ミャンマーの『民主化』は本当か!? ヤンゴンで生活してみた 1

最近、日本企業がミャンマー(ビルマ)に経済進出するというマスコミ報道が過熱している。テレビや新聞では、軍人主導の政権が民主化したことや、豊富な資源、親日的な国民性をアピールする。こうした報道によって、ミャンマーに興味を持つ日本人が増えてきた。

ところが、実際にミャンマーに行ってみると、マスコミ報道が作り出すイメージと異なる場面が、かなりある。ここでは、ミャンマー人と結婚した日本人の私が、2012年9月、旧首都ヤンゴンでミャンマー人家族とともに生活した経験から、かの国の民主化の実態を探りたいと思う。

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報われない? 人の紹介

知人が本を出したことを、共通の友人によるフェイスブックへの書き込みで知る。
もちろん私とて、本を出したことを、いちいち知り合い全員に知らせるわけではない。
だがその知人からは、編集者を紹介して欲しいと頼まれ、実際に引き合わせたことがあるのだ。
書き手の多い月刊誌であるから、私自身が出した原稿も、2~3カ月待たされて載る、というのが、ごく普通である。
知人の場合は、企画段階でなかなか通らなかったが、「ダメならダメと言ってくださいね」「他社に持っていってもいいですか?」などと言ってくる。

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厚顔無恥に「表現の自由」踏みにじる、FM熊本の回答

FM熊本から、回答が来た。
この間お伝えしているように、『タブーなき原発事故調書 超A級戦犯完全リスト』『東電・原発おっかけマップ』を「コラコラ・コラム」で取り上げた、高校生向けの進路情報番組『ラジオキャンパス』が、FM熊本で番組ごと打ち切りになった。
これに対して、鹿砦社が抗議した。その回答が、11月19日付で来たのだ。

内容を引用する。
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柏崎刈羽原発再起働へと団結を固める東電労組

「来るべき再起働に向けて」
大きなタイトルが目に迫ってくるのは、11月11日発行の東京電力労働組合の機関誌『同志の礎』(つなぐ号外9号)である。
再起働とは、柏崎刈羽原子力発電所についてである。防潮堤の建設など、安全対策を高める工事が行われていることを、担当者の意気込みなどを含めて、紹介している。
衆院選を巡って、原発の是非が問われている時に、柏崎刈羽原発の再起働に向けて、拳に力を入れているのが、東電労組なのだ。

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もっと勉強してほしいプロ・薬剤師編

様々な、ヘンな専門家がいる。
放射能は体にいい、と言う薬剤師もいた。昔からの知り合いで、善意の人であることは確かだ。フクシマ差別をしたくない、福島の農産物を食べて応援したい、という気持ちからの言葉だとは分かる。
だが、脱原発の立場から専門家としての見解を明らかにしている、 京都大学原子炉実験所助教の小出裕章氏のことを「小出さんは原子炉の専門家だけど、放射能の専門家じゃない。私は薬剤師として放射能を扱っているから、放射能のことが分かる」と言うのだから、首を傾げてしまう。
学問の世界は細分化されている。確かに、原子炉の専門家と放射能の専門家は別だ。しかし、それを言えば、薬剤師ははもっと別だ。
薬剤師も放射能を扱うようだが、原子炉の専門家のほうがもっと放射能を扱っている。

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『のりピーと芸能界クスリ天国』【ブックレビュー】

「マンモスうれピーです」
11月24日、芸能界復帰の発表記者会見を開いた酒井法子は、「今の率直な気持ちを『のりピー語』で表すと?」と訊かれて、屈託なく、そう答えた。
2009年8月に覚せい剤取締法違反(使用・所持)で逮捕された酒井の受けたのは、懲役1年6カ月、執行猶予3年の有罪判決。24日は、執行猶予期間が開けた日だという。
来月15日から渋谷区文化総合センターで上演される舞台『碧空の狂詩曲~お市の方外伝~』で酒井は主演する。

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やっぱり怖いFacebook

先日、新聞記者から電話で取材を受けた時に、「Facebookで拝見したんですけど、お住まいは○○区ですよね」と言う。Facebookに居住地など記載した覚えはない。しかも実際に済んでいるのは隣の区。川を隔てて、○○区と接している地区だ。どこのネットワークからアクセスしているかが、Facebookで分かり、それでアタリをつけてきたのだろう。

ライターであるから、様々なSNSに入っている。Twitterは自分ではほとんど呟かないが、様々な人々の呟きを拾うのには適している。福島から様々な地域に避難している人々の苦労場話を聞くのには、重宝した。温かく迎えられて快適に生活している人も多かったが、地元の人々との人間関係が大変、行ってみると車がないと生活できない不便なところだった、住居が古すぎて借り手がないようなアパートだった、などの本音も聞けた。

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もっと勉強してほしいプロ・看護師編

自分が何を知っていて何を知らないか、それを知っているのがインテリジェンスだ、とはよく言われることだ。だから知識も分業化され、様々な専門家に分担されることになる。
筆者のようなライターは、得意分野もあるが、浅く広く様々な領域のことを知っていることが求められる。必要に応じてそれを掘り下げる訳だが、その場合にも、自分が何を知っていて何を知らないか、を分かっていることは大事だ。

このところ、ヘンな専門家、に出会うことがあった。
小説の原稿を見てほしい、と持ってきた看護師がいた。50代の女性。ベテランだ。
テーマは臓器移植。妻を事故で亡くした男性が、親や子どもたちと長い時間をかけて話し合い、自分がもし事故に遭ったら、移植のために自分の臓器を提供する、という決意を皆に納得させる。
そしてある日、男性は交通事故に遭い、病院に運び込まれる。看護師だけあって、その辺りの描写はリアルだ。
臓器提供の意思表示をするドナーカードが確認され、翌日、家族たちが見守る中、臓器摘出手術が行われる。提供を受けた患者の体内で、その心臓が脈打ち始めた、という知らせを受けて、家族たちは喜ぶ、というところで話は終わる。

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宇宙人・鳩山由紀夫、ひっくり返しを残して政界を去る

「いったい脱官僚とか、『コンクリートから人へ』とかマニフェストはどこに置いてきたのかね。何もせずに政界を去るんだな、あの宇宙人は」(自民党関係者)
民主党の鳩山由紀夫元首相(65)(北海道9区、当選8回)は11月21日午後、野田首相と民主党本部で約10分間会談し、来月4日公示の衆院選に出馬しない意向を伝えている。
鳩山氏は、「様々考え抜いた結果、今回の衆院選には立候補しない。政界を引退したい。第3の人生を歩みたい」と野田首相に語った。
また、「古い政治に戻すことがないように、頑張ってください」と述べ、衆院選に向けて首相を激励したという。

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ものつくり大学での、教授による学生へのいじめ

ものつくり大学(埼玉県行田市)において、製造学科に在籍していたK君が、復学を求めて大学を提訴した。
「もともと、K君は105単位をとってあり、卒業研究さえこなせば卒業できたものを、担当の東江真一教授が『Kはコミュニケーションに難がある』として卒業研究の書類をKに渡さなかったのです。これははっきりいっていじめですよ。Kは8か月も放置されて、挙句の果てに大学にいられなくなり、やむなく退学したのです」(教育関係者)

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