「柔道のイメージがひじょうに悪くなる。内柴も園田監督もこれからの人生をまっとうに生きてほしいね」(都内柔道家)
全日本柔道連盟の上村春樹会長は2月1日、有罪判決を受けた内柴正人被告を、除名処分に相当する会員登録の永久停止処分とする意向を示した。近く懲罰委員会を開いて検討し、臨時理事会で正式決定するという。全柔連は、12年1月に会員登録停止処分としていたが、判決を受け、全柔連の競技者規定の最も重い処分に切り替えるとした。
「柔道教室には、ただでさえ生徒が集まらない。この事件でも3人の生徒が去っていった。『柔道』のイメージがこれほど損なわれたことはいまだかつてない。本当に頭にくるね」(都内の柔道教室講師)

さらにもう1つの事件について触れよう。選手への暴力が表面化した柔道全日本女子の園田隆二監督(39)が2月1日、全日本柔道連盟(全柔連)に進退伺を提出し、辞意を伝えた。上村春樹会長は同日、「本人の意思が固いなら、慰留はできない」と述べており、退任は確実となった。
「これでようやく後任探しができます。ですけれど、今のコーチ陣は残るはずで、そのあたりの遺恨をどうするのか。全柔連は4月からの新年度に向けて新監督の選考を始めるはずだが、よほど人選を慎重にやらないと、(またこうした問題が起きるなら)柔道界全体の信用に関わる問題となってしまいます」(柔道家)

全柔連のある講道館(東京都文京区)を訪れた園田監督は「こういう形で辞めることになり、(選手たちには)申し訳ない。柔道の原点に戻って、学び直したい」と述べた。五輪金メダリストの谷亮子参院議員(37)は日本テレビの情報番組「news every」に出演。「暴力による指導は決して選手の能力を上げることはない。はっきり申し上げたい」と語っている。日本が世界に誇る「JUDO」の尊厳が根幹から揺れている。
清潔で、健康的な柔道界にしていただきたいものである。

(鹿砦丸)