昨年を表す漢字として、日本漢字能力検定協会が選んだのは「絆」だった。東日本大震災で感じられた家族の「絆」、支援の輪で感じられた「絆」など、確かに多大な災害による悲劇を暖かな絆が包み込んだという印象がある。

ところが被災者たちの間から、「絆なんて、大ウソ」という声が出ている。
マスメディアで流される震災は、たいていは最もひどいところだ。
テレビに映る映像は、津波で壊れた街、流された家、失われた命……。その後は避難所や仮設住宅で暮らす人々……。

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