今年の「万年筆の日」(9月23)は、一部で意外な盛り上がりをみせていた。万年筆は文化人の高貴な道具なのであって、パソコンで書くとしても、その前の思案は、やはりブログなどとは違い、紙に書いて思案するとどこか違うのである。SF映画『スターウォーズ』に描かれる、野蛮な銃を跳ね返す騎士の剣というのと同じである。またPKデックのSF小説にも、未来の世界で万年筆を使う文化人という場面がある。

このところ、あらゆる筆記具が、ワープロとパソコンの浸透によって衰退ぎみであると言われている。また、百円均一店の盛況によって、小さな文具店は次々と潰れている。

これは、書店と同じような事情である。雑誌はコンビニやスーパーで買えるし、書籍の注文と購入はネットで早くできる。生き残れるのは品揃えが豊富な大手の書店ばかり。

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日本シリーズでは、マー君こと田中将大投手(楽天)が1勝1S(1負)と大活躍。それにしても第6戦の160球は投げすぎである。
「メジャーリーグではひとりの投手が120球が限度、それ以上投げるとどこか悪くするというのが常識だ。実際、今回は田中投手がメジャーリーグ入りを希望した場合、身体検査のデータを要求する球団も出てきそうなほど心配の声があがっています」(スポーツ紙記者)
少なくもヤンキース、メッツ、レッドソックスのスカウトが日本シリーズを視察に来て田中投手を値踏みしているのだ。スカウトたちは声をそろえて「投げすぎが心配だ。肩の披露、消耗はどれくらいあるのか」と杞憂の声があがる。

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広島地裁で進行中の公判の様子をお伝えしてきた広島女児カバン連れ去り事件(関連エントリは下記)。10月23日には、起訴前に被告人の元成城大生・小玉智裕氏(21)の精神鑑定を実施した岡山県精神科医療センターの来住(きし)由樹医師が証人出廷したが、またしても興味深い証言を聞くことができた。

来住医師の鑑定によると、昨年9月に事件を起こした当時の小玉氏は、適応障害や広汎性発達障害が認められたが、これらは「犯行に影響がないか、直接的な影響はない」という。つまり、見知らぬ小6の女児をナイフで脅かし、旅行カバンに入れて連れ去ろうとした異常な犯行について、「責任能力は認められる」ということだ。しかし一方で、来住医師は小玉氏について、「広汎性発達障害を基盤とする空想癖」があったと認めたうえで、この空想癖が「犯行に間接的な影響を与えたと考えられる」と証言したのである。

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人が人に手紙を渡した。どこがいけない。と言い切れないのが、今も尾を引いている、山本太郎議員の天皇への手紙手渡し問題だ。
まず、私信であるはずの手紙の内容を、ぶら下がり取材で山本議員は自ら明かしてしまっている。これは社会的常識に欠けている。
そして、その内容である。被曝により子どもたちの健康被害が拡がっていること、現場の作業員たちがいかに非人道的な過酷な環境下で作業しているかということ、そして特定秘密保護法のことなどだという。

昨年10月、天皇は福島県川内村を訪問し、除染作業を視察した。
天皇自身の強い希望があったことが、宮内庁から明らかにされている。
福島第一原発事故が国土に与えた影響について、天皇は憂慮されている。

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エンジニア会社社長の取材は内容が不十分なまま時間が来て終わった。
榛野氏とはこの頃はもう関わりたくないと思っていたので、テープ起こしまでだと値段が違うという話を再度したところエンジニア会社社長からはほとんどお金をもらっていないという話をされた。実際にこれでは1文字1円というかなりの格安仕事になってしまう。これに時間をかけると生活ができないのも事実であり、そういった話も少し大げさにすると「これ以上は出せないんです」と言われるだけだった。後にも先にもライティングのお金が足りないという話をしたのは榛野氏だけである。もうこの人とは二度と関わらないと心に決めていたので、その時は好き勝手に言えた。

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小学校教諭が、廊下を走った児童に土下座させたとしてニュースになっている。半沢直樹のドラマの影響か知らないが(おそらく関係ないが)一つ土下座のニュースが出ると次々と土下座ニュースが飛び込んでくる。

今はこんなことでニュースになるのが不思議だ。よほど日本は平和なのか。この教諭を庇うつもりは毛頭ないが、これぐらいのことは20~30年前、私が子供の頃はいくらでもあった。よく覚えているのは、入学したての小学1年1学期の事だ。「黒板に書いたことは全部ノートしろ」とガタイの良い先生に言われ、書くのが遅い私は必死にノートを取っていた。途中で「書くのを止めて前を向け」と言ったらしいが、夢中でノートを取っていた私は気付かなかった。突然、先生がツカツカと寄ってきて「戸次!前を向けというのが分からないのか!」と怒鳴りつけられ思いっきり拳骨で殴られた。入学して1ヶ月ぐらいの小1に対してだ。勢いで椅子から転げ落ちた。電信柱に激突した時より痛かった。私はわんわん泣いて次の日から3日ほど休んだ。それから泣き虫というあだ名がつけられたが、特に学校として問題になることも無かった。

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なんとも悲しい時代だ。NPO法人ライフリンクの調査で、就職活動を行った大学生に対するアンケートによると「本気で死にたいと思った」と回答した人が21%もいた。そして現実に自殺を選んでしまった人は年々増加し、6年前の2.5倍となっている。

本来、就職活動とは学問を修め終わり、蓄えた知識を生かして世に出る時期だ。ところが現代においては殆ど建前となっている。中学を出れば高校に入る。高校を出れば大学に入る。単にその流れの一つでしかない。通う場所が学校から会社になるだけだ。レールに乗リ続けていないとあっという間に出世コースは閉ざされ、非正規、フリーター、無職引きこもりといったものが現実に迫ってくる。中卒と高卒では就ける職に違いがあるし、収入も違う。大卒でも正規雇用と非正規雇用では明らかな差がある。それを「身分」と揶揄する人もいるが、あながち間違いではない。

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10月24日付「日刊スポーツ」で、野球評論家の清原和博がドラフトについて語り、元PL学園のチームメイト、後に巨人での一緒になった桑田真澄を批判したコラムが話題を呼んでいる。
「昨年末のスポーツ番組の特番で、『最後の対決』として投手と打者として対決。当初に決めていた5球では決着がつかず、けっきょく8球まで延長、清原がホームランを打って『ドラフトで桑田が早稲田大学進学を公言しながらも巨人に指名されて、巨人と相思相愛だと思っていた』清原は無念の涙を流した過去がようやく洗い流されたと思ったら、まだ批判をし続けているとは驚きました。よほど桑田の現状に嫉妬しているのでしょう」(スポーツライター)

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若者がツイッターに迷惑行為、犯罪行為を収めた写真をアップロードして、逮捕されたり停学になる事件が相次いでいる。コンビニのアイスケースに入った事件から、先日は学園祭の打ち上げで喫煙、飲酒した高校生18人がまとめて停学になっている。その類のニュースが出る度に馬鹿だなあ、といった声が上がる。当然馬鹿だとは思うが、ただの馬鹿な学生なのかと考えると、少し考える余地がある。

社会的な良識がある普通の大人であれば、馬鹿だ、と簡単に言える。しかし現在大人である人達の殆どは、学生時代にインターネットが無かった世代だ。インターネットが普及したのは、windows95が発売され、テレホーダイサービスが始まった1995年頃からだ。当時はブログサービスも無ければSNSもなく、携帯電話も普及しておらず手軽に持ち運べるカメラなどはなかった。 続きを読む

2013年10月28日、中国・北京市中心部の天安門で、車が歩道に突っ込んで炎上、5人が死亡し、日本人を含む38人が負傷する事件が発生した。
この事件は、中国から独立を目指すウイグル独立派による「自爆テロ」だと言われている。
ウイグルは本来、〃東トルキスタン〃というのが正式な呼び名であり、ウイグル人は、トルコ人と同じチュルク系民族だ。

その東トルキスタンは、11月11日に独立記念日を迎え、海外に亡命しているウイグル人たちは、この東トルキスタン独立記念日を亡命した各地で祝う式典を開催する。
今回の天安門へ特攻したウイグル人のグループは、まさに東トルキスタン独立を北京で祝う〃祝砲〃だった。

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