「やられたら倍返しだ」の流行にあやろうと、こんどは「やられなくてもやり返す」という言葉が、テレビドラマに登場している。これもまた流行するのか。
ビックカメラ新宿店で、「やられなくてもやり返す」商法にやられてしまった。
シーズンオフの落ち着いた時期にエアコンを購入しようと、賢い消費者のつもりで店に行ったのが、結局は愚かだったということか。
エアコン本体を購入。料金に工事費は含まれているが、ダクトのカバーなどが別料金でかかるという。そのために工事業者に見積もりに伺わせましょうか? と言う。
ダクトのカバーていどのことで見積もり? と思ったが、急ぐわけでもないので、来てもらうことにする。
数日後、業者が見積もりに来た。エアコン取り付け場所を見た後に、「ブレーカーを見せてください」と言う。ブレーカーの蓋を取り外して見て、彼は見積書に記入する。
「もう1台はこちらです」と言うと、「あっ、2台なんですね」と言い、壁などを確かめる。
2005年3月に大分県清川村(現・清川町)で一人暮らしの女性(享年61)が自宅裏庭で撲殺され、車などを盗まれた事件で、強盗殺人などの罪に問われながら2010年2月に大分地裁(宮本孝文裁判長)で無罪判決を受けた伊東順一さんという男性(61)が9月20日、福岡高裁(服部悟裁判長)の控訴審で無罪判決を破棄され、無期懲役判決を受けた。この裁判については、当欄4月20日付けの記事で理不尽な審理が延々と続いていることを紹介したが、案の定、不当な結果になったわけである(
悲惨なストーカー殺人事件が起こるたび、マスコミが必ず引き合いに出すのが、1999年に埼玉県で女子大生が刺殺された桶川ストーカー殺人事件だ。先日、三鷹市で女子高生が元交際相手のストーカー男に殺害される事件が起きた際、ストーカー規制法ができるキッカケにもなったこの事件を思い出した人は多いだろう。
昨年9月に広島市で小6の女児がカバンに入れられ、連れ去られた事件で、わいせつ目的略取や監禁などの罪に問われた被告人、小玉智裕氏(21)の裁判が佳境を迎えている。10月7日の公判では、情状証人として出廷した小玉氏の母親が「被害者の方にはまだ謝罪を受け入れてもらえていませんが、受け入れてもらえたら、誠意をもって謝罪したいです」「今後は私たちがしっかり息子を監督していきます」と涙ながらに証言。これまで公判中はずっと無表情で、何を考えているのかさっぱり読み取れなかった小玉氏も母親の涙に心を動かされたのか、「(被害者の)心の傷は一生残ると思う。ぼくも一生かけて償っていきたい」と泣きながら反省の言葉を並べたのだった。