〈7・12鹿砦社弾圧10周年復活の集い〉

「紙の爆弾」を購読している全ての皆さん!「紙の爆弾」を読んでいなくても「検察」や「国」の横暴に危機感を抱く皆さん ! 特に関西地区在住の皆さんに訴えます。来る7月12日西宮で開催される「鹿砦社弾圧10周年復活への集い」へ圧倒的な参集を勝ち取りましょう!

10年前の7月12日、国家権力(検察)は敵意を剥き出しに鹿砦社に襲い掛かりました。当日朝日新聞1面に掲載された、松岡社長逮捕見込みを伝える検察のリーク記事から、神戸地検特捜による松岡社長逮捕勾留という前代未聞の弾圧は幕を開けました。

恥ずかしながら僕はその時、非正規の仕事をしていたので、疲れ果てて新聞を読むこともなく、鹿砦社への弾圧、松岡社長逮捕というこの大事件を知りませんでした。その後で詳しい事情を松岡社長から聞かされて、とんでもないことが起こっていたのだと知り、怒りが湧きました。そしてその当時、何も協力できなかったことを申し訳なく思いました。

でもどうでしょう皆さん。2005年から10年が経ち、鹿砦社は誰もが予想できなかった「復活」を遂げたのみならず、言論界では無視できない存在感を持つまでに「転生」しています。テレビや大手マスコミが政権の拡声器化する中、鹿砦社は一歩も原則を後退させることなく、この10年を闘い切ってきたと僕は思います。

季刊誌「NO NUKES voice」の発刊は鹿砦社から再度の「闘争宣言」と言ってもいいと思います。「脱(反)原発」に特化した雑誌の発刊は会社としての収益などと全く関係なく、ひたすら「こんなもの許せるか!」という怒りと過去無意識であった反省から発案されたものだと思います。僕はこういう雑誌を発行してくれる鹿砦社の本社が東京でなくて甲子園の横にあることに嬉しさを感じます。


◎[参考動画]鈴木邦男さん(一水会)の発言(杉並脱原発集会、2012.2.19)

◆青木理さん、鈴木邦男さんと共に「表現の自由」、「言論の自由」を考える

7月12日にはジャーナリストで公安や検察に詳しい青木理さんがゲストです。鹿砦社の「守護神」鈴木邦男さんも駆けつけてくださるそうです。言論弾圧を受けた松岡社長は事件後「酷い記事を書くからあそこはやられても仕方がないと言う人がいますが、やがて弾圧がそう言っている人達にも広がる可能性があることを考えてください」と繰り返し発言していました。松岡さんの予想は残念ながら外れました。多数の大手メディアは「弾圧」を受ける前に「自主規制」により、自ら言論・報道機関としての「死」を選択してしまったのです。


◎[参考動画]2012年6月30日国公法弾圧事件シンポジウム──最高裁は「表現の自由」を守れるか:青木理さん(約22分)

言論が死滅しつつある「焼野原」の中で僕たちはもう一度、「表現の自由」、「言論の自由」を考え確認しましょう!

今国会では戦争をするための法案が審議されています。鹿砦社弾圧10年後に「国民総弾圧・統制」と言うべき法案が審議されているのは不幸な偶然と言うべきでしょうか。

そんなものは絶対に許さない! 弾圧を跳ね除け、言論だけでなく国民生活への総弾圧=戦争が画策されている今こそ、断固とした言論による闘争を強化しようではありませんか。

再度7・12皆さんの集結を呼びかけます!

(伊藤太郎)


◎[参考動画]2005年12月16日「ムハハ no たかじん」ゲスト:鈴木邦男(約38分)

◎松岡利康-2005年7・12鹿砦社弾圧事件――関与した人たちのその後
◎松岡利康-7・12「名誉毀損」に名を借りた言論弾圧から10年──鹿砦社は復活した! 朝日新聞、当社広告を拒否!

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