昼に会社を出たものの、中途半端に時間が余ったので、渋谷の家電量販店をブラブラする。掃除機の調子が悪いことを思い出す。売り場見てみるか。でも収入の当てがなくなったし、買い物は控えるべきか。
掃除機売り場に自動掃除機なるものが置いてある。丸くて、フライパンの円形部分だけみたいなのが、床中を自動で動き回って掃除するものだ。以前、社長が突然購入して会社の床清掃に使い始めたことがあった。大して広いオフィスでもないのに。値段を見たら8万円と書いてあり、腹が立って店を出る。
最近は家に帰っても気持ちが閉じこもりがちだ。帰る気分になれず、ボンヤリと歩いているうちに宮下公園に入る。昨年だかに改修されて、大分綺麗になっている。以前はホームレスやら、食い詰めていそうなアーティストがパフォーマンスをしていたが、今は静かだ。平日の昼間だからかもしれないけれど。彼らはここを追われてどこへ行ったんだろう。なんて思っていたら、いた。髪も髭も伸ばし放題で、顔が赤茶けた色で汚れているホームレスが、ベンチに座ってパンくずのようなものを撒いている。そのためハトが多数、彼の周りに集まっている。
ミャンマー(ビルマ)の少数民族武装勢力で子ども兵として生きてきた男性は、ミャンマーからタイの難民キャンプに逃れ、その後、アメリカに移住した。
この5月で、スタートして4年になった裁判員裁判。テレビや新聞はまったく報じていないが、4年もやっていれば、その間に当然、冤罪も色々生まれている。そして先日、また新たに1件、裁判員裁判で宣告された冤罪判決が確定した。