天然ガスは代替エネルギーたりうるか

福島原発事故以降、電力各社は原発の再稼働がままならないまま、ほかのエネルギー源へのシフトを迫られている。なかでも天然ガスへの依存が増えている。脱原発論者の中にも、天然ガスがあるから全部の原発を止めても大丈夫だと主張する人もいる。世界的には2005年から原油生産が天井に突き当たった感じで生産が伸びず、原油価格の高騰がつづいてきた。それを受け、玉突き状に天然ガスの需要が増えている。

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「東電と癒着」マスゴミを斬る!インチキゲンチャーたちに明日はない(10)

雑誌『ソトコト』(木楽舎)は東電も含み電力関連の広告が震災前の1年間(2010年3月~2011年3月)で75ページもあり、他誌を圧倒する量だ。『ソトコト』のホームページよると雑誌コンセプトは「地球と仲良くし、楽しく生きていくためのライフスタイルを探り、提案していく」ことのようだ。震災前は「ロハスクラブ」という連載を5ページで展開していた。

「『ロハスクラブ』は、東電関連の社団法人です。ロハスクラブのPRページには、東京電力のクレジットが入っています。『ソトコト』が運営するカフェがTEPCOの1Fにあることからも、東電との癒着は明らかです」(電気メーカー社員)

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「東電と癒着」マスゴミを斬る!インチキゲンチャーたちに明日はない(緊急報告編)

今週の『週刊新潮』(4月5日号)を見てひっくりかえった。カラー3ページで、「巨大津波から原子力を守れ 中部電力・浜岡原子力発電所に出現する海抜18メートルの壁」と題して、浜岡原子力発電所と太平洋の間に1.6キロに渡って建設中の防波壁(擁壁)の一部の写真を掲載し、その工事現場の進捗ルポをグラビアで展開している。

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「東電と癒着」マスゴミを斬る!インチキゲンチャーたちに明日はない(9)

メディアにばらまかれた、年間2000億円ほどの東電の広告費。そこにこめられていたのは「原発について多少危険があっても、黙認してくれ」というシグナルである。
小学館の罪にも触れよう。
『週刊ポスト』には、震災前の1年間に16ページほど東電関連広告が入っている。東電の接待は、事故や不祥事の直後に豪華になる。海外出張のときに現金を渡したり、誕生日や家族の記念日にかこつけて数十万円の商品券を送ったりもした。

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『東電・原発副読本ーー3・11以後の日本を読み解くーー』【ブックレビュー】

「みなさんが何を言っても、委任状ですでに過半数をとっているんです。何をやっても無駄です」
昨年6月28日、東京電力の第87回定時株主総会で、勝俣恒久会長が放った言葉だ。
原子力発電からの撤退を決議する議案が、402名の株主によって提出された。会場では、明らかに賛成の挙手が多かった。
勝俣会長は、委任状の存在によって、反対多数だとして、これを否決した。
あらかじめ、出席しない大株主たちから、委任状を取っていたのだ。

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「東電と癒着」マスゴミを斬る! インチキゲンチャーたちに明日はない(8)

あまたある「東電マネーに溺れたマスコミ」の中でも、「福島第一原発」そのものの安全性をPR広告で入れた、『週刊朝日』(朝日新聞出版)の犯罪性を見逃すことはできない。11年の新年号で「福島第一原子力発電所レポート」を4ページにわたって掲載。吉田所長(当時)の写真入りで「ベストミックスで安定した電力供給 プルサーマルで実現する発電の未来」と題して、福島原発の安全性をPRしつつ、プルサーマル発電を大きく宣揚し、解説している。また、「見どころいっぱい福島県浜通りの観光スポット探訪」と題して、浜通りの名所「いわきマリンタワー」や、風光明媚な「塩屋崎灯台」などを紹介している。

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「東電と癒着」マスゴミを斬る! インチキゲンチャーたちに明日はない(7)

どうやら、大手新聞社の幹部が東電関連の会社に「天下り」するのは、いまでは常識となっているようだ。現実として、財団法人電力中央研究所の名誉研究顧問は中村政雄氏(元読売新聞論説委員)で、研究顧問として志村喜一郎氏(元朝日新聞経済部記者)、小邦宏治氏(元毎日新聞論説委員)となっている。さらに財団法人日本原子力文化振興財団の監事は岸田純之助氏(元朝日新聞論説主幹)、同財団が発行する『原子力文化』編集部には鶴岡光廣氏(元毎日新聞経済部記者)がいる。このほかに「原発に寄り添って東電関連会社に天下りをした」大手新聞社の幹部はわんさかといるのだ。

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「東電と癒着」マスゴミを斬る! インチキゲンチャーたちに明日はない(緊急報告編)

新聞広告で、恐ろしいものを見た。なんと福島原発事故独立検証委員会が、政府や東電の対応を検証した、『福島原発事故独立検証委員会 調査・検証報告書』がディスカヴァー・トゥエンティワンから緊急出版されるのだという。税込で1575円。しかも「大反響につき、現在増刷中です。書店店舗で品切れの場合も、近日中に入荷いたします」とあった。

「馬鹿ばかしいにも、ほどがある。福島の原発被害者に、政府ないしは行政が本来はタダで配るべきものだろう」(全国紙記者)
この調査報告書は、新聞社やテレビ局、政治家などに200部しか当初、配布されなかったという。

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「東電と癒着」マスゴミを斬る! インチキゲンチャーたちに明日はない(番外編)

『創』4月号を見た。篠田博之編集長の「編集後記」に、このブログで『創』に東電の広告が入っていたことを暴露したことについて、その反論があった。全文を掲載する。

《▲今月の広告 『紙の爆弾』がメーリスか何かで「『創』にも東電マネーが!」などと書いていたと読者が知らせてくれたので何かと思ったら、以前本誌に東電の広告が載っていたのをバックナンバーで見つけたとのこと。広告を載せていたことは昨年来公開トークの場でも話しているし、それによって誌面方針が左右されたことがないことも名言しています。原発事故前は殆どの媒体が東電広告を載せていたわけですが、メディアと広告の問題については折をみてきちんと論じたいと思います。》

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「東電と癒着」マスゴミを斬る! インチキゲンチャーたちに明日はない(6)

震災から1年が経った。改めて、犠牲になられた方々のご冥福を祈りたい。そしていまだに収束しない原発事故の大惨事を目の当たりにして、地方に痛みを押しつけて都市の生活が成り立っているというあり方を、真摯に問い直していかなければならないだろう。その意味でも我々は、東電マネー漬けになっていたマスコミの責任を、執拗に追及していきたい。

ある大新聞社の記者が言うには「なんとか東電の責任を逸らすようにしろと上は言うが、かつてよほどおいしい思いをしたのだろうな」と。そう、東電のみならず、関連会社から「接待漬け」になっているのが大新聞社の役員たちである。とりわけ、読売新聞社の罪は重い。

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