「前略おふくろ様」「池中玄太80キロ」などに出演し、愛くるしい顔立ちと明るいキャラクターで人気を博した女優、坂口良子さんが死去した。
57歳だった。昨年8月に10年以上事実婚状態だったプロゴルファー、尾崎健夫(59)と再婚したばかりで、3月12日発売の女性週刊誌で消化器系の疾患による重病説が報じられた際、本人がブログで病状を説明していた。坂口良子といえば「池中玄太80キロ」だろう。ヘビースモーカーでやり手のキャリアウーマンを演じた。なにかというと池中玄太(西田敏行)を励ます役まわりだった。
個人的には、やはり「前略おふくろ様」もいいが「池中玄太80キロ」には、「泣く」「笑う」が交互にやってきて、なかなかに今のジェットコースタードラマの典型があったるような気がする。
なにもかも包んでしまうような包容力と、愛くるしい笑顔がチャーミングだった坂口さん。

1971年、ミス・セブンティーンコンテストで優勝し(同期、同年齢、同郷は朝加真由美)モデル活動を開始した坂口さんは、順調に女優の道を歩んでいたかに見える。
「いえいえ、家庭環境は複雑です。娘の杏里はあれでいてなかなか手が焼ける存在ですし、大物女優として名前がたって以降は、なかなか仕事のオファーも来なくなった。どちらかといえば苦労した方だと思います」(芸能ジャーナリスト)
「坂口さんがもっとも活躍した時代は、バブルより少し前だったので、ドラマの予算も限られていました。ですから少ない予算でなんとかおもしろいドラマを作ろうという、気概に満ちていたのです」(ドラマ通)

昔のドラマは、人情がきわだっていた。今、坂口さんのあとに続く女優は登場するのだろうか。それにしても、「池中玄太80キロ」をまた再放送してくれないだろうか。主題歌「もしもピアノが弾けたなら」は、歴史に残る名曲でもあるわけだし。

(鹿砦丸)