「まともに雑誌のプレゼントコーナーで商品を送っている編集部が、いくつあるのかね」と大手出版社の編集者が居直った。
秋田書店が漫画雑誌の読者プレゼントで景品数を水増し掲載していた問題で、社内で不正をやめるよう訴えた景品担当の女性社員(28)が「プレゼントを窃取した」などとして懲戒解雇されていた事実が波紋を呼んでいる。
解雇された女性は「罪をなすりつけられた」と主張。「組織的不正」として景品表示法違反(有利誤認)で秋田書店に措置命令を出した消費者庁の調査で主張が裏付けられた形となり、解雇撤回を求めて提訴する予定だ。

女性は不正のあった雑誌でプレゼント担当を4年以上務めており、「一つの商品しかないのに、当選人数を10人にするのはおかしい」などと上司に訴えたが、「会社にいたかったら文句を言わずに仕事をしろ」と言われたという。
「これは完全に景品表示法違反であり、詐欺ですよ。もし仮に、アンケート結果が欲しくて行っているとしたら、確信犯です」(弁護士)

「漫画雑誌が売れている時代は、プレゼントコーナーに掲載されるだけでも広告効果があると、メーカーがプレゼントを提供してくれた。雑誌が売れなくなった今では、ネットでのステマのほうが効果があるくらいだ。もはやメーカーも、プレゼントを提供してくれる時代ではなくなったことも大きいのでは」(大手広告会社社員)

車雑誌の編集部で、ドライバー手袋やカーシャンプーなどを大量に提供され、「はじめてまともにプレゼントを送った」とのたまう編集歴10年の男を見たことがある。
また、「AV100名様プレゼント」で、10名しから送らずに、90作品も持って帰ったエロ本編集者もいる。

「ただでさえ、読者が減っているのに、その少なくなった読者を騙していたのだから、罪は重い。プレゼントをちゃんと送っているのか、第三者委員会を作って検証するような姿勢が見たいものだ」(編集者)

(鹿砦丸)