上野の路上ライブの定番スポットといわれるアメヤ横町周辺で、最近「無事にライブを終えたほど成功する」というジンクスがあるという。

現場はアイドルや歌手の新人や卵たちが場所を取り合ってライブをするため、道路使用許可をとる警察署では行列ができたり順番待ちもよくあるというほどだが、観光客の集中する繁華街とあって何かとライブが中断されやすい。何事もなくライブを負えるのは幸運であるため、アーティストの間では「無事にライブを終えたほど成功する。中断されたら売れない」なんてジンクスが生まれたようだ。

中断理由は様々。現場でギター片手に歌っていた男性歌手に聞くと「中国人観光客が押し寄せてスピーカーを蹴っ飛ばされ音が出なくなった人もいれば、揉め事でパトカーがやってきたり、目の前で迷子の子供が大声で泣き出したりで中断されることもあります。僕は前回、うるさい右翼の街宣車が近くに止まったままになって中断。その前は酔った花見客に絡まれケンカになってしまった」という。

逆に「14回連続で中断ナシという脅威のミュージシャンが先日、レコード会社の人にスカウトされたなんて話もある」という。ちょうどこの時期は、42年続く老舗のライブハウスグループRUIDOが開催するバンドコンテスト「L-1グランプリ」もあって、「私たちに投票してください」とPRしながら演奏する若いバンドもあり、4月25日の夕方に登場したのは、その「L-1」に準決勝進出を決めている女性デュオのespoir(エスポワール)。4年前から活動する華のある美女2人組だが、歌い始めて間もなく、すぐそばの雑居で火災が発生。「5Fのレストランから火が出た!」と、テナントの居酒屋やレストランの店員や客ら裏階段からドッと非難し始めた。サイレンが鳴り消防車が駆けつけ周辺は騒然。ライブ前に集まっていた見物客もそちらに気を取られ人が減ってしまった。それでも、2人組は力一杯歌い、一部ペンライト片手の熱心なファンが応援を続けた。

幸い火事はボヤ程度で済み、あたりに煙が立ち込めるようなこともなかった。espoirにとってはとんだ災難で、ファンからは「賞金20万円を狙うライバルバンドが非常ベルを押したんじゃないか」なんて邪推も聞かれたが、実際にボヤの発生は確認された。ジンクスに沿えば、espoirのライブにこんなハプニングがあったのは悪い兆候ということになってしまうのだが、ただしこの騒ぎで、周辺のライブミュージシャンは大半が演奏を中断しており、その中では唯一、諦めずに歌を完遂したのが彼女たち。その意味では「無事にライブを終えたほど成功する」というジンクスを死守したともいえる。

しかし、現場にいた取材カメラマンには不運があった。取材帰りに確認すると、撮ったはずのespoirのライブ写真がひと通り消失。あとで分かったのは火災が起きたとき、その様子を収めようと動いた際に何かにぶつかってカメラの記録部分に不具合が生じていたということ。美女2人組の路上ライブを伝えようとしたものが遮断されるとは、これがジンクスに従ったものかどうかは、「L-1」の行方で分かるのだろうか?


◎「espoir」ブログ http://ameblo.jp/espoir01/
◎ L-1グランプリ http://ruido.org/L1_grandprix/

▼ハイセーヤスダ(編集者&ライター/NEWSIDER Tokyo)
テレビ製作会社、編集プロダクション、出版社勤務を経て、現在に至る。週刊誌のデータマン、コンテンツ制作、書籍企画立案&編集&執筆、著述業、漫画原作、官能小説、AV寸評、広告製作(コピーライティング含む)とマルチに活躍。座右の銘は「思いたったが吉日」。格闘技通信ブログ「拳論! 蹴論!」の管理人。

なんと鹿砦社の松岡社長が「鹿砦社通信」でもドシドシAVを紹介してもいいという。誰にも頼まれないのに年間、365本ものAVを見ている自分、多摩川三郎としては、趣味=仕事につながるありがたい機会だ(涙)。

さて、今、AVの業界は「人妻もの」じゃないと売上がたたない。陵辱もの、SM、寝取られもの。もはやうぶ声をあげて30年以上たつこの業界でそれなりに「ジャンルが淘汰」されてきた。その結果、〝人妻もの〟が残るなら、それはそれで「人類の欲求」というものだ。とりわけ、今回とりあげる3人は「年齢が不詳」ゆえに妖艶さで成功しているという種類の女優たちだ。本当に見た目だけでは年齢がわからぬ。40歳と言われても35歳といわれても、28歳といわれても納得の不思議系女優たちのマジックセクシーワールドを紹介しよう。

◆かすみ果穂「夫の親友に犯され感じてしまった私…」

「夫の親友に犯され感じてしまった私… かすみ果穂」(溜池ゴロー)

まずはかすみ果穂。この女優は、05年に「かすみ果穂 Debut 」(SOD)からデビューした「かわいい妹系」の女優だ。かすみチャンは賢くて(当社比)、ラジオのDJもこなす。確か2011年に『品川近視クリニックpresentsかすみ果穂ナイト』という番組を展開し、蒼井そらやみひろなど、テレビに出まくる「アイドルでセクシー女優」路線に行くかと思いきや、4月末での引退を発表してしまった。うーん至極残念。

かすみ果穂はテレビから派生した「恵比寿マスカッツ」のメンバーでもあった。「おねがい!マスカット」の番組開始から1年半後の09年10月に3期生として加入し、シコを踏みながら繰り出す下ネタで中心メンバーの一角となった。だから、今後、リリースされる作品があったとしても、それは果穂チャンが「過去によがったもの」だ。「夫の親友に犯され感じてしまった私… かすみ果穂」(溜池ゴロー)は、夫に内緒で不倫相手にじょじょに濡れているプロセスがいやらしい。とくに騎乗位でジワジワと少しずつ、前後に腰を揺らせるテクニックには熟達した「女のサガ」を感じさせる。嗚呼、それにしても引退を撤回してほしいっス!(いやマジで) 

◆秋山祥子「僕の妻を寝取ってください。」

「僕の妻を寝取ってください。 秋山祥子」(MOODYZ DIVA)

つぎに「年齢不詳」で、妖艶さをかもしだし、フェロモンむんむんの女優は秋山祥子だ。秋山は「MIJYUKUな果実」(スパイスビジュアル))で2009年7月にデビュー、翌年12月いっぱいで早くも引退するが、後に復活する。いわゆる〝美しすぎる市議〟として話題になった藤川ゆりのそっくりさんとして「フラッシュ」のグラビアに登場したこともある秋山は、なんといってもアスリートばりに鍛えた太腿から尻にかけてのフォルムが美しい。二本の脚は、まるで別な生き物のように男優を挟みこみ、その腰はせり上がる悦楽とともに、いつまでもベッド上の満足を得るまで、のたうつ。彼女のベストはやはり、設定も優れている「全裸生活を強要されて…。」 (MOODYZ DIVA)だと思うが、ややSMチックなので、「僕の妻を寝取ってください。 秋山祥子」(MOODYZ DIVA)をオススメしよう。

◆波多野結衣「不倫妻野外露出」

さて、ラストはもはやベテランの域に入ってきた波多野結衣だ。
08年に、「ZERO 素人以上、女優未満 07」でプレステージからデビューした結衣チャンは、昨年、映画のオファーがあり「サシミ」(監督: パン・チーユエン、台湾)に出演、演技力を見せつけた。

「不倫妻野外露出 波多野結衣」(バミューダ/妄想族)

そして今もなおバラエティ番組に出ている。僕は「第二の飯島愛」が出現するとしたら、自分の言葉で話せることもできる彼女だと思う。及川奈央でもなく、蒼井そらでもない、また別な個性の元セクシー女優の到来だ。だが今はまだ計算されたバラエティ番組の彼女よりも「服を脱いだ状態」の美しい肢体に身をゆだねたい。ツンと上を向いたヒップを惜しげもなくさらす結衣チャンの「今」は刹那であり、幸せだ。

彼女の演技力と妖艶さは、たとえば団鬼六の世界をふんだんに再現した「屋根裏の恋 波多野結衣」(アタッカーズ)のムチで打たれつつも好きな男性への表現をヨダレをたらしながら魅せるシーンで確認できる。

だがおそらく最近だと「RIZAP」ばりにかなり体を鋭く絞っており、直近のスレンダーな彼女を見たいなら「不倫妻野外露出 波多野結衣」(バミューダ/妄想族)がいいだろう。いずにせよ、さてさてこの春もまた、フェロモンむんむんのAVがたくさんリリースされる。諸兄も「自分だけの抜ける作品」を探索してみよう!

(多摩川三郎)

タブーなきスキャンダルマガジン『紙の爆弾』5月号!

選抜高校野球が始まりました。いよいよ野球の季節の到来ですね。と思ったらプロ野球では選手たちの「賭け」が明るみに出て批判を浴びているようです。「金と政治」じゃなかった「金とプロスポーツ」にはいつまでも難しい関係がつきまとうようですね。

さて、今日ご紹介するのはパチンコ「必勝法」です。ネットでは各種の「攻略法」やパチンコ、パチスロ専門雑誌も多数出版されていますが、この話を読んだらそんなもの全て「意味がない」と唖然とするでしょう。私がある「パチプロ」と知り合いそこから見出した「必勝法」です。

◆その台なら「2、3時間で5万は勝てるはずだよ」

私がパチプロ氏と知り合ったのは、とある地方のパチンコ店に、時間つぶしのために入った数年前です。どうせ時間つぶしだから少々負けてもいいやと思って適当に台に座り、私は初めて見る台を打ち始めました。隣で遊んでいたのは中年の男性です。私が着席した時に既に結構な出玉を持っていました。

打ち始めて数分で私の台に当たりが来ました。「ラッキー!小遣いが儲かった」と喜んでいたら、隣の男性が「おたく、時間あるの?」と話しかけて来ました。私は約束待ちの時間つぶしだったので「いや精々30分ですね」と答えると「もったいないなー、その台は今日爆発するよ」と男性。この人は何者なのか? 彼がいわゆる「パチプロ」なのかと不思議に思い「どうしてわかるんですか? 常連さんですか?」と聞くと「常連と言っていいかどうかはわからないけど、この店で俺が出るという台は出るんだよ」と確信に満ちたお答え。

「へー凄いですね。じゃあこの台は止めない方がいいんですね」の問いには「うん。2、3時間で5万は勝てるはずだよ」とビックリするような額を彼は口にしました。「残念だなぁ。約束があるからもうすぐ行かなきゃならないんですよ。でもどうして出る台がわかるんですか?」と核心の質問をぶつけると「それは言えないよ。でもおたくが何日かこの店に通えば黙っていても理由は解るさ」と意味深な答え。

◆勝率は8割以上!

私はその場所に数か月は滞在する予定でしたから、彼の言葉が気になり、休みの日を利用して再び同じパチンコ屋に向かうことになります。すると彼の姿がありました。こちらに顔を向けたのでお辞儀をすると彼はニッコリ笑顔を返してくれました。

その日も彼は既にかなりの箱(出た球を入れておく箱)を積んでいました。「今日も絶好調ですね」と声をかけると「俺がこの店で負けるのは10回に2回くらいだよ。それも多きな負けじゃない」と。「え!8割以上勝っているんですか? 凄い確率ですね」と私は驚きました。

パチンコで8割の勝率なんて今日の規制が厳しくなった台では考えられないことです。しかも彼が打っているのは当たりの確率が399分の1といういわゆる「マックスタイプ」です。当たれば多量の出玉が期待できますが、当たりを引くのが難しいし、負ければ大きな散財になる機種です。

何かからくりがあるに違いない。「それは言えないよ。でもおたくが何日かこの店に通えば黙っていても理由は解るさ」の言葉も気になった私は、その日自分が台には座らず、ひたすら店内の様子や出玉を見て回り1時間ほどいて帰りました。

◆「そこダメ。出ないよ」と先生口調で「指導」され続け……

学生時代以来、パチンコは時間つぶしに気まぐれに入るものとの習性しか無かった私でしたが、パチンコ店には開店前から並んで待機するお客さんが少なからずいることが気になりだしました。

次にパチンコ屋に向かった日は開店20分前でした。すでに数十人が列をなしていますが、その先頭付近に例の男性が居ました。この人毎日開店前から並んでいるのでしょうか、だとしたら会社勤めと変わらない勤勉さです。

開店時間になり私は例の男性の隣の台に座りました。「おはようございます」と声をかけると「そこダメ。出ないよ」と先生のような口調で「指導」してくださいます。

「どれが出るんですか?」と生徒が聞くと「それは見てなよ。見てればわかるよ」と先生、そう簡単に答えを教えては下さりません。「出ない」と言われた台でミスミス負けるのは馬鹿らしいから台には座らず、様子見に徹しました。彼はまた勝っています。1時間で5箱出していました。他方「出ないよ」と言われた台に座ったお客さんの台は彼の予言どおり全く当たりが来ません。

うむー。これは何かある。必勝法と言わないまでもコツのようなものを彼が知っていることは間違いありません。私はそれ以来意地になり、休みの日は開店前からそのパチンコ屋に出向くようになりました。毎日「先生」は開店前の行列に並んでいました。

そしてある日、ついに私は「ひょっとしたらこれが秘訣じゃないのか」と思われる鍵を発見します。私は躊躇せず、その日も好調な「先生」の肩を叩いて「すいません。ちょといいですか」と台から離れてもらい、店の外へ一緒に来てもらいました。「間違っていたら恥ずかしいんですが、『先生』がいつも勝てているのは『〇〇〇〇〇〇〇〇』だからではないでしょうか」とやや緊張しながら私の推論をぶつけました。

先生はニンマリとした笑顔を浮かべ「よく研究したね。明日からこれであんたも稼げるよ。うんその通りでいいよ」と私の仮説に合格を出してくれました。

◆台に座って10分も経たないで当たりが来た!

とはいえ、私は毎日朝からパチンコ屋通いが出来るような身分ではありませんから、パチンコ屋へ行くのは休みの日だけです。そこで先生にも認められた「必勝法」を実践して見ることにしました。台に座って10分も経たないで当たりが来ました。
一度止まってもしばらくするとまた当たりが来る。半日で数万円の勝利です。でも1度だけではまぐれや、たまたまの可能性もあります。次の休みの日にも朝からパチンコ屋へ向かいました。また勝利です。その日も数万円の儲けでした。

それ以来しばらくはパチンコでかなり「おいしい」思いをさせてもらいました。

その必勝法? それは簡単には教えられませんよ。でもある条件の店で、ある条件を満たした人が、ある台に座ればその必勝法に近い勝率は叩き出せるでしょう。「ある条件」はなかなか簡単ではありませんが、その方法を見つけ出せば巷に出回る「攻略法」や偽の「必勝法」のように高額で購入しなくとも高い勝率を収められることは私自身が経験したことです。

そうそう。くれぐれもギャンブルは節度を持って、のめり込まないようにしてくださいね。

(伊藤太郎)

タブーなきスキャンダルマガジン『紙の爆弾』!

抗うことなしに「花」など咲きはしない『NO NUKES voice』Vol.7

猫ブームだという。テレビCMでも映画でもドラマでもとにかく「猫」が出てくる。猫カフェはいつ行っても満杯だ。 

さて、まったく興味がないが、「猫カフェ」なるものに出かけたみた。そこまで人気があるなら、覗いてみようというのがジャーナリストの好奇心というものだ。ある都会の片隅に1時間1000円で、延長は10分ごとに100円取られるという猫カフェがあった。

◆「猫が嫌がるので体を触らないでください」などと注意を受ける

ここでは、某アイドルグループのように「人気投票」が行われている。1位の猫は、常に客が離さないのでなかなか触れることができないという。入口で「猫ちゃんを抱っこするのはやめてください」「この猫は、嫌がるので体を触らないでください」などと注意を受ける。まるでキャバクラのキャストへの注意事項を聞いているようだ。

猫と遊びにきている客はカップルが多い。
「猫が好きなんですが、今のアパートでは飼えないので来ています」と20代OLは言う。また、巷では、「猫友」なんていうものが増えていて、そこで友達になったり、「猫カフェナンパ」で恋人を作る男もいるそうだ。

猫カフェにいるような連中はヒマラヤンやスコテッシュなどのブランド猫で購入すれば10万円ほどする種類だっている。
「猫カフェにいるようなスター猫は病気をしやすんです。それに人間に物怖じしないような種類を選んでいる。いわゆる本当の猫じゃないです」と愛猫家は言う。

◆ボトルを入れると機嫌がよくなるキャバ嬢のように

確かに「人間慣れ」しているためか、オモチャでじゃらしても反応しないし、まったく鳴かない。触っても「また人間か」というような飽きた表情をする。それでもちゃっかり「エサの時間です」という店員の呼び込みがなされると客に媚びてくる。まるでボトルを入れると突如として機嫌がよくなるキャバ嬢のように。

そんなわけで「作られた」動物愛護空間がそこにあるが、違和感が満載だ。

だれかが言った。
「こんなところに閉じ込められて猫は幸せなのかね」
それは猫に聞いてみないと〝ニャンとも〟わからない話だ。

だが少なくとも、僕には、街中で鼠を追いかけている野良猫のほうが生き生きとしているように見えるのはなぜだろう。本当は「獲物を追う」のが猫の本能だからか? その答えはまた次回にしよう。

▼ハイセーヤスダ(編集者&ライター)
テレビ製作会社、編集プロダクション、出版社勤務を経て、現在に至る。週刊誌のデータマン、コンテンツ制作、著述業、落語の原作、官能小説、AV寸評、広告製作とマルチに活躍。座右の銘は「思いたったが吉日」。格闘技通信ブログ「拳論!」の管理人。

タブーなきスキャンダルマガジン『紙の爆弾』!

抗うことなしに「花」など咲きはしない『NO NUKES voice』Vol.7

10月30日、19時から行われた「加川万博 新木場1stRING」 は、キャットファイトの団体、CPEがバックアップして、ニコニコ動画の人気配信者であるティロ・フィナーレ加川が格闘技を仕切るというもの。

MCパートナーにこれも人気配信者の石川典行を配して、しんやっちょ、 便所太郎、TJ、なあぼう、ももえり、杏音、みずにゃんなどの人気レスラーを集めてのイベントはおおいに盛り上がった。

「だが、一番盛り上がったのは、ももえりと杏音の『追いはぎデスマッチ』でしょう。この日に収録しているニコニコ動画は基本的にエロはNGだから、絶対に乳首ポロリや股間ポロリはNG。それでも、杏音は乳房が見えそうで見えない絶妙な脱がせかたをされていたし、股間を広げるのも格闘技に見える範囲で、まさしく『エロい格闘技』の神テクを見せつけました」(ファン)

ゲームや料理実況、雑談、アニメ批判などマシンガントークでたくさんのファンをかき集めた「ニコ生の神」の加川もバトルロイヤルに参加し、「か~が~わ~」のコールが鳴り響いた。
「ニコ生を見ていない人はなんのイベントかよくわからないでしょうね。それでも、金曜という忙しい夜なのに会場は超満員。そしてカップルも多く来場するという人気ぶりを見せてつけた。

要するに「素人あがり」が客を集める時代が到来したのだ。
「ニコ生ファンは、地下格闘技であるキャットファイトとうまく客層がリンクする。これからもニコ生とキャットファイトはコラボしていくのでしょう」(同)

それにしても最後に、全員の挨拶が終わっているにも関わらず、「唯我」という格闘技家が乱入して「おれと勝負しろや加川!」と叫んであと味の悪さを残した。これが「加川万博」の第2弾の予告だとしたら、演出もまさにプロ。素人っぽいイベントがプロのそれを陵駕する時代がやってきたといえるだろう。

▼ハイセーヤスダ(編集者&ライター)
テレビ製作会社、編集プロダクション、出版社勤務を経て、現在に至る。週刊誌のデータマン、コンテンツ制作、著述業、落語の原作、官能小説、AV寸評、広告製作とマルチに活躍。座右の銘は「思いたったが吉日」。格闘技通信ブログ「拳論!」の管理人。

◎NJKF-DUEL.3「勝利に飢えた猛獣たちの決闘・第三章」報告
◎美しきムエタイ女子リカ・トングライセーンのど根性ファイトに大喝采!
◎日本のキックボクシングが情熱と音楽の大国アルゼンチンと繋がった日
◎川崎中1殺害事件の基層──関東連合を彷彿させる首都圏郊外「半グレ」文化

唯一無二の特報を同時多発で怒涛のごとく!『紙の爆弾』12月号絶賛発売中!

〈埼玉で人気の「キングオブエロポップお姉」逢坂みのり〉

埼玉県では、ロックが人気を押し戻している。
「モーニング娘。」のゴマキに似ているロッカーが人気だという。
「ゴマキ顔なのにエロMCが 全開、しゃべればドSだというキャラでファンを急速に拡大している逢坂みのりは、確かに埼玉で人気で、CDも売れている。そもそも埼玉でロックが受けているのは、ご当地テレビの『テレたま』やFM局『NACK9』がロック番組を多く組んだり、路上でのライブが文化的に『有名になる登竜門』として認知されており、大宮、浦和あたりでは、「タテノリ」のロックアイドルが路上でライブをやっても人だかりがすぐできるような雰囲気はあります。ロックが人気なご当地でロックアイドルの逢坂みのりがライブをサマーフェスでやるというのは、ロック好きのファンの間でちょっとした話題を集めていました」(音楽関係者)

8月15日に埼玉県の埼玉会館小ホールで午後11時30分から開催された『SAITAMA・Summer・Rock Festival』では『市川水産』や『CROSSOVER』ら若手バンドにまじって登場した埼玉の逢坂みのりがひときわ目立った。13時5分に青い照明を浴びて登場するや否やファンの大喝采を浴びる。観客は40人ほどでマスコミも数人という小さい規模ながらも、会場は熱気にあふれてバリエーション豊かな照明に踊る観客の汗がきらめく。新曲『VOICE』を披露するとファンたちが総立ちした。

「キングオブエロポップお姉」を自称する逢坂は、「今日はいつもと客層がちがってまじめだから普通を目指そうと思う」と慎重に、30歳オーバーが多い空気を読んで歌いだしたが、2曲目を終えると「お前ら暴れられるのか」と観客をあおりつつ、MCでは「私のこと、嫌いな人は立て」と客に命令して、かんちがいした数人が立つと「ざけんなよ」とぶち切れ。

「このサディスティックなトークがみのり嬢の魅力なんです。あの足に思い切り踏まれてみたい」

「みのりんは2012年にはもうバンド活動していたんですけどタレントとしても活動していたので今ほど『お姉』キャラじゃなかったんです。今、下ネタ中心にふりきったエロキャラでロックアイドルをやっているみのりんは最高です」
と来ていたファンは魅力を解説する。

物販では、自らがCDを販売。
「写真をたくさん撮ってくれてありがとうございました。また来てください」と声をかけられた。

ニコニコ動画で地道にファンを集めてきた逢坂は今年、ライブの予定がぎっしりだ。

完全に「ロックの埼玉」を虜にしていた。

「みのりを紅白に押しますよ。見ていてください」

埼玉県民が好きなものに熱中すると、かならずヒートアップです。浦和レッズに西武ライオンズ、そしてロックファンは思い込んだら一途そのもの。埼玉のファンを味方にした逢坂は、ブレイクするかも。

▼ハイセーヤスダ(編集者&ライター)
テレビ製作会社、編集プロダクション、出版社勤務を経て、現在に至る。週刊誌のデータマン、コンテンツ制作、著述業、落語の原作、官能小説、AV寸評、広告製作とマルチに活躍。座右の銘は「思いたったが吉日」。格闘技通信ブログ「拳論!」の管理人。

◎混沌に風穴を空ける新日本キックボクシング!──WINNERS 2015 3rd 報告
◎川崎中1殺害事件の基層──関東連合を彷彿させる首都圏郊外「半グレ」文化
◎売り子に視界を遮られ、肝心なプレイを見逃す東京ドームのキャバクラ化

『紙の爆弾』10月号絶賛発売中!

[総力特集]安倍晋三の核心!
体調悪化、原発回帰、カルト宗教、対米追従、芸能人脈、癒着企業の深層と真相

するな戦争!止めろ再稼働!『NO NUKES voice vol.5』創刊1周年記念特別号!

 

美しすぎるニコ生主として話題の「美海」が芸能事務所からの猛オファーを受けているという。

なにしろコミュ開設からわずか3日間でコミュ二ティレベル66、実質2日間の放送で満席の63,000人(ミラー放送除く)を集めて、そのキュートなルックスと、バストがチラリと見えるようなサービスで「PVみたい」「見ているだけで癒される」「何をしても、どの角度でも可愛い」と大人気のDJ番組だ。


◎[参考動画]ニコ生で超絶美人がノリノリで踊る♪ 【美海】(Nama Nushi 2015年9月12日公開)

「これを見るために、会社を休む人がいるほどで、ニコニコ動画本社には「連絡先を知りたい」「ファンクラブはありますか」と問い合わせが殺到しているという。

なにしろわかっているデータは少なく、
歳:20歳
身長:158
職業:美容院の受付
彼氏:なし
配信内容:歌う(90’ポップス)踊る(洋楽ダンスミュージック)
ツイッター:https://twitter.com/61miu
というくらいしかない。

「まるでモデルが出ているような豪華な絵がニコ生で見れるのがウリですが、本人は芸能界に入る気はさらさらないですよ。音楽が好きで視聴者と一緒に踊りたいから番組を始めただけです」(音楽ライター)

果たして、その曲選びのセンスも、またときおり見せる踊りもキュートだと評判だ。
「僕が聞く限りでは、複数のモデル事務所からオファーがあったようです。なにしろそのままパリコレに出てもおかしくないルックスですから。ファンとしては、このまま芸能界に入ってほしくない。いつまでもニコ生のアイドルであってほしいです」(ニコ生ファン)

プロのDJやゲーマー、もしくはジャーナリストたちがしゃかりきに集まって口角泡を飛ばしても、彼女ひとりにはアクセス数でかなわない。

「それでも、星の数ほどDJは生放送しているし、プロの音楽家も曲紹介をしているが彼女のような素人に視聴者数で圧倒されていることに『恥ずかしい』と思ってほしいね」(同)

それもそのはずで、力んで社会的に影響を与えようと吟味して主張しても、視聴者が200人以下でしらけきった番組が山ほどあるのもまた事実だ。

「当分の間、美海を越える美女DJは登場しないでしょう。彼女はもう、自分の世界を作っています。別にプロダクションがつく意味はないでしょう。彼女自身が動くプロダクションなのです」(前出・音楽ライター)

果たして、今後も美海ちゃんにとりつかれた男たちが彼女の生放送に合わせて、絶賛の書き込みを続ける。


◎[参考動画]【ニコ生】美人生主がセクシー配信【美海】(Nama Nushi 2015年9月11日公開)

(鈴木雅久)

◎江戸川乱歩賞──池井戸潤氏はなぜ呉勝浩氏受賞に異を唱えたのか?
◎付録つきファッション雑誌の覇者、宝島社のビジネスにかげり?
◎「テロの危機」煽れば増える「警備利権」と警察天下り

月刊『紙の爆弾』10月号絶賛発売中!

[総力特集]安倍晋三の核心!
体調悪化、原発回帰、カルト宗教、対米追従、芸能人脈、癒着企業の深層と真相

するな戦争!止めろ再稼働!『NO NUKES voice vol.5』創刊1周年記念特別号!

なにごとも体験と思うが、多忙でなかなか体験できなかったひとつに「アイドル撮影会」がある。4月18日、かねてより「腰高」「美脚」のアイドル、大智そあちゃんの撮影会に行ってみた。

「撮影会」は、1時間近くもアイドルを独占でき、今や大盛況となっている。今は、アイドルとのつきあいかたとして重要なのが、「アイドルの、自分だけの表情を撮影してアルバムを作る」というスタイルであり、デビューしたばかりの新人とて、「ファンミーティング」ないしは「撮影会」にて、少しずつ、ファンを増やしていけるのだ。

◆元バレリーナの大智そあちゃんは「今、タンゴにはまっています」

とりわけ、ダンサーとしての大智さんは、体が柔らかく、元バレリーナの特性を生かして、片足をあげたバレエポーズや、鍛えた体幹を利してのポーズなど、さまざまな要求にこたえてくれた。

アイドルライターは語る。

「僕はアイドル養成スクールも取材しますが、長時間、体をカメラマンの要求にこたえることができる体力づくりがものすごい重要なテーマになっています。スポーツジムと契約しているアイドルたちもいますよ」

大智さんもスレンダーなボディを維持しているが、「今、タンゴにはまっています」と言う。

そういえば、筆者は池袋の某スポーツジムに某有名アイドルグループを見たが、こっそり仲がいいジムのスタッフに「あれはアイドルグループの××か?」と聞くと、こっそりと「見たことは口外しないでくださいね」と釘をさされた。

まあ、今のアイドルは踊って歌って、長時間の撮影にも耐えないとならないので、体力が必要なのだろうな、と思う。

感じたのは、「長い間、撮影していないと、カメラを扱うのに勘が狂ってくる」という点だ。今時のカメラの性能はかなり高くなっており、まちがっても露出オーバーやアンダー、もしくは、シンクロしていなく、ピンぼけしたりはしない。だが、好みのモデルと会っていて心臓がドキドキしていたりすると、なんともうまくショットが決まらないのだ。

現実として、今は秋葉原のソフマップや、スタジオでは、アイドルたちの撮影会はもはや百花繚乱。スタジオを運営している戸高光男氏は語る。

「ありがたいことに、アイドルの撮影会で、今年の7月末まで予定は埋まっていますよ。逆に、箱(スタジオ)はもう都内で抑えるのが難しくなってきているのではないでしょうか。料金もどんどん格安になっていきますし、これからはかなり競争が激しくなっていくでしょうね」

◆アイドルと1対1になり、好みのポーズが撮影できる至福の時間

さて、50分におよぶ撮影は、汗だくになったが、なんとか終えてさまざまなポーズの「お気に入りショット」を撮影することができた。

こうして自分で体験してみると、「アイドルと1対1になり、なおかつ好みのポーズが撮ってもらえる」というにはなかなかに至福の時間だろう。

今、ロリータアイドルの撮影会で、「抱っこ撮影」が問題となっているようだが、そんなのは論外だ。一部のルールを守らない人たちのおかげで、全体が批判されては困る。

かつて、90年代に何度めかのレースクィーンが出てきたときに、筆者はライターとして鈴鹿サーキットや筑波サーキットに乗り込み、鈴木史華や須之内美帆などのスターをリアルタイムで撮影&インタビューした。

基本的に気が合うスタッフたちと一緒だったので、楽しいロケツアーだったが、外でレースクィーンを撮影していると、私たちスタッフの横から、後ろから、あるいは私たちの前をさえぎるようにして、一般のファンが撮影を始めるので「すみません、目線が動くのでどいていただけますか」と、ファンに叫ばなくてはならなかった。もちろん、ファンだから撮影するなとは言えない。

そうしてファンは「撮影したがるもの」なのだ、ということがいやというほどわかってきた。

◆アイドル撮影会は「先物買い」感覚

アイドル撮影会を始めた人たちは、そんなファン心理をよくわかっていたと思う。ソフマップでよくアイドルがDVDや写真集の発売に引っかけて、撮影会を行うが、常に人であふれかえっている。

撮影会の様子をニコニコ動画などで中継したほうがいいと思うが、そうなるとハプニングが起きたときに困るから、難しいだろうなと思う。

いずれにせよ、ファンとアイドルが近くなる、という点で撮影会はとても有益だ。筆者は、「AKB48」の初期を知っているが、撮影会でなかなか人が集まらずに、大島優子や前田敦子が自ら秋葉原の街頭に出て、チラシを配っていたのを覚えている。つまり、現時点で、スターの卵で初々しいかもしれないが、将来的に「大スター」になるかもしれない、という点で、アイドル撮影会は「先物買い」をしている感覚になるのである。

好みのモデルがいたら、ぜひ撮影会に出かけてみていただきたい。その至福の時間に、あなたは幸福を感じるにちがいない。

(小林俊之)

 

大智そあちゃん(ピンキーガール撮影会より)

大智そあちゃんは、新宿シアターミラクルで5月8日から10日まで
「Anna Produce心のプリズム vol.6 闇をときなす音色」
という舞台に出演予定だ。(企画・制作 プリズム)

◎自粛しない、潰されない──『紙の爆弾』創刊10周年記念の集い報告
◎「書籍のPDF化」を拒み、本作りを殺す──経産省の「電子書籍化」国策利権

自粛しないスキャンダルマガジン『紙の爆弾』目下話題の6月号発売中!

 

仕事でいまだに年間300本近くのAVを見るが、まったくしがらみもお仕着せもなく、もしおすすめできる人妻女優がいるとすれば、3人にしぼられるだろう。

◆雪菜のお勧めは「美人妻が嵌った誘惑エステマッサージ」

雪菜「美人妻が嵌った誘惑エステマッサージ」MAXING

まずは雪菜。雪菜は、「女雀士」という肩書きで、衝撃デビューを果たした。コケテッシュで、スレンダーながらも巨乳。腹筋も締まっている。麻雀プロなのにもかかわらず、麻雀をしているAVは1作のみで、その姿こそプロならではのツモりかたをしていたが、「リーチ」のときに誰も点棒を出さない点を、雪菜は指摘しなかったのだろうか。まあ重箱の隅をつついていてもしかたがない。

AV女優は「普通に撮る」「無理めな尺八を受ける」「精子をかぶりまくる」「乱交する」「SMする」「何十発も入れられる」「黒人とする」「野外でする」という、だんだんエスカレートするコースを歩むものだが、雪菜とて例外ではない。

ただ、特筆すべきは、通常であれば、月に何作もリリースして飽きられるという売り方ではなく、それ相応に作品をリリースする間隔をあけていることだ。つまり、メーカーは、雪菜が今度、どんなセックスをするのか、首を長くして待っている「枯渇状態」を作っているのだ。

作品はすべて「マキシング」というメーカーから出ているが、「美人妻が嵌った誘惑エステマッサージ」(マキシング)がおすすめだ。エステに訪れた人妻が、エステの秘密をする。それは、イケメンの店長が、ひそかに秘部をマッサージしてくれる上に、極太の肉棒をぶちこんでくれる。もはやエステに通い、欲望を解放させるのが日課となった雪菜は、日中からエステで愛撫を受けて、愛液をしとどに垂らす。やがて欲望は究極までふくらみ、ついに雪菜はこう店長に懇願する。「主人が休みの日に、家に来てくださいませんか」と。その哀願の刹那に、男たちのリビドーは爆発するのだ。

◆『ごめんなさい、あなた…。』の林ゆな

林ゆな「ごめんなさい、あなた…。」プレステージ

さて2人目を紹介しよう。「38歳ながらも、重力に逆らう乳房と美尻」のキャッチコピーで人妻AV女優としては、スマッシュヒットを連発しているのが林ゆな。2013年12月にプレステージからデビューして、早くも37タイトル。確かデビューした作品は『パーフェクト過ぎるFカップ人妻 林ゆな38歳 AVデビュー』(プレステージ)で、「浮気している旦那への腹いせ」としてAVに出たとのことだが、セックスを繰り返すごとに、乳房も尻も張りが出てきて、どんどん艶っぽくなってくるのがすばらしい。

あえてひとつ選ぶとすれば、チョイスが難しいが『ごめんなさい、あなた…。 林ゆな』(プレステージ)だろう。なにかのまちがいで、旦那が犯罪を犯してしまう。刑務所に面会に行った帰り、旦那の同僚に励まされるが、あまりにもつらすぎて同僚の体を求めてしまう。雨の中で「同僚」の目線の温もりに耐えられず、男の温もりを求めて、旦那以外の男を初めて家にあげるゆな。そして背徳の時間が始まるのだ。

林ゆなは、挿入されると、あるいは愛撫されると、腰がびくん、とエビ反るのが特徴だ。とりわけ、後ろからインサートされている場面では、男根がちぎれてしまうのではないか、と心配するほど腰を上下にピクつかせている。まあ、林は顔がイタリアのセレブ妻のような雰囲気を漂わせているので、ダイナミックな官能と、肢体のリアクションも込みで人気の秘密なのだろう。いずれにせよ、林の年齢にあらがうかのような「若さ」には着目すべきだ。

◆『罪深き秘蜜の関係』の竹内紗里奈

竹内紗里奈「罪深き秘蜜の関係」アタッカーズ

最後に推薦したい人妻女優は、おそらくあまり知られていないだろうが(失礼)、竹内紗里奈(※現在は引退し、『竹内ゆきの』名義で女優として活躍中)とする。竹内が急浮上する理由は、ここのところ、AV市場は、人妻ものが定番で、なおかつ「ドラマ性があるもの」が売れているからだ。つまり竹内の武器は「演技」である。雪菜も、林ゆなも人気を博しているのは、それなりにドラマ性がある作品に耐えうる演技をしているからだ。

もちろん、台詞使いや、表情などはプロの女優には足元にも及ばないが、そのプロの女優に迫る勢いなのが竹内。白い肌も、貞淑そうなふるまいも、和風な物腰も魅力だ。しかしながらインパクトに欠けるそのたたずまいは、本来であれば、もしかしたら企画系AV女優で終わってしまうかもしれなかった。だが竹内を起用したメーカーたちは、この時代ならではの「人妻の背徳」を背景にした作品でさえを見せる竹内に太鼓判を押すだろう。監督たちは、さすがに先見の明があったのだ。

あえてあげれば、作品としては、『罪深き秘蜜の関係 竹内紗里奈』(アタッカーズ)が秀逸だと思う。ドラマ性を重要とするアタッカーズは、「いけないながらも、体が男を求めてしまう」という背徳性と、その倫理に逆らう肉欲との葛藤がテーマだ。

作品のストーリーはこうだ。竹内は、旦那の弟から衝撃の告白を受ける。旦那の遺伝子鑑定をしてみると、実は旦那と父親は実の親子でないというのだ。旦那の弟は「兄が管理しているオヤジの貯金通帳を寄越せ」と竹内に迫り、ついでに「兄貴と縁を切るのはいいが、あんたと切れるのはもったいない」としてレイプされてしまうのだ。そして、何度も犯されるうちに「女性としての悦楽」に目覚めてしまい、すべてを捨てて弟のもとにバッグひとつで駆けつけるのだ。

弟がひそかに家に遊びにきたときに驚く表情、そして弟に抱いてほしいと懇願する、そのエロチックさと大胆さ。監督の計算を超えて、竹内の白い体は男を求めてうねりだす。かくして、3人の女優は、見せ所を知っている。この時代に、輝くにはあまりにも純粋で、希有な人妻女優たち。ひとつ、このゴールデンウィークは、彼女たちの肢体を堪能するのもいいかもしれない。

▼ハイセーヤスダ(編集者&ライター)

テレビ製作会社、編集プロダクション、出版社勤務を経て、現在に至る。週刊誌のデータマン、コンテンツ制作、著述業、落語の原作、官能小説、AV寸評、広告製作とマルチに活躍。座右の銘は「思いたったが吉日」。格闘技通信ブログ「拳論!」の管理人。

◎川崎中1殺害事件の基層──関東連合を彷彿させる首都圏郊外「半グレ」文化

◎売り子に視界を遮られ、肝心なプレイを見逃す東京ドームのキャバクラ化

◎アギーレ解任前から密かに後任候補を探していた日本サッカー協会の本末転倒

経営権を巡る父娘の対立が激しさを増している老舗の家具メーカーの大塚家具。創業者である父の大塚勝久氏が2月25日に突然会見を開き、長女の大塚久美子社長に辞任を求める異例の事態に発展した。

「安い家具メーカーの台頭で、売上が凋落し、会社の改革を求める大塚久美子社長と、昔ながらのやりかたを求める勝久会長との確執ですよ。家族内の内紛というより、経営方針の食い違いで、お互いの弱みをマスコミに暴露する泥試合となっています」(経済雑誌記者)

◆「家具屋姫、暴虐の羞恥~欲しがりません、勝つまでは」などなど

なお、このトラブルに乗じて「久美子社長は、あの年齢にしては美人だ」というところから始まり「家具屋姫、暴虐の羞恥~欲しがりません、勝つまでは」というタイトルのAVや「お家騒動 ベッドで突いて」などという乱交もののAVも企画されているようだ。

「この女社長がやらせてくれないと、社員たちが下半身にストレスが溜まり、優秀な社員が退社してしまう」と社内が混乱したり、「父親を社長に戻して家畜にして欲しい」とOLが叫んだり、「大株主さんを肉弾で落とす女役員が出現」など、企画会社がメーカーにプレゼンするシナリオは懲っているのひとこと。問題は女優だが、「林ゆな」「雪菜」などの人気熟女が候補にあがっているという。

「こうした社会的な出来事を、すぐにAVのタイトルと企画に反映させる」手法は、AV業界ならではだ。

「年老いた会長と、熟女の社長が近親相姦するという案も出るには出たが、あまりにもリアルなので却下されたと聞いています」(AV業界関係者)

アイデア一発で、ヒットにつながるので、こうした時事ネタの企画が今はAV業界では通りやすいようだ。

「さすがにイスラム圏で拉致されて、女ジャーナリストが乱交してきたという内容の企画書がありましたが、すぐにボツになりましたね」(同)
今やAV業界を見れば世相がわかる。不謹慎ながら、川崎の中1事件になぞらえて「川崎ギャングにレイプされて」なんていう不見識なタイトルが浮上してくるのも時間の問題かもしれない。

◆「機を見るに敏」の妙技──AVコピー大賞はないものか

その昔、「喜びも悲しみも幾年月」という映画があった。これを真似てAVは「喜びの悲しみもイク腰つき」ときた。また「インタビュー・ウィズ・バンパイア」というドラキュラの映画が受けたら、「インサート・ウィズ・バンパイア」とタイトルがつけられて、ドラキュラとAV女優の絡みのAVが受けた。

沢尻エリカが映画のキャンペーンで女子アナに「ロケーションの思い出は何かありますか」と聞かれて「別に」とぶっきらぼうに答えた場面も「別に…犯された女優のレイプ?生意気過ぎる女」などというAVも出た。
「タイトルをつけているのは監督や現場のプロデューサーです。とくにコピーライターや専門の人が入っているわけではありません」(AVライター)

小保方騒動があったときは「万能性欲ERO細胞はあります…」理系女子リケジョの性欲は激ヤバイらしい…研究ユニットリーダー小●方さんが媚薬研究しているうちに…「研究に不正はありません!私自身が臨床実験に成功、性交し効果を体感しています」との長いタイトルの作品が、また、これはボツになったが、例の水商売のアルバイトの過去により内定取り消しとなった女子アナ事件を彷彿とさせる「女子アナ面接 受かるためには過去を消してアナルで奉仕」なる作品も企画としてあがっていた。

「まさに機を見るに敏。『アナルと天国ゆきの女王』とか、タイトルが先に決まってから、内容を合わせていく撮影のやりかたもあります。ただ、このところ秀逸なものは見あたりませんね。頻繁に今、制作会社は、企画を募集していますが、それとて『おもしろいタイトルが思いつかない』からだと言えますよ。タイトルが美しく、ジャケットがエロければ作品は売れますからね」(同)

ほかには、おもしろいタイトルは「渡る世間はエロばかり」「20センチ少年」「こきせん」「となりのスカトロ」「不思議なクンニのアリス」「前戯なき戦い」などなど。

「もしもAV作品にその年の優秀なものを表彰する『タイトル賞』があれば、さぞかしレベルが高いものになるでしょうね。なにしろ、タイトルを考えるだけで一週間も連続して会議してへとへとになった制作会社もあるほどですからね」(AV業界関係者)

◆新人ADに「タイトルを100考えろ」と命じるAV業界の激しい競争力

一年目のADなど、「タイトルを100考えろ」などと上司に言われるのはもはや常識。だからこそ思いつかないで新人がビシバシ退社、常に募集しているという事態に陥っているのだが。

2000本も売れれば大ヒットと言われるAVの世界。今、無料でエロ動画が楽しめる時代ゆえに競争は激しい。メーカーのホームページを開けば、確かにどこもかしこも企画を募集している。一旗あげたい諸兄は、一度応募してみるといいかもしれない。

(伊東北斗)

◎誰もテレビを見ない時代が到来する?──テレビが売れない本当の理由
◎粗製濫造で編集劣化──「女性向け官能小説」電子書籍化事業がこけた理由
◎《誤報ハンター01》芸能リポーターらが外しまくる「福山雅治」の結婚報道

安倍政権「カジノ解禁計画」の背後にうごめく影──『紙の爆弾』4月号

« 次の記事を読む前の記事を読む »