以前、タイ人の知り合いから聞いたことがある。タイ人の名前は長く呼びづらいので、適当にアンとかノイとか適当なニックネームを付けて呼んでいるとのこと。だから親しい友人でも本名は知らないということも多いらしい。
タイ語での挨拶の「サワディ」というのは割と知られているが、アルファベットでの綴りを聞いたら「sawadiiでもいいし、sawadeeでもsawadeeeeでもかまわない」と答えが返ってきた。
タイ人はいい加減な人が多いという話を聞いてはいたが、確かに随分いい加減だなと思ったものだ。いい加減というより、細かいことを気にしない気質なのだろうか。そこがタイらしさかとも思っていたが、ある日、そのタイ人にこんな質問をされた。
「日本って、なんて読むの?」
ふと、返答に困った。普通に考えれば「にほん」だが、オリンピックなどで「NIPPON」と書かれたプラカードを持っていたような気がする。「全日本」は「ぜんにほん」「ぜんにっぽん」とも言う。「日本橋」は「にほんばし」も「にっぽんばし」も存在する。今は「にほんこく」が正式な気がするが、以前は「だいにっぽんていこく」だったわけだ。
日本で一番高い300メートルの高層ビル「あべのハルカス」が誕生した、大阪・天王寺。
当欄では、「冤罪疑惑」と「検事の取り調べ中の民族差別発言疑惑」を繰り返しお伝えしている2010年発生の下関女児殺害事件。一貫して無実を訴える被告人の湖山忠志氏(30)は一昨年7月に山口地裁(長倉哲夫裁判長)の裁判員裁判で懲役30年の判決を受け、今年1月に広島高裁(木口信之裁判長)で控訴を棄却されたが、現在も無罪への希望を捨てず、最高裁に上告中だ。