出た意見としては、銀行の元本返済を止める、未完成の開発を、機能を縮小して売る、殆ど利益のないサーバーを他社に売却する、事務所を移転してもっと安いところに移るなど。
事務所を借りないで自宅内で就業という案も出た。殆どの業務は自社システム内で運用しているし、極端な話、ネットに繋がりさえすれば仕事は出来る。サーバー群を懇意にしている会社に置かせてもらうか、もしくは社長宅に置いて管理するか。社内会議するときも社長宅かレンタルルームを都度借りる。だんだん実態のない不安定な会社になってしまいそうだが、実際そういう運営をしている会社もある。事務所代が無くなれば会社運営も相当楽になるだろう。それぐらいに追い込まれている。
「社長も引越すべきですね」
社長宅にサーバは置けないかという話の中で、尚坂が言った。社長は全く経営状況に見合わない高級賃貸マンションに住んでいる。家賃はそのまま会社負担なので、一般的な部屋に移るだけでも大分負担は減る。尚坂はさらに無駄な出費の多い社長のカードに限度額を設けることまで提案する。
1998年7月、和歌山市園部であった夏祭りのカレーに亜砒酸を混入し、4人を殺害するなどしたとして殺人罪などに問われ、一貫して無実を訴えながら2009年に死刑確定した林眞須美さん(51)の再審請求審で新たに大きな動きがあった。裁判で有罪認定の拠り所になった亜砒酸の鑑定結果について、X線分析の専門家が再分析したところ、「林さん宅で見つかったとされる亜砒酸」と「犯人が犯行に使ったとされる紙コップに付着していた亜砒酸」が異なる物だったと判明した――というのだ。