2011年5月から2012年9月にかけて東京地裁で計13回の公判が開かれた刑事事件の裁判で「虚偽記者席」により傍聴を妨害されたなどとして、フリージャーナリストの今井亮一さんが国を相手取り、損害賠償金1万円の支払いなどを求める訴訟を同地裁に提起した。
問題の裁判は、東京地裁・高裁の庁舎の前で毎日のようにハンドマイクで裁判所批判をしていた大髙正二さんという男性が被告人とされた事件。大髙さんは2010年8月10日、東京高裁の男性警備職員の頭部を2回殴るなどしたとして公務執行妨害と傷害の容疑で逮捕・起訴され、当初から一貫して無実を訴えたが、2012年9月19日の第13回公判で懲役1年2月の実刑判決を受けた。大髙さんが裁判所に敵対的な人物であったことなどから事件自体が裁判所によるデッチ上げだと指摘する声もあり、一部で熱烈に注目された裁判だった。
カテゴリー: 社会問題一般
ピグマリオンとゴーレム
ピグマリオン効果とゴーレム効果、という言葉が教育の世界にある。
親や教師など周囲の者が、「この子供はきっとよくなる」と期待して接すると、よくなる、というのがピグマリオン効果だ。
逆に「悪くなる」と思われていると、悪くなる、というのがゴーレム効果だ。
私が、小学6年生の時、家族は引っ越しした。中学には、誰一人知った者がいない。
おっちょこちょいの三枚目から、きりっとした優等生にイメージチェンジしようと、私は目論んだ。
小学生の中頃までの私の通信簿はオール3だったが、高学年になって勉強するようになり始めていた。石ノ森章太郎の本に、マンガ家になるには勉強が必要だ、と書いてあったからだ。
ミャンマーの『民主化』は本当か!? ヤンゴンで生活してみた 10
私のビジネスパートナーであるミャンマー人のNは、尻を叩かないと約束時間を守れない。しかし、Nのミャンマー国内における商業的手腕は、確かなものである。
その証拠に、ミャンマー(ビルマ)周遊旅行では、Nの選んだ宿泊施設、観光地、日本語通訳ガイドは、すべて現地で最高レベル。Nが抜かりなく、旅行の進行を指揮した。社会的インフラが不足するミャンマーで、大きなトラブルなく個人旅行ができたのは、Nが普段からミャンマー社会で地を這うような人脈を築き、それを活用しているからだ。この社会で、ものごとを進めるには、まず第一にコネがいる。第二に賄賂かもしれない。
『地獄で生きたる! ー死刑確定囚、煉獄の中の絶叫』【ブックレビュー】
社長が夜逃げ! あるIT企業社員の手記 (9)
堀口については警察を呼ぶことも検討したが、たいした額ではないので「手切れ金と思っとこか」という土方さんの言葉で追求はしない事にした。
堀口の他にも数人、いい加減な仕事をしていた人間は同じようなかたちで退社していった。尚坂は技術者として土方さんに認められて、会社に残った。
「今更社長は変わらないっしょ。俺は前の会社辞めた時に、社長から直接請われて雇われたから辞めにくいんだけどさ。まあ、社長のためというより土方さんに期待するかな」
職場に来る前から社長の友人だった尚坂は、辞め辛かったのだろう。今では私より不満を漏らしているが。
会田誠の真の危険性
市民団体に批判されてる? なんだなんだ、と見に行ってしまったマヌケの一人が私である。
六本木ヒルズの森美術館でやっている、会田誠展「天才でごめんなさい」だ。
展覧会自体はおもしろかった。会場に入ってすぐのところに、無数のデリヘルのチラシを貼り合わせた巨大な作品があった。エロライターだった頃に、同様のチラシを私もやはり無数に所蔵していたが、このような作品に仕立てるということは、考えつきもしなかった。ライターだから、どうやってもこういう作品にはできないが、確かに天才だよな、と思った。
内柴被告と園田監督の2大事件に揺れる柔道界
「柔道のイメージがひじょうに悪くなる。内柴も園田監督もこれからの人生をまっとうに生きてほしいね」(都内柔道家)
全日本柔道連盟の上村春樹会長は2月1日、有罪判決を受けた内柴正人被告を、除名処分に相当する会員登録の永久停止処分とする意向を示した。近く懲罰委員会を開いて検討し、臨時理事会で正式決定するという。全柔連は、12年1月に会員登録停止処分としていたが、判決を受け、全柔連の競技者規定の最も重い処分に切り替えるとした。
「柔道教室には、ただでさえ生徒が集まらない。この事件でも3人の生徒が去っていった。『柔道』のイメージがこれほど損なわれたことはいまだかつてない。本当に頭にくるね」(都内の柔道教室講師)
セブン・イレブンでコーヒーカフェ導入、雑誌はどうなるか
「まいったな。雑誌を置くスペースが削られないだろうか。これ以上、棚が縮小しては置く雑誌の数が減り、困ったことになる」(出版社社員)
セブン-イレブン・ジャパンは店内FF(ファストフード)コーヒー「セブンカフェ」の全国展開へ本格的に乗り出すと発表した。8月末までに全国約1万5000店に導入する計画で、1日1店当たり60杯、全店で年間約3億3000万杯を目指す。北海道など先行地域では女性が増えて客数が伸びたほか、力を入れるスイーツなどと併売効果が高いなど成果が出ているという。コーヒー豆にはアラビカ種を100%使用し、1杯ごとにペーパードリップで提供できる専用のコーヒーマシンを開発、高い品質のコーヒーを1杯100円で提供するという。
ミャンマーの『民主化』は本当か!? ヤンゴンで生活してみた 9
ミャンマー(ビルマ)は、7つの政府管区と7つの少数民族州で形成されている。少数民族州の1つ、カチン州で、昨年12月よりミャンマー政府軍による空爆攻撃が行われている。
多民族国家のミャンマーでは、多数派のビルマ族と、ほか少数民族との対立・軍事衝突が絶えないでいる。カチン州における、ミャンマー政府軍とカチン族の人々による武力衝突は、1961年から始まっている。1994年にミャンマー政府軍とカチン独立軍(KIA)の間で停戦協定が結ばれたものの、2011年に協定は破たん。紛争再開によって多数の難民が発生した。
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社長が夜逃げ! あるIT企業社員の手記 (8)
翌日、社長は「やっぱり倍は厳しい」と言い出して、私の提示した最低額を下回る、20万を翌月からの給料に決定した。馬鹿正直に意見をした自分と、最終決定を社長に委ねたのを後悔した。それ以上に、社長が私の仕事を全く評価していない事に失望した。思えば私は、一度も社長に認められたり評価された記憶が無い。会社をバックレた小部に対しては、
「あの人は、本当にすごい人だったんです。最初は月60万で雇うって話してたんですよ」
なんて、逃げられた後も言っている。思えば元レッドリーフ社員という肩書きも怪しいものだ。堀口も高学歴というだけで、社長の評価が高く給料もいい。確かにいい大学は出ているが、現実として仕事の出来には反映されていない。今となっては、社長に評価されなかった事を、私は自己評価したい気持ちだ。
