つきあいのある出版社も少なく収入も少ないので、確定申告はすぐに終わった。
10数年前、エロ専門の編集プロダクションにいて、年1千万円くらい稼いでいた時があった。成人向け男性誌でもメジャーな雑誌に書いていたこともあったが、他のジャンルに比べて、エロは稼げる、と思えた。
「性欲は本能だから、エロの世界にいれば食いっぱぐれることはないよ」
編集長はそう太鼓判を押して、ニンマリと笑っていた。
だが今、インターネットの普及でエロが無料で手にはいるようになり、皆、食いっぱぐれている。
その編集長も、どこでどうしているか、分からない。

今、得意満面に講演している斑目春樹 原子力の専門家は信用できるのか?
原子力規制委員会は、九州電力の川内(せんだい)原子力発電所の安全審査を優先的に進めることを決めている。3月16日、鹿児島市内で約6000人がデモを行い「原発はいらない」と声を上げた。だが、5月にも審査に合格し、夏には再稼働する公算が大きいとも言われる。
原子力規制委員会は、この原発は安全だとお墨付きを与えるのではなく、規制基準をクリアしているかどうかだけを見る、とのこと。事故が起きたときに、安全だとは言ってない、と言える逃げ道を用意しているわけだ。
こんな原子力規制委員会に、地域と日本の命運を託すのでは、福島第1原発の事故から何も学ばなかったことになる。
時代の変化で、ジャニーズ女性アイドルの出現か?
最後のジャニーズグループ「ジャニーズWEST」の人気がダダ滑りしている。
「そもそも、売れ残りをかき集めて、グループを作った感が否めません。デビュー組で14ものグループと、ソロ活動タレントを7人抱えるジャニーズ事務所では、彼らを宣伝するところまでは、金が回らないというのが実状でしょうね。テレビ局もジャニーズ離れが目立つようになりましたし、『ジャニーズWEST』に関しては、少しずつメンバーが抜けて、自然に解散という流れになるのではないでしょうか」(芸能プロダクション関係者)
今、ジャニーズは大所帯だ。新グループの「ジャニーズWEST」がデビューし、近藤真彦、少年隊からジャニーズWESTまで計83人のタレントを擁することになる。さらに、その下に控えるジャニーズJr.を含めれば、かなりの人数にもなる。
暴力団も参入? 浦和レッズ「応援団の危機」
浦和レッズのサポーターがホームでの試合で「JAPANESE ONLY」という極めて差別的な垂れ幕をスタンドに掲げて、垂れ幕禁止、無観客試合の制裁措置などが科された事件が話題を呼んでいる。Jリーグのチェアマンは、以下のごとく、浦和レッズに制裁を課した。
法律事務所ヒロナカ、今度は佐村河内守
ニセベートーヴェン騒動の“作曲家”佐村河内守氏が、暴露をした音楽大学講師・新垣隆氏の話には虚偽が含まれているため、名誉毀損で訴えると記者会見で述べていた。
実際にどうするかは調査中だそうだが、その調査をしている弁護士の一人は、かの有名な「カミソリヒロナカ」とも言われる切れ者ベテラン弘中淳一郎弁護士の主催する「法律事務所ヒロナカ」の山縣敦彦弁護士であった。
この弁護士には、取材に行って「ノーコメント」と言われたことがある。ちゃんと名刺交換するなど礼儀正しくはあったのだが。
これについて、かつて『紙の爆弾』 に記事を書いた(2013年1月号) が、あの池田ゆう子クリニックの豊胸手術を、熱心に奨められて受けることにした女性が、強引な勧誘だったうえ、失敗した女性の悲惨な話を知って不安にもなったから、拒否したところ契約違反で訴えられたというものだった。
うちな〜噺家、立川志ぃさーの笑いにひそむ、沖縄の真実
3月15日、立川志ぃさー(たてかわ しぃさー)の公演が、渋谷のリエゾンカフェで行われた。
立川志ぃさーは、立川志の輔の番外弟子の、うちな〜噺家(はなしか)だ。
落語の本拠は、江戸(東京)と上方(大阪)。地方出身者はそのどちらかで修行するが、地方の持ち味を芸に現すということはない。
だが、立川志ぃさーは、沖縄の語り口を活かし、笑わせながら、私たちの知らない沖縄を伝えてくれる。
それで、うちな〜噺家なのだ。
この日、第1席で語られたのは、昔から沖縄にいるハブと、ヤマトンチューが持ち込んだマングースとの闘い。
第2席で語られたのは、美ら海水族館の近くにある「美ら海水族館」という名の鮨屋のおばぁと観光客とのやりとり。
抱腹絶倒しながら、きれい事ではないウチナーンチュのしたたかさ、その底流にある哀しさまで伝わってくる。
うちな?噺家、立川志ぃさーの笑いにひそむ、沖縄の真実
3月15日、立川志ぃさー(たてかわ しぃさー)の公演が、渋谷のリエゾンカフェで行われた。
立川志ぃさーは、立川志の輔の番外弟子の、うちな?噺家(はなしか)だ。
落語の本拠は、江戸(東京)と上方(大阪)。地方出身者はそのどちらかで修行するが、地方の持ち味を芸に現すということはない。
だが、立川志ぃさーは、沖縄の語り口を活かし、笑わせながら、私たちの知らない沖縄を伝えてくれる。
それで、うちな?噺家なのだ。
この日、第1席で語られたのは、昔から沖縄にいるハブと、ヤマトンチューが持ち込んだマングースとの闘い。
第2席で語られたのは、美ら海水族館の近くにある「美ら海水族館」という名の鮨屋のおばぁと観光客とのやりとり。
抱腹絶倒しながら、きれい事ではないウチナーンチュのしたたかさ、その底流にある哀しさまで伝わってくる。
高裁判決を前に、鳥取連続不審死事件の上田美由紀被告が『紙の爆弾』に独占手記
2009年に鳥取県で2人の男性が「不審死」した事件で、強盗殺人罪などに問われ、一昨年12月に鳥取地裁の裁判員裁判で死刑判決を受けた元スナック従業員、上田美由紀被告(40)。一貫して無実を訴え、現在は広島高裁松江支部に控訴中だが、今月20日の控訴審判決公判に先立ち、現在発売中の「紙の爆弾」4月号に独占手記を寄稿している。
手記を発表したいと考えた時、獄中で読んで「食事もとれないくらい泣きまくった」というほど感動した本『女性死刑囚』(深笛義也著)の版元・鹿砦社が発行する雑誌で、拘禁者の間でよく読まれている同誌への掲載を希望したという上田被告。手記の内容は、2009年秋に詐欺の容疑で逮捕されてから足かけ5年に及ぶ拘禁生活の話が中心だ。
たとえば印象深いのが、第一審が終わるまで勾留された鳥取刑務所で不安のために頭髪が「落ち武者状態」になるまで抜け落ち、食事もとれなくなった際のエピソード。この時に世話になった女性刑務官が大好きで、「小さい母ちゃん」と呼んでいたという上田被告。「小さい母ちゃん」が退職し、会えなくなった時のことを思い出すと、今も悲しい気持ちになるという。
青少年よ! 真のエロスを求めるなら、ネットではなく文学に向かえ
ネット・ポルノ依存が、10代に広がっているという。
東京では4年前、青少年保護育成条例の改訂で賛否の議論が沸騰したが、書店などにいくら規制をかけても、スマホで青少年がポルノ動画を見てしまう。
良識派でない私としても、これは困ったことだなと思う。
一方で、大学生で読書時間がゼロの者が4割という結果が、全国大学生活協同組合連合会の行った、「第49回学生生活実態調査」で出ている。
この2つは、関連しているのではないか。
私が中学生の頃、近所にポルノ映画館があり、たびたび鑑賞に行った。
もぎりのおばちゃんも気づいていたんだろうが、通してくれた。
だが、その頃のポルノ映画は、それほどの満足を与えてくれるものではなかった。
だれが言い出したのかパワースポットなる言葉
流行やブームというものは、大抵仕掛け人が存在して、ブームを起こすことでビジネスにしている連中がいるものだ。食べ物、ファッション、観光地、何でもそうだ。
誰が言い始めたのか知らないが、いつの頃かパワースポットという言葉を聞くようになり、今ではパワースポット巡りなるものが流行っているという。神社や仏閣などが多く、「巡礼客」が数倍に膨れ上がったところもある。単なる観光地であれば、利益増の恩恵を受けて万々歳かもしれないが、神社ともなると必ずしもそうは言えない。元々営利団体ではないのだから、鳥居も通らず参拝もせずただパワースポットとされる場所に集まってベタベタ触って帰っていく「巡礼客」はあまり歓迎されない。