フジサンケイ帝国と闘う「反リストラ産経労」に不当判決

「反リストラ産経労」との筆者の出会いは、2001年のことになる。
「小倉あやまれ友の会」として、フジテレビにデモをかけた時のことだ。
ライブハウス『新宿ロフト』で、ニューロティカというバンドのライブに、野村紗知代が出て歌った。サッチーが歌うということで、民放はすべて取材に来た。
ニューロティカはノリのいいバンドで、聴衆は飛び上がらんばかりに躍りまくっていた。サッチーが歌い始めてからも同じだった。
その様子を放映したフジテレビの「とくダネ!」で、キャスターの小倉智昭は「あのお店に来てた若者たちは、いくら貰って来たの?」とコメントした。
金など貰ってない、やらせではない、とデモに発展。ストリッパーを先頭に、200名ほどが行進し、一部の先鋭部隊は、フジテレビ社屋内に突入し、怒りの声を上げた。

この時に連絡してきて、デモに参加したのが「反リストラ産経労」であった。
反リストラ産経労の松沢弘委員長は、フジサンケイ帝国と長年に渡って闘って来た方だ。

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FM熊本に抗議、『タブーなき原発事故調書』取り上げで番組打ち切り問題

この間お伝えしているように、『タブーなき原発事故調書 超A級戦犯完全リスト』『東電・原発おっかけマップ』を取り上げた高校生向けの進路情報番組『ラジオキャンパス』が、そのことによって番組ごと打ち切りになる、という事態がFM熊本で起きた。
エフエム熊本と、その親会社である熊本日日新聞社に対して、鹿砦社は抗議の通知を送付した。

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TPP交渉参加はアメリカのポチへの道?

「TPPは全物品の関税撤廃を原則とし、サービスや投資の自由化も掲げている。これこそアメリカが仕掛けたトラップで、日本の農業は大打撃を受けるだろうな。もっとも経済界は輸出の拡大に期待するだろうがね」(経済アナリスト)

TPP参加により、要するに日本は海外から安い農作物を大量に買うというトレードが予測できる。野田首相は国内農業を「断固守り抜く」と明言し、規模の拡大を柱にした農業の強化策を打ち出している。それでも反対論が根強いのは、政策の内容が不十分と思われているためだ。
「まったく国民のコンセンサスを得ないままに、交渉参加を議論するとはあきれる。議論前のタイミングで経済界にも根回しをしていない」(民主党関係者)

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逮捕状読み上げ問題にみる、個人情報の管理のあり方

神奈川県逗子市であったストーカー殺人事件をめぐり、警察が昨年、被疑者を脅迫容疑で逮捕した際、逮捕状に記載された被害女性の「結婚後の苗字」や「住所の一部」を被疑者に対して読み上げていたことがマスコミで一斉に批判的に報じられている。被疑者がここで得た情報をもとに女性宅を探し出し、犯行に及んだ可能性が指摘されているわけである。

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吉原人気ソープ摘発で思う、法律の不思議

ソープランド業界に激震が走った。
吉原で人気のあった、「オレンジグループ」のソープ8店舗を経営する「サン・ワールドホールディングス」(東京都台東区)の会長小松崎伸男容疑者(67)や同社員ら男性21人が売春防止法違反(場所提供業)容疑で、10月29日、警視庁に逮捕されたのだ。

「オレンジグループ」は、総額のプレイ料が1~2万円の激安で、サービスも女性も悪くない。庶民男性にとってはありがたい店で、人気があった。約640人の女性を在籍させ、2009年春以降、101億円を売り上げていたという。

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脱原発ポーズの夕刊紙が『タブーなき原発事故調書』問題をスルーする訳

「それって、民間企業の話ですよね」
この間お伝えしているように、『タブーなき原発事故調書 超A級戦犯完全リスト』(鹿砦社)を取り上げた、高校生向け進路情報番組「ラジオキャンパス」が、FM熊本で番組ごと打ち切りになった(FM秋田とFM新潟では、その部分のみが音楽に差し替えられ、FM仙台と青森、岩手、山形、琉球放送のAM各局では、改変されずに放送された)。

そのことを某夕刊紙の記者に伝えた時の反応が、冒頭の言葉である。
「ええ、民間企業ですよ」
一瞬、彼が何を言いたいのかが分からずに、そう答える。
確かにFM熊本は、熊本日日新聞が40%以上出資する民間企業である。
どうやら、民間企業だから放送内容は自由、と言いたいらしい。

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苦しく、哀しく、せつない、が、周防正行監督『終の信託』は見るべき映画だ

今年は、新藤兼人、若松孝二が亡くなり、命を描ける監督が少なくなってしまった、と感じていた。
そんな思いを払拭したのが、現在公開されている、周防正行監督の『終の信託』だ。

周防の作品はずっと見続けてきた。ボルノ映画時代の『変態家族 兄貴の嫁さん』から見ている。これはもちろん、周防監督の存在はまだ知らず、偶然に見たのだ。
それから、『ファンシイダンス』『シコふんじゃった。』『Shall we ダンス?』『それでもボクはやってない』『ダンシング・チャップリン』と、ずっと追ってきた。

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またも支援金要請! 国に甘えまくる東電

「ここにきてまた追加融資せよと国に言う。福島に福島復興本社を作るらしいが、やることがいちいち遅すぎる。大飯原発の下を走っている活断層の検証もまだだ」と福島県民は憤る。

東京電力は11月6日、福島第1原発事故対応への追加支援を政府に要請する方針を固めた。放射性物質の除染や廃炉にかかる費用が今後、10兆円規模に達する可能性があり、単独で負担するのは不可能と判断した。

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遅きに失した警察庁のサイバー対策

警察庁は、パソコンの遠隔操作事件で4人を誤認逮捕したことなどを受けて、コンピューターウイルスの情報を一元管理して、データベース化することを決めた。
データベースは、警察庁が新設する不正プログラム解析センターが運用し、全国の各警察に新たなウイルスなどの情報を提供する方針だという。

「遅きに失した感がありますね。サイバー犯罪は国民のだれもが被害者となりえるのがわかっていながら、しかもなりすましメールの被害がサイバー犯罪対策課に膨大にあがっていたのに、ようやく腰をあげるのですから」(警察庁詰め記者)

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大飯原発再稼働反対デモ撮影の市民メディアに家宅捜索

10月1日、福岡市を拠点に活動している市民映像メディア「Oneness TV」に、福井県警が家宅捜索を行い、パソコン、HDD、SDメモリーカードを押収した。
何のための家宅捜索なのか。聞けば、極めて不可解だ。

9月20日、福井県警公安課、小浜、敦賀両署の合同捜査本部は、静岡市在住の60歳の男性を逮捕した。
7月1日に起動する大飯原発再稼働に反対して、前日の6月30日には約650名の市民が集まってデモンストレーションを行っていた。
報道によれば、その日の午後3時半ごろ、その男性は、大飯原発ゲート付近で、警備会社の車両内に火のついた発炎筒を置いて車両を損壊させ、福井市の男性警備員の背中に発炎筒を押し当て左肩に約2週間のやけどを負わせ、立ちふさがった福井市の男性警備員に発火した発炎筒を振り回し、警備員室に発炎筒を投げ込み、おおい町の男性警備員のズボンを燃やした、疑い、があるのだという。

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