薄気味悪い展開になってきた。PC遠隔操作事件をめぐるマスコミ報道のことである。
弁護団の熱心な冤罪PR活動などにより冤罪を疑う声が広まっていた片山祐輔被告(32)が一転して地獄に突き落とされたのは今月19日のこと。3日前の公判中に「真犯人」を名乗る人物から報道関係者らに届いたメールが片山被告の「自作自演」だったと判明したという“捜査情報”が相次いで報道されたためである。
報道によると、片山被告を尾行していた捜査員が荒川の河川敷で片山被告が不審な行動をしているのを確認。報道関係者らに「真犯人」からのメールが届いたあとで河川敷の地面を掘り起こすと、ポリ袋に入ったスマートフォンが見つかり、「真犯人」を名乗るメールが送信された痕跡や片山被告のDNAの付着が確認されたという。
地方に行くと、なんとなく「ここに住むことは出来るかな」と考えてみる。
「たかが駐車場、されど駐車場」
筆者は当欄で、2010年に下関市であった女児殺害事件に関し、無実を訴えながら裁判員裁判で懲役30年の判決を受けた在日韓国人の男性・湖山忠志氏(30)=最高裁に上告中=の冤罪疑惑や山口地検・保木本正樹三席検事(当時)の取調べ中の民族差別発言疑惑を繰り返し報告してきた。また、昨年1月16日付けの「頼りにならない最高検監察指導部」(http://www.rokusaisha.com/blog.php?p=2101)という記事では、この事件の裁判員裁判で澤田康広次席検事(当時)ら山口地検職員が山口地裁に請求して取得した特別傍聴券により毎回6席の傍聴席を占拠していた問題についてもレポートした。この澤田次席検事らの傍聴席占拠問題をめぐり、最近になり事態の進展があったので、お伝えしたい。