AV女優の香西咲が同僚とともに「タレントとして勧誘されたのにAVに出演させられた」としてかつての所属事務所「マークス(後にマークスインベストメントと社名変更)」の青木亮社長(40)を相手取って刑事・民事の両面で訴訟を起こす報道がAV業界を震撼。「一歩まちがえば業界が縮小する原因となる」とAV関係者が胃が痛い思いで注目している。

◆1本2、3万円なんてザラ

AVライターは語る。
「本人の意志に反してAV出演を強要されたことが立証されれば、事務所は労働基準法違反に問われる。これがもし判例となれば、AVに女を出演させるには、『本人の意志である確認』『金額条件がある確認」 など二重、三重に事務所サイドは女優志望者に確認せねばならなくなる。となれば、ほかのアダルト業界に人材をとられることになり質が低下する」(AVメーカー)

ことは「女優たちの下克上」ではなく、業界の未来絵図を変えようとしているのだ。つまり虐げられてきた女優たちの「地位改善」の千載一遇の機会だ。

「今のAV女優たちは一本あたりの単価が低くて、1本2、3万円なんてザラ。企画系女優などは、普段はOLや派遣会社をしているが、地方から上京してきて土日に事務所が契約しているマンションに泊まり、デリヘル嬢として客をとるのが通例」(同)

◆事務所社長は元関東連合

さらに、愛人クラブのサイトに登録して「ネットパパ」からお小遣いをもらうという強者女優もいる。

「要するに、稼ごうと思えばいくらでもできるが、女優をやめるのは至難の業。事務所によっては稼ぎの2割しか払わない会社もありますし」(同)

香西咲らが訴訟に踏み切ったのは、事務所社長の青木が元関東連合であり、金をふんだんにもっているから「大枚を使って和解に応じるはず」という計算があるという見方も。

「もともと青木は、最大手のAVプロダクションのバンビ出身で、バンビこそヤクザ系事務所。そうした裏人脈も強い。青木を守るためなら億単位のカンパがあっというまに集まるでしょう」(ヤクザ雑誌デスク)

かくして、さっそく各AVメーカーたちが「女優に法人を作らせて、メーカーと契約する」というウルトラCを悪徳弁護士と考え始めた。

法人どうしで「A社はB社のタレントにAV出演を依頼する。解除する場合は…」などとガチガチの契約をするなら、労働基準法違反を逃れることができる。

◆AV関係業者が生きる道はアジア市場?

「そうしてメーカーたちが女優たちの叛乱に対応に苦慮しているうちに、中国系のAVメーカーが台頭してきました。ピエロやギョクモンエンターテイメントなどがそうですが、中国や台湾、韓国の女優をスカウトたちが捜し始めました。大きくAV界の女優勢力図は変わるでしょう」

たとえばメーカーのDEEPSは、中国まで足をのばしてAV女優志望者を捜している。(タイトルは「楊麗玲デビュー! 本物中国人 大手電子メーカーの箱入り令嬢が好奇心で最初で最後のAV出演!日本上陸3秒で言葉より先にSEX! 婚約者より先に初中出し!」など)。

「女衒」ともいわれたAV関係業者が生きる道を見つける術はこの先あるのか。
たとえば台湾にはかなり日本のAVのニーズがあり、ここを経由して東南アジアに出て行くのだが、台湾政府は著作物とは認めていない立場だ。前とちがいこのルートはあてにならない。街のレンタルショップのAVは激減か? エロ好きの 諸兄には転換期がきている。

(鈴木雅久)

芸能界の闇を暴く震撼の書『芸能界薬物汚染』!

芸能界の歪んだ「仕組み」を解き明かす!『芸能人はなぜ干されるのか?』

毎年7月の終わり頃になると、1995年7月30日に東京・八王子市のスーパーでアルバイトの女子高生ら女性店員3人が何者かに銃殺された未解決事件、いわゆる「スーパーナンペイ事件」の現状がマスコミで報道されるのが恒例だ。一方、同じ7月に起きた未解決の銃殺事件でありながら、もはや地元マスコミ以外にほとんど取り上げられない事件が存在する。今から7年前に鳥取市で起きた、その「もう1つの未解決銃殺事件」の今を追った。

◆未解決にもかかわらず発生後7年ですっかり風化しつつある事件

犯人がタクシーに乗り込んだ鳥取駅北口

事件は2009年7月17日の夜9時40分頃、鳥取市立川町6丁目の住宅街で起きた。タクシー運転手の下田和雄さん(当時60)が背後から何者かに銃で撃たれ、搬送先の病院で同11時過ぎに死亡。犯人の男はタクシーを奪って逃走したが、ほどなくタクシーは現場から2キロ余り離れた同市東今在家の路上に乗り捨てられているのが見つかった。車内からは下田さんが使っていた釣銭入れがなくなっていたとう。

他のタクシー運転手の目撃証言などから、犯人は事件の数分前にJR鳥取駅北口のタクシー乗り場で、下田さんのタクシーに乗り込んだとみられた。しかし、鳥取県警は大量の捜査員を動員して捜査を展開したものの、めぼしい証拠や情報が得られず、発生から7年になる今も事件は未解決のままだ。スーパーナンペイ事件のようにマスコミに大きく取り上げられることもなく、事件は風化してしまっている感もある。

実際、現場界隈で住人たちに話を聞いて回ってみても、「あの事件以来、近所の公園でやっていた夏祭りが開かれなくなりましたが、今はとくに怖いとか不安とかいうのはないですね。事件が起きてすぐの頃は犯人も見つからないし、怖い感じがしましたけどね」(現場近くの家で暮らす年配の女性)という感じで、現地でも事件のことは忘れ去られつつあるようなのだ。

◆意外な事実──地元の同僚たちにとってもすっかり過去のものになっていた

下田さんが銃で撃たれた現場

意外だったのは、現場界隈の住人たちはともかく、地元のタクシー運転手たちも事件のことを忘れつつあることだ。私は、下田さんが犯人を乗せたとみられるJR鳥取駅北口のタクシー乗り場で、下田さんと同じ会社に勤めるタクシー運転手を何人か見つけ、下田さんや事件のことを聞いてみた。すると、ある運転手は下田さんについて、「マジメな人だったよ」などと振り返りつつ、「事件があった時は会社のみんなで葬式に行ったけどね。今は会社として、命日にとくに何かやったりはしないね。家族の人たちは何かやってるだろうけどね」と淡々と語った。その語り口からは事件がもう同僚たちにとっても過去のものになっていることが窺えた。

さらに意外に感じたことは、下田さんが所属した会社のタクシーを含む鳥取の大半のタクシーで、運転席と後部の客席を隔てる防犯用の仕切り版が装着されていなかったことだ。どこの地方でも多くのタクシーが防犯用の仕切り版を装着しているこのご時世、タクシー運転手が銃殺される異例の凶悪事件が起き、しかもその事件が未解決の鳥取で、この現状には少々驚いた。

現地の人々に取材してみて、鳥取の人たちは総じて人がよく、初対面の人間にも無警戒かつ親切な場合が多いと私は感じた。しかし、防犯意識は高めないと、同じような悲劇が繰り返されるのではないかと少々心配である。

▼片岡健(かたおか けん)
1971年生まれ、広島市在住。全国各地で新旧様々な事件を取材している。

片岡健編『絶望の牢獄から無実を叫ぶ――冤罪死刑囚八人の書画集』(鹿砦社2016年2月)

関西大学「人間の尊厳のために」最終回特別授業は
「受刑者のアイドル」Paix2(ぺぺ)のサプライズミニライブ&トークで締めくくりました!

7月15日、関西大学チャレンジ科目に開設された「人間の尊厳のために」の最終講義が行われました。昨年開講され2年間限定の本講義には浅野健一(ジャーナリスト)さん、小出裕章(元京都大学原子炉実験所)さんの両氏、そして私松岡の3人が講師として登壇し、各々専門の立場から学生に問題を訴えかけてきました。

特別授業が始まった

最終講義は、これまで講義が行われていた教室ではなく、階段状のマルチメディアAV大教室に変更されることだけが履修している学生たちには知らされていました。階段状の教室が用意されたのには理由がありました。私が講義で採り上げたPaix2に頼み込んで、特別にミニライブ&トークを行ってもらう“隠し玉”が用意されていたからです。まさに本講義のテーマの「人間の尊厳のために」を体現してきたPaix2の生の歌声と語りを聴いて欲しかったからに他なりません。サプライズのミニライブ&トーク──私も憎いことを考えるでしょう(笑)。

学生たちは何も知らずに教室に集まると担当のS先生から経緯の説明があり、その後私がPaix2を紹介し、引き続きPaix2のミニライブが始まりました。

講義終了後、手伝ってくれた学生らと

学生たちは驚き、あっけに取られていました。しかし日ごろ刑務所でのライブをこなしているPaix2の2人にとって、学生の心を掴むのはたやすいことだったでしょう。最初おとなしく、むしろ圧倒されていた学生の反応も自然に豊かになっていきました。途中、受刑者の娘さんからの手紙を読むところでは涙ぐむ学生も少なからずいました。そして約1時間のPaix2のミニライブ&トークはいったん終了しました。

しかし、なぜか曲目の中に代表曲『元気だせよ』が入っていなかったので、私が「『元気だせよ』はないの?」と言うと、Paix2はここぞとばかり『元気だせよ』を歌い出し、教室は一気に盛り上がりました。

講義終了後に提出されたアンケートでは、Paix2を絶賛する声が圧倒的でした。“生Paix2”の歌声と話を聴くと、これで感動しないほうがおかしいでしょう。Paix2の15年の活動こそ、まさに「人間の尊厳」を体現するものだといえるでしょう。Paix2が全国の刑務所や少年院などを回る「プリズン・コンサート」は現在393回、あと7回で未踏の400回。本年じゅうに達成の予定ということです。

フィギュアスケート世界チャンピオンの宮原知子(みやはら・さとこ)さんも受講してくれました

報道・原発・出版それぞれの視点から観た今日の社会の問題点を衝く「人間の尊厳のために」は華やかに、一応の幕を閉じることになりました。この2年間、本講義をコーディネートされた関西大学文学部のS先生は、
「この科目は何よりも浅野健一さん、小出裕章さん、松岡利康さんという3人の講師の方々のお力があってはじめて成り立ったものであり、また金山晴香さん、谷水麻凜さん、大田恵佳さん、塩山ちはるさん、重山航哉さんという5人のラーニング・アシスタントの学生さんたちが支えてくれたからこそ運営できました。またグループ討論などを交えたアクティブラーニングの手法は学内の教育推進部の新旧のスタッフ(岩崎千晶さん、須長一幸さん、三浦真琴さんら)が一から手ほどきしてくれました。登壇してくださった弁護士の橋本太地さん、『受刑者のアイドル』Paix2さんとマネージャーの片山始さん、いつも励ましてくださった鹿野健一さん、たくさんの来聴者の皆さん、そしてこの講義に参加してくれた300人近い受講生に心から感謝しています。この科目の設置を認めてくれた関西大学と労を厭わず世話をしてくれた事務スタッフにもお礼を申し上げます。この授業の効果はまだ何とも言えません。ただ、即効性はなくとも、受講生たちが社会の問題に直面した時に自ら考え行動する手がかりにしてもらえるよう願っています」
と謙虚に感想を述べておられます。謙虚な先生です。

しかし私から見れば、私はともかく、小出さんや浅野さんらを動かして本講義を実現させたのは、ひとえにS先生の情熱あってのことと思えて仕方がありません。理想家であるS先生の理想とされる講義になったのかどうか、私には分かりませんが、私も、小出さん、浅野さんも、S先生の理想と想いを汲んで一所懸命に取り組みました。S先生が仰る通り、学生たちに即効性があったかどうかも、まだ未知数でしょうが、必ず将来この講義を思い出し、あるいは悩んだ際解決の糸口となるに違いないと確信しています。

私は講義の中で、「人間の尊厳」とか「人権」とか抽象的で耳触りのいい言葉を語る時、<死んだ教条>を排し、<生きた現実>の中で語るように学生諸君に訴えました。また、この講義はきっと、今後の学生生活、あるいは卒業してからも記憶に残る講義になると信じています。そうであれば、私も逮捕・勾留された屈辱的経験を、まさに生き恥を晒して話した意味もあるというものです。 

▼松岡利康(鹿砦社代表)

Paix2『特別限定記念版 逢えたらいいな―プリズン・コンサート300回達成への道のり(DVD付き)』

関西大学「人間の尊厳のために」最終回特別授業は
「受刑者のアイドル」Paix2(ぺぺ)のサプライズミニライブ&トークで締めくくりました!

7月15日、関西大学チャレンジ科目に開設された「人間の尊厳のために」の最終講義が行われました。昨年開講され2年間限定の本講義には浅野健一(ジャーナリスト)さん、小出裕章(元京都大学原子炉実験所)さんの両氏、そして私松岡の3人が講師として登壇し、各々専門の立場から学生に問題を訴えかけてきました。

特別授業が始まった

最終講義は、これまで講義が行われていた教室ではなく、階段状のマルチメディアAV大教室に変更されることだけが履修している学生たちには知らされていました。階段状の教室が用意されたのには理由がありました。私が講義で採り上げたPaix2に頼み込んで、特別にミニライブ&トークを行ってもらう“隠し玉”が用意されていたからです。まさに本講義のテーマの「人間の尊厳のために」を体現してきたPaix2の生の歌声と語りを聴いて欲しかったからに他なりません。サプライズのミニライブ&トーク──私も憎いことを考えるでしょう(笑)。

学生たちは何も知らずに教室に集まると担当のS先生から経緯の説明があり、その後私がPaix2を紹介し、引き続きPaix2のミニライブが始まりました。

講義終了後、手伝ってくれた学生らと

学生たちは驚き、あっけに取られていました。しかし日ごろ刑務所でのライブをこなしているPaix2の2人にとって、学生の心を掴むのはたやすいことだったでしょう。最初おとなしく、むしろ圧倒されていた学生の反応も自然に豊かになっていきました。途中、受刑者の娘さんからの手紙を読むところでは涙ぐむ学生も少なからずいました。そして約1時間のPaix2のミニライブ&トークはいったん終了しました。

しかし、なぜか曲目の中に代表曲『元気だせよ』が入っていなかったので、私が「『元気だせよ』はないの?」と言うと、Paix2はここぞとばかり『元気だせよ』を歌い出し、教室は一気に盛り上がりました。

講義終了後に提出されたアンケートでは、Paix2を絶賛する声が圧倒的でした。“生Paix2”の歌声と話を聴くと、これで感動しないほうがおかしいでしょう。Paix2の15年の活動こそ、まさに「人間の尊厳」を体現するものだといえるでしょう。Paix2が全国の刑務所や少年院などを回る「プリズン・コンサート」は現在393回、あと7回で未踏の400回。本年じゅうに達成の予定ということです。

フィギュアスケート世界チャンピオンの宮原知子(みやはら・さとこ)さんも受講してくれました

報道・原発・出版それぞれの視点から観た今日の社会の問題点を衝く「人間の尊厳のために」は華やかに、一応の幕を閉じることになりました。この2年間、本講義をコーディネートされた関西大学文学部のS先生は、
「この科目は何よりも浅野健一さん、小出裕章さん、松岡利康さんという3人の講師の方々のお力があってはじめて成り立ったものであり、また金山晴香さん、谷水麻凜さん、大田恵佳さん、塩山ちはるさん、重山航哉さんという5人のラーニング・アシスタントの学生さんたちが支えてくれたからこそ運営できました。またグループ討論などを交えたアクティブラーニングの手法は学内の教育推進部の新旧のスタッフ(岩崎千晶さん、須長一幸さん、三浦真琴さんら)が一から手ほどきしてくれました。登壇してくださった弁護士の橋本太地さん、『受刑者のアイドル』Paix2さんとマネージャーの片山始さん、いつも励ましてくださった鹿野健一さん、たくさんの来聴者の皆さん、そしてこの講義に参加してくれた300人近い受講生に心から感謝しています。この科目の設置を認めてくれた関西大学と労を厭わず世話をしてくれた事務スタッフにもお礼を申し上げます。この授業の効果はまだ何とも言えません。ただ、即効性はなくとも、受講生たちが社会の問題に直面した時に自ら考え行動する手がかりにしてもらえるよう願っています」
と謙虚に感想を述べておられます。謙虚な先生です。

しかし私から見れば、私はともかく、小出さんや浅野さんらを動かして本講義を実現させたのは、ひとえにS先生の情熱あってのことと思えて仕方がありません。理想家であるS先生の理想とされる講義になったのかどうか、私には分かりませんが、私も、小出さん、浅野さんも、S先生の理想と想いを汲んで一所懸命に取り組みました。S先生が仰る通り、学生たちに即効性があったかどうかも、まだ未知数でしょうが、必ず将来この講義を思い出し、あるいは悩んだ際解決の糸口となるに違いないと確信しています。

私は講義の中で、「人間の尊厳」とか「人権」とか抽象的で耳触りのいい言葉を語る時、<死んだ教条>を排し、<生きた現実>の中で語るように学生諸君に訴えました。また、この講義はきっと、今後の学生生活、あるいは卒業してからも記憶に残る講義になると信じています。そうであれば、私も逮捕・勾留された屈辱的経験を、まさに生き恥を晒して話した意味もあるというものです。 

▼松岡利康(鹿砦社代表)

Paix2『特別限定記念版 逢えたらいいな―プリズン・コンサート300回達成への道のり(DVD付き)』

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「なんだ、金をむしりとれねーじゃねーか」と石田純一が11日に都知事選挙を断念したとたん肩を落とした『悪いやつら』がいる。

「肩を落としていたのはかつていしだ壱成を2001年8月にドラッグ漬けにして逮捕されるまでに追い込んだヤクザですよ。複数の野党がリサーチをかけたところ、息子の壱成がまだ裏社会とつながっているのか、そうでないのか身体検査で結論が出なかったのです」(全国紙政治記者)

◆いしだ壱成をドラッグ漬けにしたヤクザたちがその後も石田家を狙う

いしだ壱成は逮捕された当時、95年に野島伸司が脚本を手がけたドラマ『未成年』が大受けしてブレイクした後、「天狗になり、演技では少なくとも努力しなくなった。ドラマ収録日に二日酔いで脚本をまったく読んで来ないこともあった」(TBS関係者)

かくしてじりじりと人気が下がっていき、事実上「干されてふてくされつつあった」矢先の逮捕は父親の石田純一の仕事も激減していく事態となった傷が再浮上しかねないのだ。

当時、いしだ壱成をドラッグ漬けにしたヤクザたちは、何かと石田家にとりついて、娘のすみれのイベントの出演催促をしたり、しつこく食い下がっていたとされる。

◆黒い人脈は清算した上でようやく立ち上がった石田純一

「ですが、そうした『過去の負の遺産』は、石田純一が刑務所を慰問する矯正支援官に就任するなどして法務関係者と親しくなったり、バーニングの裏人脈を駆使して、ようやくヤクザ人脈を断ち切れたはずです。そうしてクリーンになった状態だからこそ出馬を臭わせる会見をした。ですがこれは勇み足で家族のみならず事務所も驚いたでしょう」(芸能ジャーナリスト)

いしだ壱成が身体検査に万が一、引っかかれば女優を夢みていたすみれがSumire Matsubaraとして2016年11月全米公開予定の同作で念願のハリウッド進出を果たした努力も水の泡となってしまう。万が一、すみれも裏社会人脈に「壱成の過去」について脅されたらやぶ蛇だ。だが、そんな心配は杞憂だとの指摘も。

「壱成の逮捕や黒い人脈はもう過去の話。いまはもうすっかり黒い人脈は清算して二番目の奥さんと穏やかに暮らしていますよ」(スポーツ紙記者)という声も多数あるのだ。

石田純一は「退路を断って引き下がるのも矛盾するところもありましたが、自分の事情もありまして」と記者会見で語った。その『事情』は、けして人には言えない部分もあったのかもしれない。「メディアのルール的にタイムリミットがありまして、きょうの昼、12時ぐらいに決断させていただきました」としたが実は、家族が「身体検査のリミットに引っかかった」可能性はおおいにあるのだ。

(伊東北斗)

芸能界の闇を暴く震撼の書『芸能界薬物汚染』(鹿砦社薬物問題研究会編)

芸能界の歪んだ「仕組み」を解き明かす!『芸能人はなぜ干されるのか?』

5月29日、ラジャダムナンスタジアムで敗れた江幡塁と重森陽太の二人が、本場の経験を活かして、それぞれの奮起。江幡塁はローキックとパンチを主体に相手の出方を窺いながらの素早い切れ味良い攻めはより進化あり。ローキックは次第に効いていき、ペットクラピーは心折れるように倒れ込みました。立ち上がるも陣営よりタオルが投げられた棄権により江幡塁のKO勝利。

江幡塁の左ハイキック

重森の右ローキック

重森陽太も初の本場リングに立った自信から多彩な攻めが力強く感じられました。右の蹴りも威力が増した感じ。重森の圧力に下がり気味のカターテープは手数が追いつかないまま重森の右ハイキックが頭部に命中。一発で仕留めました。

日本ライト級タイトルマッチ、勝次(高橋勝次/藤本)vs 永澤サムエル聖光(ビクトリー)の昨年3月の王座決定戦以来の再戦で、勝次が判定勝利で2度目の防衛。2ラウンド目の永澤のローキックが当たりだし、勝次の印象が悪いが、3ラウンド目には勝次のパンチ蹴りの盛り返しでそのペースを持続。5ラウンドには顔面打ち合いの激しさが増すスリリングな展開のまま終了し小差ながら判定勝利。

勝次の左飛ヒザ蹴り

渡辺健司が昨年引分けている松岡力に、ベテランの技を見せつけた青コーナー寄りでのカウンターのパンチでダウンを奪い、更にヒジ打ちで松岡の額を切る攻勢。反撃の松岡のパンチラッシュもかわして余裕の勝利。挑戦者決定戦で政斗に引分けつつ敗者扱いで後退した松岡の再浮上の野望を打ち砕きました。

松岡の巻き返し狙う懸命の右後蹴り

新チャンピオンになって初戦の泰史は、チャンピオンの重圧を感じているような、じれったい苦戦。現・元ランカーとも第一線級ムエタイボクサーとは今後も当たらなければならない地位で攻める姿勢は見せるものの、ティンリーに有効打を無に返される展開で辛うじて引分け。

—————————-
◎MAGNUM.41 / 7月3日(日) 後楽園ホール17:00~20:57
主催:伊原プロモーション / 認定:新日本キックボクシング協会

ペットクラピーに最後の一撃の塁

-主要6試合-

◆56.0kg契約 5回戦

WKBA世界スーパーバンタム級チャンピオン.江幡塁(伊原/55.9kg)
.vs
ペットクラビー・ペットプームムエタイ(タイ/55.6kg)
勝者:江幡塁 / KO 3R 1:53 / カウント中のタオル投入 / 主審 少白竜

永澤も懸命に逆転を狙った連打のひとつ

◆日本ライト級タイトルマッチ 5回戦

チャンピオン.勝次(藤本/61.1kg)vs 1位.永澤サムエル聖光(ビクトリー61.0kg)
勝者:勝次
3-0 (主審 椎名利一 / 桜井 49-48. 少白竜 49-48. 仲 49-48)

勝次、勝者の雄叫び

◆57.5kg契約3回戦 

日本フェザー級チャンピオン.重森陽太(伊原稲城/57.35kg)vs カターテープ・ポー・アリパーイ(タイ/57.0kg)
勝者:重森陽太 / TKO 3R 0:39 / カウント中のレフェリーストップ / 主審 桜井一秀

重森が右ハイキックを放った後、喰らったカターテープが崩れ落ちる

◆68.0kg契約3回戦 

日本ウェルター級チャンピオン.渡辺健司(伊原稲城/67.75kg)vs 同級1位.松岡力(藤本/68.0kg)
勝者:渡辺健司 / 3-0 (30-27. 28-27. 30-28)

◆52.0kg契約3回戦 

日本フライ級チャンピオン.泰史(伊原/51.95kg)vs ティンリー・リバイバル(元・ラジャダムナン系F級C/タイ/51.2kg)
引分け / 0-1 (29-29. 29-30. 29-29)

◆70.0kg契約3回戦

喜多村誠(前・日本M級C/伊原新潟/69.8kg)vs ナ・スンイル(韓国/69.2kg)
引分け / 三者三様 (30-29. 29-30. 29-29)

◆他、7試合

5月29日(日)タイ国ラジャダムナンスタジアム

123 LBS 5回戦  
セーンピチット・STDトランスポート(タイ)vs 江幡塁(伊原)
勝者:セーンピチット / 判定

127 LBS 5回戦  
タレーグン・ポー・アーウタレーバーンサレー(タイ)vs 重森陽太(伊原稲城)
勝者:タレーグン / 判定

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江幡ツインズや重森陽太をはじめ今すべてのチャンピオンたちはデビューした時から“ランカー3回戦世代”です。その為、王座挑戦試合から5回戦を経験しても1ラウンドから飛ばし気味の傾向があるように感じます。それでも全5ラウンドをスタミナ切れずに乗り切るので凄いことですが、プロボクシングシステムにある「各ラウンドは独立したラウンドで、前のラウンドの印象を後のラウンドの採点に影響を与えてはならない」という基準はキックボクシングには正式な文言は無くとも、その基準で競技運営されてきましたが、本場ムエタイにその基準は無く、後半に進むにつれ、勝負を懸けてより攻勢に行かねばならない駆け引きに、日本の選手は3回戦慣れからくる短期決戦に体幹的に導かれ、主導権を奪われてしまうのかと感じます(素人考えですが)。

またそういう後半勝負重視の採点基準の為、ムエタイでは偶然のバッティングなどの負傷による試合続行不可能になった場合、負傷判定が無くTKO負けになります。
昔の名チャンピオンで、スロースターターだった須田康徳や松本聖が3回戦で試合してたら引分けが多かったろうなと思いますが、石井宏樹も後半勝負が多く、2004年の5回戦から3回戦に短縮された当初は引分けが多かったですね。

勝次は2014年5月に翔栄(治政館)との日本ライト級王座決定戦に判定で敗れ、その翔栄が返上した王座を昨年3月、永澤サムエル聖光と争い判定勝利で王座獲得。12月には春樹(横須賀太賀)に判定勝利で初防衛。そして迎えた今回の防衛戦で永澤サムエル聖光を返り討ちで2度目の防衛。12月には3度目の防衛戦を希望し、来年には殿堂ラジャダムナン王座挑戦を夢描いています。

旧目黒ジムである藤本ジムは「防衛してこそ真のチャンピオン」と言われる先代会長の名言があり、「防衛を重ねることは名チャンピオンの証」であることも含まれるでしょう。早々に返上したチャンピオンもいましたが、怪我など諸々事情もあるようです。今の時代に於いて勝次は比較的早いペースで防衛戦をこなしているので好感が持てます。

新日本キックボクシング協会、興行予定は8月28日(日)ディファ有明に於いてWINNERS 2016.3rd、9月18日(日)後楽園ホールTITANS NEOS.20、10月23日(日)後楽園ホールMAGNUM.42と続きます。

[撮影・文]堀田春樹

▼堀田春樹(ほった・はるき)
フリーランスとしてキックボクシングの取材歴32年。「ナイタイ」「夕刊フジ」「実話ナックルズ」などにキックのレポートを展開。ムエタイにのめり込むあまりタイ仏門に出家。座右の銘は「頑張るけど無理しない」

7月13日発売!芸能界の闇を暴く震撼の書『芸能界薬物汚染』(鹿砦社薬物問題研究会編)

6月24日に関東信越麻薬取締役部に逮捕された元俳優の高知東生と愛人の五十川敦子が覚せい剤取締法違反で逮捕された続報がつぎつぎと出ている。

「元レースクィーンだった遊び人、五十川の恋人まわりもつぎつぎと現れているが、実は高知が昨年の10月ごろに五十川と横浜近郊で〝愛の住処〟となるマンションを探していたのはあまり知られていません」(芸能ジャーナリスト)

この部屋は当然、「ドラッグを楽しむための隠れ家」であるが「高知にオートロックで、踏み込まれる前に、奥に隠し部屋があり、時間が稼げるタイプの部屋を借りるだけの余裕はなかった」(同)という。

さらに、五十川と高知の「シャブ漬けSEX」ルーム探しをしているのを本能的に高島が察知したのか、この時期に、高知に渡す金額をぐっと下げている。

「一日、連絡がないなど理由をつけて、高知へのペナルティとして一説には、小遣いが半額になったとか。やはり誰か高知周辺の人物が、高島に耳打ちしたのでしょう。『高知が愛人と部屋を探しているようだ』と」(芸能プロダクション関係者)

もうひとつ、業界をまことしやかに流れている話が、「高島が探偵を使って高知の動きを逐一、掴んでいた」というもの。

「高島が高知の動きをマークしていたらとっくに離婚していたはずだが、『外で子供を作っていい』とまで高知に言っていたのは確か。だから自分が目の届く範囲で適当に高知を『泳がせていた』という見方もできる」(同)

高知と五十川が探していたタイプのマンションは「踏み込まれたときに隠れることができる構造の部屋」という、ドラッグ漬けの御仁がまず望むタイプで、売人業界用語で『籠抜け』という。だが、売人たちがこうしたマンションを斡旋することもある。

「ただし、売人に部屋まで用意させると数十万円にもなる。笑っちゃうのが、その時期、高島の親の介護という名目で芸能界を引退したのを逆手にとって、『介護の講演の仕事がないか』と経営していたエステ店の人脈を通じて講演コーディネータに紹介をねだっていたことです」(同)

そして覚せい剤の入手ルートが明らかになるにつれて売人たちが手配した魔窟のような籠抜け……。「ドラッグ漬けにした顧客を入れるマンション」もあぶり出されるのだろうか。

(伊東北斗)

7月13日発売!芸能界の闇を暴く震撼の書『芸能界薬物汚染』(鹿砦社薬物問題研究会編)

芸能界の歪んだ「仕組み」を解き明かす!『芸能人はなぜ干されるのか?』

差別問題への考察と取り組みには長い歴史がある。容易に明快な回答の出ない難問なのだ。江戸時代以前から続く被差別部落の人々への差別、15年戦争によって日本に併合された朝鮮半島から強制徴用され、また自分の意志で日本や当時の満州へ渡った朝鮮人への差別。大東亜共栄圏を掲げ白人支配に対するアジアの独立を掲げた大戦時、日本のプロパガンダは、植民地の人びとに希望を与える一定の効果があったが、全く通用しない地域もあった。

第二世界大戦の歴史を紐解くと、その原因が満州国を立ち上げた関東軍の歴史を無視することは出来ない。傀儡国ではあっても一応「国家」の体をとった満州国内と内地では第二次大戦開戦後にも生活ぶりに大きな差があったことはあまり知られていない。

内地で憲兵隊が強化され、治安維持法による検挙が吹き荒れている東条内閣時代に、「贅沢は敵だ」のスローガンの元、あらゆる物資が軍事優先にまわされ、日々の食料も大方が配給制となっていた時代に、満州の首都新京では「鰻屋」や「カフェ」が依然繁盛していて、内地から出張に出かけた人々は、その余裕のある暮らしぶりに内地での生活を儚んだという記録が多数残っている。

まどろっこしい第二次大戦時代の話などを枕に持ってきたのには事情がある。実は『ヘイトと暴力の連鎖』には1つ重大な誤植がある。3章【対談】高島章さん(弁護士)×田中宏和さん(ブログ「世に倦む日日」主宰)「しばき隊・SEALDs現象の病巣を斬る!」の中で司会者の発言が一か所誤植されている。

同書38頁、
「拉致問題を考える時に、少なくとも一九七〇年ぐらいまでは遡る視点を欠くことは出来ないのではないかと思いますが如何でしょうか」とある(これは取りも直さず本書をご購入いただかなければ訳の分からない問題である。よってこの不可思議を解明するためにも早期にご購入いただく事を再度お願いするものだ)。

しかし原稿段階では、「拉致問題を考える時に、少なくとも一九一〇年ぐらいまでは遡る視点を欠くことは出来ないのではないかと思いますが如何でしょうか」であった。ここは重要な点であるので明確にしておきたい。

1910年は日本が当時の大韓帝国との間で日韓併合条約を締結した年だ。その背景には大韓帝国政権内の分派闘争や日本が要人を暗殺したりと、複雑な背景があった。しかし結果的にこの年を境に朝鮮半島は日本の支配下になった。その中で所謂「従軍慰安婦問題」や「創氏改名」(朝鮮半島に住む人々の氏名を日本式の名前に変えさえる)や、強制連行などが発生した。前述の通り、当時の朝鮮半島からは日本や、満州に意識的に渡った人もいたし、徴用された人もいた。

当時、朝鮮半島は一つの国で現在の様に分断国家ではなかった。今38度線で休戦協定が成立し、一応の停戦状態になっているが、どうして38度線が分断国家の分かれ目にされたのか。それはかつての関東軍が38度線の北を管轄し、大本営が38度線の南を管轄していたことに由来する。

朝鮮民主主義人民共和国と大韓民国の間では1950年に激烈な朝鮮戦争が起こり、第二次大戦で敗戦した日本は「朝鮮特需」に沸いた。朝鮮半島の戦争、かつての植民地の戦争でまたしても経済復興を遂げるきっかけを掴んだのだ。同一民族による内戦、不幸極まりない惨劇の上に日本の戦後復興があったことは忘れてはならない。

その様な視点から私たちは差別の問題を考える。勿論街頭で「朝鮮人死ね」などと叫ぶ人間は恥ずかしい限りだ。そのような人たちの行動を私たちは決して認めない。しかし悲しいことに「朝鮮人死ね」とがなり立てていた在特会に在日韓国朝鮮人の人びとが少なからず属していたのは、悲劇というしかない。

私たちはそこに表層で現れる言葉による差別だけではなく、もっともっと深刻な差別構造と在日韓国朝鮮人の方々の苦悩を想像しなければならないと考える。と同時に在日韓国朝鮮人の方々だって個性や嗜好は様々で、「敢えてそんなカテゴリーでくくってから自分を見てほしくない」と言う人もいる。なるほどと思う。

しばき隊と言われる彼らが本気で差別問題に取り組んでいたのであれば「ヘイト」や「シットイン」という敢えてカタカナを用いる必要もない言葉を使う必要があったか。「差別」や「座り込み」ではどうして具合が悪いのか。「ANTI-FA」とアンチファシズムを標榜しているつもりかもしれないけれども、そんな連中が機動隊と懇ろな関係を誇示し、少しでも意見の異なる人達の逮捕を警察に懇願したりするだろうか。彼らの使う言葉、行動、獲得目標が極めて薄い表層的にしか感じられて仕方がない。街頭から「ヘイトスピーチ」が無くなるのは結構だが、そうなれば本質的な「差別解消」に繋がるだろうか。私は訝る。

差別の問題はそれほど簡単に答えを出せるものではない。だから多くの先人が何十年もその課題に向き合い悩んできたし、議論も重ねてきた。冒頭満州国の例を出したが、満州国は言わずもがな日本の傀儡国家だった。その中で認められる言論や政治的自由は、日本国監視の元許される範囲のものに限られていた。植民地や傀儡国家とはそういうものだ。

しばき隊の主張に接するたびに、あたかも私たちは「傀儡国家内」の言論に封じ込められているのではないかとの思いを強くする。

私たちは今日流のファッショナブルでありながら、真の攻撃目法を外した運動や行動ではなく、根深い差別の根絶や戦争に反対する。彼らは「軽すぎないか」、という思いをついぞ解消することは出来なかった。『ヘイトと暴力の連鎖』はそのような思想で世に出された書物であることを付け加えておきたい。

▼田所敏夫(たどころ としお)
兵庫県生まれ、会社員、大学職員を経て現在は著述業。大手メディアの追求しないテーマを追い、アジアをはじめとする国際問題、教育問題などに関心を持つ。※本コラムへのご意見ご感想はメールアドレスtadokoro_toshio@yahoo.co.jpまでお寄せください。

ヘイトと暴力の連鎖 反原連‐SEALDs‐しばき隊‐カウンター

鹿砦社特別取材班=編著
A5判/104ページ ブックレット 紙の爆弾2016年7月号増刊
定価540円(税込) 7月14日発売!

国会議員、著名作家、ジャーナリスト、学者らを巻き込んで
隠蔽された集団リンチ事件の知られざる真相を追及!
リベラル左翼勢力がもてはやす反原連‐SEALDs‐しばき隊‐カウンターの
恐るべき実態を明らかにする!

【主な内容】
1 SEALDs奥田愛基君への手紙
[インタビュー]ろくでなし子(美術家・漫画家)
  「逮捕」も「ぱよちん騒動」も笑いで吹き飛ばせ!
[対談]高島章(弁護士)×田中宏和(ツイッター&ブログ「世に倦む日日」主宰)
しばき隊・SEALDs現象の病巣を斬る!
4 社会運動の中の獅子身中の虫 反原連‐SEALDs‐しばき隊‐カウンター
5 反差別運動内で発生した深刻なリンチ事件の真相はこれだ!
6 急展開した「しばき隊リンチ事件」の真相究明
7 有田芳生参院議員の宣伝カーに乗ったしばき隊員に襲撃された市民
[特別寄稿]合田夏樹(愛媛県四国中央市在住 自称しばき隊研究家)
8 有田芳生参院議員の「集団リンチ事件」隠蔽関与の疑惑

7月14日衝撃緊急出版!『ヘイトと暴力の連鎖』(『紙の爆弾』増刊)

いよいよ本日14日、『ヘイトと暴力の連鎖』が書店に並ぶ。発売を前にアマゾンには予約が殺到し、13日現在、在庫なしの状態だ。アマゾンには昨日追加搬入したのにまたしてもの完売。お蔭さまで大変な注目を頂いている『ヘイトと暴力の連鎖』について、今日はさらに詳しくご紹介しよう。

◆しばき隊によるリンチ事件──彼らの犯した民事上の責任はこれから白日の下に晒されてゆく

「十三ベース事件」とネット上で呼ばれた、しばき隊によるリンチ事件の詳細が余すところなく収められていることは12日に田所氏が紹介した通りだ。そして、偶然ながら被害者のM君がツイッター上で李信恵氏をはじめ、5人を相手取り大阪地裁に損害賠償請求の提訴を行ったことを12日明らかにした。本書内でも詳述しているが、加害者たちは事件後一旦「謝罪の意」を明らかにするが、直ぐにそれを反故にしてしまった。

そしてあろうことか、加害者は「事件は無かった」、「デマに惑わされるな」などとまで発言するようになる。人間として失格だ。

誰にでも過ちはある。私だって大小の過ちを犯してきたし、中には未だに悔やんでも消すことの出来ない大きな間違いもある。それは死ぬまで自分が背負いながら、日々生きて行かねばならない業として受け入れている。私の心を離れないのは、ある事件に対峙した時の判断間違いである。ところがM君リンチ犯どもの心の中にはそのような「負い目」は全くないようだ。私は加害者について、ここでこれ以上の言及を避ける。しかしながら、大阪地裁で彼らの犯した民事上の責任はこれから白日の下に晒されてゆくことになるだろう。

◆合田夏樹さんへの威圧行為と有田芳生議員の選挙カー

「十三ベース事件」のような物理的暴力は回避できたものの、一市民の職場と自宅にまで押しかけて威圧を行うという行為が、やはりしばき隊により行われていた。被害者は合田夏樹さん。合田さんはかねてより、しばき隊によるリンチ事件被害者のM君を支持することをツイッターで明らかにしており、意見の異なる人びとともツイッター上での議論を交わしていた。またどんな人であれ「約束をしてから来てくれたら会う」とも明言していたそうだ。

合田さんはご自身も述べている通り保守的な考えの持ち主だ。しかし、「民主主義」と「言論の自由」は断固守らなければならないとのお考えの持ち主でもある。まかり間違っても差別をまき散らす連中や、ましてや在特会の構成員ではない。

ところが、先日の参議院選挙で再選を果たした、民進党の有田芳生議員が選挙公示前に行っていた宣伝活動中の選挙カーによる「襲撃事件」に見舞われているのだ。前代未聞の現役国会議員の選挙カーによる個人の職場、自宅への襲撃については、じっくりと解析がなされているので同書をご覧頂きたい。

え? あの人が? あの良心的な○○さんがこの様なことに加担し、あるいは隠蔽に奔走していたのかと読者には落胆の覚悟もして頂いた方がよい。それほどに「しばき隊」を巡る人間模様は広範であり、侮りがたい力を保持している。

◆さっそくネットで湧き出てきたしばき隊構成メンバーによる「罵声」

7月11日に本ブログで『ヘイトと暴力の連鎖』の紹介記事が掲載され始めてから、同書取材班のトップ記者である田所敏夫氏やM君へのネット上での「罵声」が散見されるようになった。いずれもしばき隊の構成メンバーによるもので、彼らの意図は当該人物たちをツイッター上に「引きずり出す」ことを目的にしている。残念ながら田所氏はツイッターのアカウントを持たないようだし、M君もそんな陽動作戦に動じる気配はない。

ここで加害者に加担する悪質な攻撃を行っている人物たちを明らかにすることは、簡単だ。だが、M君はこれから法廷で加害者の責任を問うのであるから、私が軽率な言及をすることは控える。

紙の爆弾増刊号『ヘイトと暴力の連鎖』はここ数日で完売してしまうかもしれない。読み物的要素があると同時に事件資料としても貴重な記録となるはずだ。真実を知りたい人たちは急いでご購入を!

(佐野 宇)

ヘイトと暴力の連鎖 反原連‐SEALDs‐しばき隊‐カウンター

鹿砦社特別取材班=編著
A5判/104ページ ブックレット 紙の爆弾2016年7月号増刊
定価540円(税込) 7月14日発売!

国会議員、著名作家、ジャーナリスト、学者らを巻き込んで
隠蔽された集団リンチ事件の知られざる真相を追及!
リベラル左翼勢力がもてはやす反原連‐SEALDs‐しばき隊‐カウンターの
恐るべき実態を明らかにする!

【主な内容】
1 SEALDs奥田愛基君への手紙
[インタビュー]ろくでなし子(美術家・漫画家)
  「逮捕」も「ぱよちん騒動」も笑いで吹き飛ばせ!
[対談]高島章(弁護士)×田中宏和(ツイッター&ブログ「世に倦む日日」主宰)
しばき隊・SEALDs現象の病巣を斬る!
4 社会運動の中の獅子身中の虫 反原連‐SEALDs‐しばき隊‐カウンター
5 反差別運動内で発生した深刻なリンチ事件の真相はこれだ!
6 急展開した「しばき隊リンチ事件」の真相究明
7 有田芳生参院議員の宣伝カーに乗ったしばき隊員に襲撃された市民
[特別寄稿]合田夏樹(愛媛県四国中央市在住 自称しばき隊研究家)
8 有田芳生参院議員の「集団リンチ事件」隠蔽関与の疑惑

衝撃緊急出版!『ヘイトと暴力の連鎖』(『紙の爆弾』増刊)


「臥薪嘗胆、捲土重来」。もし帯があればそんな言葉を散りばめたくなる『ヘイトと暴力の連鎖』がいよいよ明日14日発売になる。これまで詳細な内容は明かさなかったがもう出版差し止め懸念はないので、今日は本サイトをご覧頂いている方々に限り、特別に内容を公開しよう。くれぐれもご友人やご家族、ましてやしばき隊と思しき人々には口外しないで頂きたい(嘘です! 拡散してください!)。

その理由は『ヘイトと暴力の連鎖』が日本においてここ数年発刊された書物の中で最も「過激」な内容だからである。何が「過激」なのか。それは起こった事件に遠慮容赦なく迫り、事件に関わった、あるいは加担や隠蔽した人物の実名を挙げて渾身の糾弾を行っているからである。

覚悟せよ! リンチ事件の加害者ども。そして一市民の職場や自宅をあろうことか「選挙カー」で襲撃した不逞の輩。更には綺麗ごとを並べ「差別」を生業にして来た薄汚れた知識人やジャーナリスト、国会議員連中よ。

◆「こじらせ左翼」と揶揄された鹿砦社松岡代表による「SEALDs奥田愛基君への手紙」

鹿砦社は偽善と欺瞞を何よりも嫌悪する。似非は許さない。よって言論戦においての流血を排除しない。もっとも『ヘイトと暴力の連鎖』発売に先立つこと5月頃にしばき隊の大学生部門ことSEALDsの奥田愛基からは『SEALDsの真実』(田中宏和著)の発売を前に自身のツイッターで「出版社みても、こじらせ左翼の内ゲバって感じがする」、「安倍政権よりも、SEALDsが気になって仕方がないのは一種の『病』なんだと思う」とご丁寧な挨拶を頂いている。

さすが「国民的アイドル」奥田君だ。自信満々。向かう所敵なし!と思っているのだろう。しかし奥田君のこの不用意な書き込みが、鹿砦社の覚醒不充分な闘志に着火する役割を果たしてしまった。もう遅いぞ。取り消そうとしても無駄だ。帝国ホテルで食事を奢ってもらった(そんなことに本気でこだわっている訳ではないけど)相手を「こじらせ左翼の内ゲバ」だと? お前達改憲派学生集団から頂く言葉としては上等だから有難く受け取っておこう。しかし「内ゲバ」? 誰とゲバルトを交わすのだ? まさかSEALDsと? オイオイ鹿砦社は大人だよ。選挙権があっても頭の中身は、「ん」?なSEALDs諸君などは、御免だけど相手じゃないんだよ。わかる? 奥田君?

この行きがかり上、『ヘイトと暴力の連鎖』はかつて奥田君にインタビューしたことがある鹿砦社社長松岡利康による「奥田愛基君への手紙」から幕を開ける。「こじらせ左翼」と罵倒されても、若い者には優しい(それが時として裏切られる原因となる)松岡は奥田君に丁寧に呼びかける。この品の好さは一体何に由来するのだろう。若人とはいえ自分にうしろ足で砂をかけた人間への「手紙」はお人好しのなせる技か。

◆笑いのラディカル──揺るぎなき「ろくでなし子イズム」

ろくでなし子さん

「手紙」に続くのは不当逮捕を2度も食らった芸術家「ろくでなし子」さんへのインタビューだ。ツイッター上では不動の地位を確立している「ろくでなし子イズム」とも言うべき、揺らぎ無き価値観。警察に弾圧されようと、しばき隊にネットリンチされよと、炎上しようと、この人にかかれば全てとして「笑い」に回収されてしまう。本気で怒っている人間にとって笑われるほど腹の立つことはない。それが最大の武器だと知っている彼女のインタビューは、品性と独自の価値観のせめぎ合いで読者がヒヤヒヤすることは必至だ。

◆爆弾対談! 高島章弁護士×「世に倦む日日」田中さんが解き明かす「しばき隊の病理」

高島章弁護士

そして、ネット上で「反しばき隊」のフロント部隊として闘ってきた高島章弁護士と田中宏和さん(ブログ「世に倦む日日」主宰)の夢の対談が実現した。勿論初の顔合わせのお二人。一切遠慮妥協なし。しばき隊どもを斬りまくる。中性脂肪が溜まりすぎたようなマスコミ報道にうんざりしている読者諸氏は、この対談を目にして溜飲を下げ過ぎ、血圧が下がり過ぎないようにご注意を。

「世に倦む日日」田中宏和さん

このかん反原連による一方的絶縁通告から、相次ぐ非礼を投げかけられた鹿砦社が与り知らぬところで発生していた、所謂「十三ベース事件」と呼ばれたしばき隊による「集団リンチ」事件の情報に接し、鹿砦社の疑念は確信へと変わる。その本質を松岡が綴る。題して「社会運動の中の獅子の中の虫 反原連―SEALDs-しばき隊-カウンター」これらの団体や運動が一体のものであることを解き明かし、彼らが決して「リベラル」でも「左翼」でもなく、純然たる反革命=「黒百人組」であると論破する。

◆紙媒体では初! しばき隊による「集団リンチ事件」の全容を報告!

そして噂の「十三ベース事件」ことしばき隊による「集団リンチ事件」の全容が遂に明らかになる。ネット上で様々な情報が散逸しているが、紙媒体で事件の全容が明かされるのはこれが初めてだ。壮絶極まるリンチの様子と被害者の事件直後の写真を含め膨大な資料と取材報告。被害者の協力により実現した、悪質極まりない「リンチ事件」及びその後も続く、にわかには信じがたい、更なる加害者達の被害者への攻撃などは、目を背けたくなるほど凄惨な内容だ。しかし問題は、このような重大事件が何故報道されなかったのかである。それについての考察も本書には散りばめられている。

しかし、これで全てではない。まだまだ衝撃的な内容が詰め込まれている『ヘイトと暴力の連鎖』は明日発売だ。明日は、本書に詰め込まれた更なる衝撃の内容をご紹介する。

キーワードは「合田夏樹さん」だ。

▼田所敏夫(たどころ としお)
兵庫県生まれ、会社員、大学職員を経て現在は著述業。大手メディアの追求しないテーマを追い、アジアをはじめとする国際問題、教育問題などに関心を持つ。※本コラムへのご意見ご感想はメールアドレスtadokoro_toshio@yahoo.co.jpまでお寄せください。

ヘイトと暴力の連鎖 反原連‐SEALDs‐しばき隊‐カウンター

鹿砦社特別取材班=編著
A5判/104ページ ブックレット 紙の爆弾2016年7月号増刊
定価540円(税込) 7月14日発売!

国会議員、著名作家、ジャーナリスト、学者らを巻き込んで
隠蔽された集団リンチ事件の知られざる真相を追及!
リベラル左翼勢力がもてはやす反原連‐SEALDs‐しばき隊‐カウンターの
恐るべき実態を明らかにする!

【主な内容】
1 SEALDs奥田愛基君への手紙
[インタビュー]ろくでなし子(美術家・漫画家)
  「逮捕」も「ぱよちん騒動」も笑いで吹き飛ばせ!
[対談]高島章(弁護士)×田中宏和(ツイッター&ブログ「世に倦む日日」主宰)
しばき隊・SEALDs現象の病巣を斬る!
4 社会運動の中の獅子身中の虫 反原連‐SEALDs‐しばき隊‐カウンター
5 反差別運動内で発生した深刻なリンチ事件の真相はこれだ!
6 急展開した「しばき隊リンチ事件」の真相究明
7 有田芳生参院議員の宣伝カーに乗ったしばき隊員に襲撃された市民
[特別寄稿]合田夏樹(愛媛県四国中央市在住 自称しばき隊研究家)
  いわゆる「十三ベース事件」との関わり
8 有田芳生参院議員の「集団リンチ事件」隠蔽関与の疑惑

7月14日衝撃緊急出版!『ヘイトと暴力の連鎖』(『紙の爆弾』増刊)

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