コソボ代表とアルバニア代表の姿が見えない! どういう事だ!
ここ数年、ミス・ユニバース世界大会で良い成績を収めている両国が、代表が選出されているにも関わらず、現在ロシアで開催中の世界大会に参加していない。調べてみると、コソボを独立国として認めていないロシア政府により、コソボ代表の受け入れが認められず、それに抗議をする形でアルバニアも世界大会への参加を見送ったというものだ。アルバニアの抗議は、コソボ人口の多くをアルバニア人が占めているからだろう。
この状況に反し、旧ソ連のアゼルバイジャンが初参加となっている。それは単なる偶然かもしれないが、ロシアを取り巻く皮肉に見えて仕方ない。

興味深いのは、アルバニアのナショナル・ディレクター(代表選出の責任者)を務めていたのが、ミス・ユニバースの公式フォトグラファーである、ファディル・ベリシャ氏だという事だ。しかも彼自身がアルバニア人なのである。今年は世界大会のフォトグラファーを務めるのか否か、その動向に注目されていたが、例年と変わらず世界大会の地へと降り立ち、世界各国の美女たちにレンズを向けている。アルバニア代表が参加していない事態にも関わらず、自らは参加という少し残念な選択にも思えるが、昨今のミス・ユニバースのビジュアル的イメージを創り上げているのは、彼の仕業と言っても過言ではない。そこはミス・ユニバース機構との結び付きを優先させたのだろう。

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