「いったい、嘉田由紀子知事は何をどうしたかったのかさっぱりわからない。小沢一郎氏に政治生命を賭けた以上、今さら愚痴を言っても仕方がないだろう」(全国紙政治部記者)
滋賀県の嘉田由紀子知事が、小沢一郎衆院議員の驚くべき“大風呂敷”を明らかにした。1月13日に大津市で開かれた後援会の新年会で、「日本未来の党」の結党について、小沢氏から「あなたが出てくれたら(衆院選で候補者が)100人通る」と説得されて決断したと明らかにした。

続きを読む

ミャンマーの高速道路には、サービスエリアが数件しかない。そのかわり、走行途中でお手洗いに行きたい場合は、道路脇に公衆トイレがある。
竹でできた電話ボックスのようなものが、秩序なく草むらに立っている。ドアを開くと、和式トイレらしき設備が備え付けてあるだけだ。もちろん水洗トイレではない。トイレットペーパーや、この国で用を足した後に使用する、トイレ用シャワーも付いていない。
タイ、マレーシア、インド、中国などアジア圏のトイレを数多く見て来たが、ミャンマーの高速道路脇のトイレは、はっきり言って、アジアの中でも、かなり良くない部類に入る。
そして、それさえ見あたらなくて、道路に面した草原の中で用を足す人々も多い。

続きを読む

「松竹のみならず日本の映画のけん引者だった。その映像からかなりのことを学ぶましたし、監督がもう何も撮らないかと思うと、本当に残念です」(助監督)
あまりにも偉大な映画監督が逝去した。
大島渚は96年2月に渡航先のロンドン・ヒースロー空港で脳出血に見舞われ、一時右半身まひに。リハビリを続け、99年公開の「御法度」で監督復帰したが、01年にも十二指腸潰瘍穿孔(せんこう)で倒れ、11年10月初旬に嚥下(えんげ)性肺炎で一時意識がなくなり入院。その後、療養していたが、昨年12月に肺炎と診断された。1月15日に容体が急変し、眠るように息を引き取ったという。

続きを読む

確かに社長は、例の開発が終わったら給料を上げると言っていたが、大失敗に終わったのでうやむやになっていた。それどころか、赤字をやり繰りしている中突然、事前連絡もなくアンナという女性社員を雇い、会社に連れて来た。馴染みのキャバクラから。金遣いは荒いが、行くのは結局キャバクラ程度なのだ。そこが小市民的というか、社長はどうも大成しなさそうな、そんな雰囲気がある。

アンナは何の仕事もできなかった。マスカラで目をくっきりさせ、顔をラメでキラキラさせて出社してきた。事務仕事で雇ったのにまともにPCを扱えない。それどころか、ネイルアートを施したやたらと長い爪で、まともにキーボードすら打てないのだ。歳は二十歳ぐらいで、デスクワークのイロハもわからない。そんなのが同じ給料で雇われたのだからたまったものではない。社長に散々文句言ったのだが、
続きを読む

昨年12月、大阪市立桜宮高校(都島区)の男子バスケットボール部主将だった2年の男子生徒(17)が、顧問の男性教諭(47)から「体罰」を受け自殺した問題から、橋下徹市長が15日、同校体育科などの入試中止を市教委に要請し、「受験を希望していた生徒たちに影響が出る」として波紋を呼んでいる。
桜宮高校バスケ部は伝統的にかなりの強豪で、自殺した男子生徒は負けて教師に平手打ちをされて悩んでいたという。
自殺する前日、練習試合中に両手で顔面を4、5回たたき、さらに頭を4、5回平手で殴ったと、教諭自身が語っている。

文部科学省の義家弘介政務官は15日午前大阪市役所を訪れ、市教委委員長らと面会して「安易に体罰という言葉が使われているが、これは継続的、日常的に行われた身体的、精神的暴力だ」と述べた。「そもそも体罰は法律で禁止されている」とことわったうえで、教育的な目的から、ミスをしたらコートを10周しろというのは「ありうる体罰」ではないかと指摘している。

続きを読む

最高検の「監察指導部」なるものをご存知だろうか。大阪地検特捜部検事による証拠改ざん事件などによって検察不信が高まる中、2011年7月に検察改革の一環として新設された部門だ。全国の検察庁職員の不正行為や違法行為の情報を内外から収集し、必要に応じて監察を行なっているというフレコミで、情報提供は電話や投書、メールで受け付けている。

ただ、これがどれほどアテになるかというと、マユツバものだ。
最高検が昨年4月に公表した統計によると、2011年7月8日から昨年2月22日まで同部に寄せられた通報は598件にのぼるが、監察が行われた件数は116件。そのうち、指導などの措置がとられたのはわずか2件だった。言いがかりのような通報も少なくないだろうが、それを踏まえても、600件近い通報がありながら具体的な措置を講じたのが2件だけでは、「本当にちゃんと監察しているのか」という疑念を抱かれても仕方ないだろう。

続きを読む

ヒット作「静かなるドン」などを連載した老舗の漫画誌「漫画サンデー」(実業之日本社)が、2月19日発売の3月5日号で休刊するニュースが、業界者ならずとも関心を呼んでいる。
「昨年末に24年も続いた『静かなるドン』の連載が終わり、ほかに目玉となる物語がなかっただけにつらかったのだろう。今、漫画雑誌の読者は40、50代が中心で、青年層を取り込むのは難しいことも拍車をかけていた」(編集者)

続きを読む

先日、あの和歌山カレー事件の林眞須美さん(51)から久しぶりに手紙が届いた。この話に「おっ」と反応された方は、何らかの事情で林眞須美さんの現状をよくご存知か、あるいは死刑囚の処遇の実情に詳しい人だろう。
1998年に夏祭りのカレーにヒ素を混入させ、67人を死傷させるなどしたとして殺人罪などに問われ、2009年に死刑判決が確定した林さん。非常に筆まめな人で、彼女が冤罪ではないかと疑い、取材をしてきた筆者も以前はよく大阪拘置所の獄中から手紙をもらっていた。

続きを読む

アルゼンチン代表FWメッシ(バルセロナ)が、2012年の年間最優秀選手「FIFAバロンドール」に輝いた。4年連続で、4度目の受賞は史上初だ。
「メッシの場合は、幼少のころからフットサルで鍛えたボールコントロールが有効で、これだけでも数十億を払う値打ちがあるね」(スポーツジャーナリスト)

バロンドールは仏語で「黄金のボール」を意味し、1956年にフランス・フットボール誌が創設。91年に設けられたFIFA年間最優秀選手と2010年に統合され、「FIFAバロンドール賞」となった経緯がある。

続きを読む

ミャンマー(ビルマ)を周遊旅行することにした。ミャンマーとの貿易業を行い、ミャンマーのことを執筆をするなら、日本の大手旅行会社が案内するような観光名所を訪れるのも必要だと思ったのだ。
ビジネスパートナーで、私が100万円を貸し付けたNと、その妻Pが、私と娘を案内してくれることになった。ちなみに、Nは、当シリーズ3(デジタル鹿砦社通信 2012年12月17日記事)で触れたプレッシャーに弱いビジネスマンで、Pは私に「夫にこれ以上仕事をさせないで」と主張してきた女性だ。

続きを読む

« 次の記事を読む前の記事を読む »