1月18日の「SMAP×SMAP」(フジテレビ)で解散を回避すべく生放送で5人で謝罪してみせた「SMAP」だが、すっかり雲隠れしていると言われていたチーフマネージャーの飯島三智氏は、捨てる神あれば拾う神あり、で、韓国の芸能関係者から「ぜひうちのタレントの面倒をみてほしい」とオファーが来ているという。

「もともと、草なぎ剛が韓国語を覚えて、韓国芸能界に進出する様子を描いた『チョナン・カン』(フジテレビ)を通じて韓国の芸能界との交流を始めたのです。番組はクォン・サンウやイ・ミンホなど韓国の有名タレントがたくさん出てきて、太いパイプがジャニーズと韓国の芸能事務所との間にも築かれたのです。番組が始まって以来、2001年から続く韓国芸能界と飯島女史は深いパイプがあり、番組が終わってからもプライベートで韓国の芸能界関係者と会っていたようです」(芸 能ジャーナリスト)

飯島氏には、ジャニーズ事務所関係者のみならず、今は近親者でも連絡がとれない状態だとされているが、事情通によると、「今月いっぱいでジャニーズ事務所を退社するが、SMAPのテレビでの会見を見て安心して旅立つ決意を固めたようです。そもそも、今回の騒動に関してひとことも話さないと一筆、ジャニーズ事務所サイドにとられていますから、まあ、今回の騒動のことは墓場までもっていくでしょうね」とのこと。

「馬鹿な週刊誌の記者が、寒空の下で毎日、女史が住むマンションで張り込んでいるが、そんな場所に帰ってくるわけがない。記者の取材手法や腕、実力が問われたのが今回のSMAPの解散騒動だったのです」(前出・ジャーナリスト)

さて、飯島氏の韓国行きをバックアップしているのは政財界に顔がきく大物だと言われている。
「もちろん、何か発言すれば日本の経済に影響を与えるような人がバックアップしています。法律的にも、経済的にも彼女を守っていくことでしょうね」(同)

今回の解散騒動ですっかり「ヒール」となった感のある飯島氏だが、その実力は折り紙つき。
「これで終わるような人ではないでしょうね。またどこかで彼女は浮上してきますよ」(同)

ジャニーズ事務所に飯島氏の居場所を聞くと「お答えできません」と冷たいこたえが返ってきた。

番組で「SMAP」の木村拓哉は「ただ前を向いて進みたい」と語った。
袂をわかった飯島氏も、顔をあげて前に進み始めたようだ。

▼ハイセーヤスダ(編集者&ライター)
テレビ製作会社、編集プロダクション、出版社勤務を経て、現在に至る。週刊誌のデータマン、コンテンツ制作、著述業、落語の原作、官能小説、AV寸評、広告製作とマルチに活躍。座右の銘は「思いたったが吉日」。格闘技通信ブログ「拳論!」の管理人。

◎SMAP解散を当て込んで中国人業者のSMAPレアグッズ爆買いが始動!
◎今春3月28日『AKB卒業』と同時に解禁される高橋みなみのスクープ戦!
◎川崎中1殺害事件の基層──関東連合を彷彿させる首都圏郊外「半グレ」文化
◎国勢調査の裏で跋扈する名簿屋ビジネス──芸能人の個人情報を高値で売買?

『紙の爆弾』!タブーなきラディカル・スキャンダル・マガジン

芸能界の歪んだ「仕組み」を解き明かす!『芸能人はなぜ干されるのか?』

1月19日、同志社大学の幹部職員をはじめとする6名が逮捕されたと報じられた。容疑は廃棄物の処理方法に関することだと言われているが、この程度で大学の職員が令状逮捕されるのは極めて異例だ。テレビでは被逮捕者も含め実名報道がなされている。思い起こしてほしい。直近に起こったカレーチェーン店の処理物廃棄問題との際立ちを。

この逮捕劇には必ず裏がある。この程度の事で令状逮捕を強行する裏にあるのは「政治的」理由に他ならない。昨年「戦争推進法法制」に賛意を国会で表明した村田現学長を同志社が落選させたこととの関連はもちろん不明だ。

かなりの注意深さを持って推移は見守られるべきだ。理事長水谷氏が「今後このようなことが無いように注意する」とコメントを発しているが、被逮捕者は依然、起訴すらされいない。

学内政治と無関係な「事件」と断じる方が無理があろう。
同志社よ「腹をくくれ」。

◎[参考動画]2015年7月13日衆議院平和安全特別委員会中央公聴会(村田晃嗣は動画13:35から)

▼田所敏夫(たどころ としお)
兵庫県生まれ、会社員、大学職員を経て現在は著述業。大手メディアの追求しないテーマを追い、アジアをはじめとする国際問題、教育問題などに関心を持つ。※本コラムへのご意見ご感想はメールアドレスtadokoro_toshio@yahoo.co.jpまでお寄せください。

◎「一期限り」を公言しながら再選狙った村田前学長が同志社大学長選で落選!
◎奨学金地獄と高すぎる学費──揺るぎなき教育貧困国・日本
◎沈黙する大学の大罪──なぜこんな時代に声を上げないのか?
◎2015年日本の現実──日本に戦争がやってくる

『紙の爆弾』!タブーなきラディカル・スキャンダル・マガジン

当連載で前回お伝えしたような奇妙な電話は、私が『芸能人はなぜ干されるのか?』を出版する前からあったことだ。

もう何年も前のことになるが、「何かネタはないか?」と面識のないヤクザ風の男から探りを入れるような電話があったし、「ブローカーをしている」というやはり面識のない人物から「仕事を頼みたい。安室奈美恵の下半身スキャンダルがある」という電話が非通知でかかって来たことがあった。

2014年8月に安室奈美恵の独立騒動が持ち上がったことがあったが、その際、安室と安室に独立を焚き付けているされる人物との関係がクローズアップされ、「これのことだったのか」と思った。

◆「星野の自宅を教えれば、もうメールは送らない」という匿名メールが編集者に届いた後に

つい先日も奇妙な出来事があった。鹿砦社の忘年会で知り合いの編集者からこんな話を聞いた。

「最近、匿名のおかしなメールが届くようになって困っている。さっきもほとんど知っている人がいないはずの携帯メールに、忘年会での僕の様子について書いてあって、まるで自分が監視されているようだ」

そして、その数日後、この編集者のメールに「星野の自宅を教えれば、もうメールは送らない」という趣旨のメールが届いたという。

そして、12月28日に私のメールアドレスに届いたのが次の文章である。

——————————————————————————————————————————————

警告

鹿砦社通信について

こちらも憤慨の気持ちが収まらず、刑事事件として警視庁本部ならびに原宿警察署、そして東京地方検察庁に対して被害届を申請する運びといたしました。

東京地方検察庁は、倉持俊宏 検察官検事、原宿警察署は生活安全課の伊藤課長ならびに鈴木係長、警視庁本部は、熊谷氏に一任をしております。

また、弁護士に関しては、リーガルキュレート総合法律事務所の高柳孔明弁護士、木下・脇田虎ノ門法律事務所の藤田武俊弁護士、鵜飼パートナーズ鵜飼大代表弁護士、東京成功総合法律事務所・上海市成功綜合律師事務所長、真貝曉弁護士に相談を受けて準備しています。

日本において「忘れられる権利」が浸透しておらず、それどころか事実とはまったく異なる記事として依然、WEBサイトに掲載しており、風評被害・名誉棄損に値するからです。

現在、私に該当する情報に関しては、すべてに対して訴訟の準備をしております。それまでに少しでも解決したく仮処分として、削除申請を各公共団体、各署に手続きをしている次第です。

——————————————————————————————————————————————

この種の通知は、通常、弁護士が内容証明で相手方に送付するものでだが、このメールは差出人は不明であり、「私に該当する情報に関しては、すべてに対して訴訟の準備をしております」と言われても、対応は困難だ。

現在、当連載では、ミス・インターナショナルの吉松育美さんと大手芸能事務所、ケイダッシュ幹部の谷口元一氏の証人尋問の様子をレポートしているが、吉松さんの証人尋問を伝えるだけでは、公平性に欠けるだろう。次回からは谷口氏の言い分も出来る限り掲載したい。

そもそも、日本国憲法第82条第1項に「裁判の対審及び判決は、公開法廷でこれを行ふ」とあり、裁判の公開は憲法が保障している。

また、名誉毀損については、互いに言論を交わすことができる平等な立場であり、被害者が加害者に対し自由に発言し、必要十分な反論ができているのであれば、違法性は阻却されるという「対抗言論の法理」という考え方がある。

その意味で適法性の観点からも、法廷における谷口氏の言い分を掲載することは重要であると私は考えている。

▼星野陽平(ほしの ようへい)
フリーライター。1976年生まれ、東京都出身。早稻田大学商学部卒業。著書に『芸能人はなぜ干されるのか?』(鹿砦社)、編著に『実録!株式市場のカラクリ』(イースト・プレス)などがある。

◎事実の衝撃!星野陽平の《脱法芸能》

芸能界の歪んだ「仕組み」を解き明かす!『芸能人はなぜ干されるのか?』

『紙の爆弾』!タブーなきラディカル・スキャンダル・マガジン

「とにかく『SMAP』の昔の映像作品やグッズなどのレアものについては、解散してから集めても遅い。今のうちに金をつぎこんで買い占めているのです」と都内の古書店は言う。

いまだに当人たちは解散について名言はしていないが、もはや『SMAP』が解散するのは規定路線で、彼らが事務所との契約が切れる9月までに、初期のコンサートビデオや森がいたころに6人が主演した映画「シュート!」のビデオなどは今は1円だが、早くもファンたちが探し始めた。やがて『石ころから金』となり、数万円のプレミアがつく可能性がある。「安いうちに買い占めよう」とアマゾンなどのショッピングサイトで、軒並み、ひと儲けしたい古書店が競り落とし始めた。

「実は、古物ショップの間で話題になっているのは、どういうわけか中国人が昔のアイテムを〝爆買い〟しているということです。中国でも2011年9月の北京公演が大成功したのを見ればわかるように『SMAP』ファンはざっと20万人はいるので十分、ビジネスになりますから。今後は日本の小物商と中国で、日本のタレントグッズで商売するインバウンドたちが争って残り少ない『お宝アイテム』を争うことでしょう」(芸緒ジャーナリスト)

この中国人業者たちは、本国が不況ゆえに、食い詰めて日本の売れ線タレントグッズを探しに来ている元企業戦士たちだ。

前出の古書店では、すでに人脈の限りを尽くして、写真集やナマ写真など500点ほど集めたという。

「数年前につぶれたが、関西方面のネット販売店から問屋経由で大量に昔の『SMAP』のグッズを300点ほど買い占めた業者がいます。まあカメラ小僧がショップに売り払った類の素人写真ですが、実はプライベートも含んだ生写真が大量に余っていたので、一気に売り上げるチャンスですよ」(別の小物店)

今さら中年と化した『SMAP』の写真集やグッズを販売してもたかが知れている。ここはひとつ、今やもう中年となったか、中年にさしかかっている『SMAP』のファン向けに、懐かしいアイテムを売ったほうが儲かるかもしれない。

「あとはもう、古物商としては、夏あたりに解散コンサートをやっていただいて盛り上がっていただくしかない。なにしろ稼ぐラストチャンスだからね」(同)

生粋のファンが聞いたら激怒しそうな話だが、さすがに商売人は機をみるに敏。抜け目のない商売の図式を描いている。

▼ハイセーヤスダ(編集者&ライター)
テレビ製作会社、編集プロダクション、出版社勤務を経て、現在に至る。週刊誌のデータマン、コンテンツ制作、著述業、落語の原作、官能小説、AV寸評、広告製作とマルチに活躍。座右の銘は「思いたったが吉日」。格闘技通信ブログ「拳論!」の管理人。

◎今春3月28日『AKB卒業』と同時に解禁される高橋みなみのスクープ戦!
◎川崎中1殺害事件の基層──関東連合を彷彿させる首都圏郊外「半グレ」文化
◎禁煙ファシズムに抗う劇場版「MOZU」の喫煙シーン
◎国勢調査の裏で跋扈する名簿屋ビジネス──芸能人の個人情報を高値で売買?

『Smap TOP SECRET“S”』(2014年10月鹿砦社)

今年3月28日はボージョレーヌーボーならぬ、高橋みなみの『スクープ戦』解禁日だ。今か今かと高橋みなみの『AKB卒業』を手ぐすね引いて待つ、写真週刊誌スタッフや記者たちの鼻息は荒い。

『ミニマムAKB48 高橋みなみ②』(鹿砦社2012年6月4日)

「高橋は堅いイメージがありますが、意外に遊び人。知る人ぞ知る 『合コン』好きですからね。週刊誌にすっぱ抜かれたことがありますが、あれはほんの一部。今まではたとえ乱れた合コンの写真が撮影できたとしても、AKBは “業界内バーター”つまり、『写真をださないかわりに、うちのメンバーのインタビュー、もしくはグラビアをいかがですか』と写真週刊誌やカメラマンをとばして出版社のお偉方相手に取引きでなんとか隠ぺいしてきました。実際、高橋みなみが男性タレントにへべれけになってしなだれかかってカフェバーから出てくる写真や、六本木の高級カラオケ店から手をつないで男性と出てくる写真を抑えた週刊誌スタッフもいたのですが、ことごとく“取引き”でにぎりつぶされてきたのです。そうしたスクープ戦で一敗地まみれたカメラマンやスタッフたちが『今度こそ 高橋のスクープ写真を抑えて掲載まで持ち込んでやる』と今から鼻息が荒くなっているのです」(スポーツ紙芸能記者)

放送作家からの情報によると
「すでに高橋は気分的には『恋愛禁止』の縛りが外れたと浮かれているふしもあり、仲がいいメンバーに『こっそり彼氏と温泉に行きたい』などと漏らしているといいます。まあ、まだ彼氏ができていないようですが、事務所が同じで仲がいい小嶋陽菜や峯岸みなみと一緒に遊ぶのもこれから難しくなるので、ひそかに『卒業コン』を企画しているよう ですよ」(同)

高橋みなみ(AKB48)『リーダー論』(講談社2015年12月24日)

しかしそう遊んでもいられない。「高橋みなみプロデュース公演」が8公演も控えており、ファッション雑誌の撮影や、つぎの総監督に指名した横山由依へのバトンタッチもおいおい行っていかないとならない。

「報道によると、芸能界を引退して事業家になるようなことが言われているが、引退後のオファーもひっきりなしに来ている。映画、ドラマの話も来ているようです。まあ来年いっぱいは、多忙な毎日になる可能性が高いのでは」(同)

卒業はどうすごすかは、高橋みなみ本人のみぞ知る『秘匿事項』だ。いずれにしても、引退公演のその夜から、カメラマンや記者たちが『ここぞ』とばかりに高橋の乱痴気写真を追いかける。記者やカメラマンとの戦いからは、“卒業”できそうもない。

▼ハイセーヤスダ(編集者&ライター)
テレビ製作会社、編集プロダクション、出版社勤務を経て、現在に至る。週刊誌のデータマン、コンテンツ制作、著述業、落語の原作、官能小説、AV寸評、広告製作とマルチに活躍。座右の銘は「思いたったが吉日」。格闘技通信ブログ「拳論!」の管理人。

◎紅白ガラパゴス、ここに極まれり──きゃりーぱみゅぱみゅが落選した理由
◎禁煙ファシズムに抗う劇場版「MOZU」の喫煙シーン
◎国勢調査の裏で跋扈する名簿屋ビジネス──芸能人の個人情報を高値で売買?
◎川崎中1殺害事件の基層──関東連合を彷彿させる首都圏郊外「半グレ」文化

 

2016年の展望の追記のような、近未来の展望ですが、ちょっと昔の日本のキックボクサーが漏らした名言が思い出されるこの頃であります。

「俺らは毎日働いて疲れ引きずって、夕方ジムに行って練習しているけど、俺ら日本人も子供の頃から朝練習して昼寝して、夕方も練習するような、タイ人と同じような環境で練習こなせば、日本人だってタイ人なんかに負けねえんだ。」

25年も前、タイで修行中のある日本人キックボクサーとジム近くの屋台で飯食いながら、彼はジムでタイ選手に何か面白くないことでも言われたか、酔いながらそんな愚痴をこぼしていました。

◆2007年頃から日本で始まった“ジュニアキック”の普及

タイでは地方に行けば野外の広場で、夜の試合ではリングの上に100ワットの裸電球が十数個あっても薄暗い中で、その土地のお祭り的なムエタイ試合が多くあります。5歳ぐらいの子供の試合から10代~20代前半が中心の試合もあれば、稀に40歳超えで“オヤジファイト”のような素人っぽい試合もあり、そんな中でも有力な選手がまた上のステージへ進みます。こういう幼いうちから試合に出される環境があるのもタイならではの話です。

対して当時の日本では、そんな環境には程遠く、プロの試合も少なく、アマチュアにおいては空手が普及しているものの、キックボクシングとは違ったカテゴリー。アマチュアキックボクシング団体は、大学生中心の「学生キックボクシング連盟」など古くからあるものもあり、他にも新空手やグローブ空手というアマチュア競技もありましたが、低年齢層までの出場はごく少数でした。

「WindySuperFight」アマチュア大会のワンシーン、これもプロへの通過点(2015.8.16)

「MuayThaiSuperFight」アマチュア大会42.38.34kg級各チャンピオン、これもプロへの通過点(2014.8.2)

そんな時代を経て、2007年頃から、プロ団体の乱立とは直接関係ないものの、幾つかの団体がアマチュア枠でも低年齢層を対象とした“ジュニアキック”に力を入れ、普及し始めました。

「ムエタイでトップに立つ選手に育てるなら遅くとも中学に入る頃までに、タイに連れて来なさい。」そんな助言をするムエタイのトレーナーが何人もいたのも事実で、そういう認識を持ち始めた頃だったのかもしれません。

◆2009年末、タイで通用する選手の育成を目指して「WINDY SUPER FIGHT」が設立

「WindySuperFight」最高顧問CHAI.TOKYO氏(左)、B-FamilyNeoジム大田原光俊代表(右)

股関節の柔らかさから放たれるムエタイボクサーのしなやかな蹴りや、首相撲のバランスを覚えるには幼い頃からの鍛練が重要になると言われていますが、2009年12月には「タイで通用する選手の育成を目的とした団体」としてタイのWINDYスポーツ社の協賛で「WINDY SUPER FIGHT」というの団体を立ち上げたのが、ビーファミリーネオジム代表の大田原光俊氏でした。

ムエタイとして最高峰となる二大殿堂王座に挑むなら、タイで現地ランカーと戦い勝ち上がって名を売り、殿堂チャンピオンの座を掴むことが本筋と言われています。また小学生のうちから戦いの場が与えられる WINDY SUPER FIGHTに於いてのジュニアキックの最軽量級は20kg級から始まり、55kg級までの複数階級でトーナメント制によるチャンピオンを決定。そして15歳で中学を卒業すると、その後は一般部門かプロに進むことになります。

子供のうちからプロ選手と同じく、タイのジムに行かせたり、日本に於いてもタイ人トレーナーの指導を受け、身体作りが出来る環境の下、大田原代表の二人の息子さんである大田原友亮と虎仁兄弟はこのWINDYジュニアキックや、本場タイの二大殿堂を拠点として実績を積み、また日本の試合にも積極的に出場しています。

◆日本で続々登場してきた高校生ムエタイ戦士たち

同じように、タイのプロのリングで活躍した選手や日本で注目を浴びた選手は他にも那須川天心、福田海斗、佐々木雄汰、石井一成、伊藤勇真、溝口達也、岩尾力、平本蓮、伊藤紗弥(女子)という高校生のムエタイ戦士の活躍により、ジュニアキック競技そのものが6年を経て大きく評価を上げ、タイ殿堂スタジアムのランキングに名前を連ねる選手もいるほどまで成長しました。

“タイ人と同じ環境で練習をこなせばタイ人には負けない”その幼いうちから育ててやれば本当に強くなるんだという今の結果。更に今活躍する中学・高校生キック、ムエタイボクサーは先人の願いに叶う活躍を見せてくれるか、そんな選手たちがもし近未来に、次々とムエタイ殿堂王座を奪取するようなことになれば、タイ国民も古くからルーズな気質でありながら、反面プライド高い国民だけにやっと重い腰を上げ、そこから本気で日本人(外国人)潰しに躍起になり、そこからの戦いは新たなムエタイの進化をもたらすかもしれません。

25年前のバンコクの屋台でキックボクサーが愚痴ってた日から、こんな時代がやってくるとは、信じられないほどの低年齢化した選手の成長に驚くばかりです。

ジュニアキック黎明期を支えた大田原兄弟の次男.虎仁

天才ムエタイ少女WPMF女子世界ピン級チャンピオン伊藤紗弥。テレビ番組にも登場

ジュニアキック8冠王の岩尾力。プロでも頭角が現れ始めている

[撮影・文]堀田春樹

▼堀田春樹(ほった・はるき)
フリーランスとしてキックボクシングの取材歴32年。「ナイタイ」「夕刊フジ」「実話ナックルズ」などにキックのレポートを展開。ムエタイにのめり込むあまりタイ仏門に出家。座右の銘は「頑張るけど無理しない。」

◎ティーンズチャンプがキック界を刷新する?──2015年回顧と2016年展望
◎強くなるためにタイへ行く!日本キックボクサー「ムエタイ修行」今昔物語
◎ルール変更の紆余曲折から辿る日本キックボクシング界の栄枯盛衰クロニクル
◎キック新時代を牽引するRIKIXジムの「NO KICK NO LIFE」

タブーなきスキャンダルマガジン『紙の爆弾』2月号!【特集】安倍政権を支える者たち!

当サイト『デジタル鹿砦社通信』で「脱法芸能」の連載が始まったのは、2014年8月からだが、これまで筆者である私の周辺で様々な異変が起きている。

◆ビートたけし独立事件に触れた直後に起こった異変

その電話はビートたけしの独立事件について触れた記事が2014年10月20日に掲載された直後、非通知でかかってきた。電話の主の男は広島弁で、いかにも暴力団員風だったので、私が「組織の方ですか?」と聞くと反応はなかった。

「お前、昔、(暴力団の)S会から追い込みをかけられて、ワシに頼ってきただろう? 京王プラザで会ったじゃないか? お前、ぶっとんじゃったんじゃないの?」と言うのだが、筆者はS会に追われたことはないし、京王プラザホテルに行った記憶もないのである。

「覚えてないです」と私が聞くと、「何かのパーティーで知り合ったんだ。君の名刺をワシは持っている」と言ってきた。脅しのつもりであろう。

電話の主が、「今、どんな仕事をしているのか?」というので「鹿砦社という出版社のウェブサイトで芸能界の連載をやっていますが……」と答えると、「そんな仕事、1本数千円だろう?」とした上で、しきりに私の収入や付き合いのある週刊誌などについて尋ねてきた。それで私がある週刊誌について言及したところ、その直後にその週刊誌に所属する私の知人のデスクから電話があった。

その週刊誌デスクは、開口一番「FXの仕事を依頼したい」と言ってきたが、私は「FXについては詳しくない」と答え、この申し出を断った。その週刊誌デスクは、私とあまり話をしたくないようで、すぐに会話を打ち切った。

なお、そのデスクが所属する週刊誌はバーニングプロダクションやケイダッシュと関係が深いという指摘があり、そのデスクも、バーニングプロダクションの周防郁雄社長と昵懇だと言われる。また、このデスクと親しいフリージャーナリストが、現在、周防社長と敵対関係にある大日本新政會総裁の笠岡和雄氏に熱心に取材をしていたことがあったが、私が「どこで記事を書いたんですか?」と尋ねたところ、「記事は書いたことはない」と言っていた。記事にしないのに、どうして取材をするのか、不思議に思ったものである。

◆非通知の電話主は「連載は本にするのか?」と聞いてきた

その後も妙な電話が続いた。次に非通知で電話をかけた来た人物は、先に述べた広島弁の男よりも声色は若く、言葉遣いは明らかに不良っぽい。この人物も「パーティーで知り合った。アンタの名刺を持っている。名刺なんかこれまでに何千、何万枚と配っただろう?」と言うが、私には記憶がない。

この人物は、先の広島弁の男に私が話した情報を知っており、それを前提に質問をしているようで、やはり私の収入や付き合いのある週刊誌について知りたがっていた。また、「連載は本にするのか?」とも言い、当連載について関心を持っているようだった。
「東京駅周辺の喫茶店で会いたい」とも言われたが、私は素性の知れない人物と会うつもりはなく断った。

この人物は、私を安心させる意図があったのか、暴力団について記事を執筆しているフリーライターの名前を何人か挙げていたが、その中に私の知人のフリーライターの名前を挙げ、「あいつは今、関東連合について取材している」と言っていた。
その後、このフリーライターの知人に確認してみると、関東連合の関係者が「星野君と電話で話した」と言っていたという。先に述べた広島弁の男とのやり取りで私はこの関東連合関係者について言及している。また、この関東連合関係者はかつて芸能プロダクションの仕事をしており、過去にバーニングプロダクションの周防社長と関係が深い格闘技プロデューサーの石井和義氏の下で働いていたことがあるが分かっている。

◆『芸能人はなぜ干されるのか?』の読者と名乗る芸能関係者による奇妙な接触

その後も、おかしな出来事は続いた。先の週刊誌の別の記者から、タレントの独立問題について取材依頼があり、これに応じたところ、記事ではまったく使われず、私とは立場がまったく異なる芸能評論家のコメントが掲載されていた。

その直後に拙著『芸能人はなぜ干されるのか?』の読者だという芸能関係者からメールで連絡があった。メールに記載されている内容は私が先の週刊誌の取材で話した内容に合致していた。いろいろと人脈があるというので会ったところ、逆に私の情報源を探るような質問をしてきたため、関係を遮断した。

▼星野陽平(ほしの ようへい)
フリーライター。1976年生まれ、東京都出身。早稻田大学商学部卒業。著書に『芸能人はなぜ干されるのか?』(鹿砦社)、編著に『実録!株式市場のカラクリ』(イースト・プレス)などがある。

◎事実の衝撃!星野陽平の《脱法芸能》

芸能界の歪んだ「仕組み」を解き明かす!『芸能人はなぜ干されるのか?』

『紙の爆弾』!タブーなきラディカル・スキャンダル・マガジン

「今やヤクザは山口組の分裂騒動からというもの、警察のマークがきつく、おいそれとスナックやキャバクラに足を運べなくなった。秋葉原もかつてはヤクザがケツを持っている『JKお散歩』や『JK耳かき』という名の「JK本番」サービスが大流行していたが、警察のチェックがきつく、ヤクザもJKビジネスの後ろにいて、かすりをもうけるのは難しい。その隙間を縫って、韓国マフィアが韓国人のローティーンを使ってJK本番サービスを仕掛けています」(秋葉原の性風俗業者)

秋葉原を深夜11時過ぎに歩いていると「お兄さん、お兄さん、ひとつだけ教えてください。未成年に興味はありますか?」と中年の男性が声をかけてくる。

「ついていくと、上野のラブホテルに連れて行かれ、5万円前後で韓国人の十代前半の女の子がフェラを上手にしてくれる。プラス2万円にて、『ゴムつき本番』になだれ込みます。もちろん地元のヤクザに話は通していますよ」(同)

そして、12月に入って「写真を撮られて十数万円もぼったくられた」という被害者が続出、地元警察も、キャッチに目を光らせ始めた。

「コスプレ喫茶のようなスタイルで『喫茶いかがでしょうか』と声をかけてくる女の子たちも、たどたどしい日本語の場合葉『JKK』、つまり韓国嬢の女子高校生バージョンでのエッチプレイである可能性が高い。まあ日本の風俗サービスがエアポケットに入ったような状態なので、そこにスーッとアングラなJKKサービスが入ってきたのです。午後11時すぎて『未成年に興味ありますか』と聞いてくるキャッチの出没時間は、わずか5、6分にすぎない。警察に通報されて駆けつけても、もう影も形もないというわけです」(同)

秋葉原や上野あたりの繁華街でも新宿の歌舞伎町ばりに「キャッチは違法です。ついていかないようにしましょう」というアナウンスが流れるが、やはり「ローティーン好き」にはたまらない魅力のある街となった。

「まあ山口組の分裂騒動が続くかぎり、韓国風俗は儲かるでしょうね」(同)
秋葉原の2016年が始まった。今年もロリコン好きの男がわんさかと集まりそうだ。

▼ハイセーヤスダ(編集者&ライター)
テレビ製作会社、編集プロダクション、出版社勤務を経て、現在に至る。週刊誌のデータマン、コンテンツ制作、著述業、落語の原作、官能小説、AV寸評、広告製作とマルチに活躍。座右の銘は「思いたったが吉日」。格闘技通信ブログ「拳論!」の管理人。

◎メールストーカーの心理状態を推察し、挑戦状を出す!
◎川崎中1殺害事件の基層──関東連合を彷彿させる首都圏郊外「半グレ」文化
◎国勢調査の裏で跋扈する名簿屋ビジネス──芸能人の個人情報を高値で売買?

月刊『紙の爆弾』2月号!総力特集─安倍政権を支える者たち

昨年末、世田谷一家殺害事件や「餃子の王将」社長射殺事件など12月に起きた「未解決事件」に関する報道をよく見かけたが、1月に起きた事件の中にも未解決の重大事件は少なくない。筆者が居住する広島市にも該当する事件が2つある。

1つは2000年1月20日、市の中心部に程近い西白島町の地下道で起きた少女殺害事件。当時16歳の被害少女は深夜3時50分頃、帰宅中に地下道で何者かに刃物で刺され、死亡した。事件後、市内の11の地下道に防犯カメラが設置されたが、事件は発生から16年も未解決。そのため、広島県警は今もホームページで事件に関する情報を募っている(http://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/police-hiroshimachuo/16sai.html)。

火災で家族3人が亡くなった事件の現場。しばらく空き地だったが、今は家が建っている

もう1つの事件は2001年1月17日、広島市西区の住宅街で起きた。深夜3時半頃、中村小夜子さん(事件発生当時53)宅が火事になり、焼け跡から小夜子さんと孫の姉妹・彩華ちゃん(同8歳)、ありすちゃん(同6歳)の計3人の焼死体が見つかった。小夜子さんの遺体に首を絞められた痕跡があったため、「放火殺人事件」と断定した県警は本格的な捜査に乗り出した。ところが――。

発生から15年経っても「未解決」であるにも関わらず、今、県警がこの事件を捜査している様子はまったく窺えない。県警のホームページを見ても、この事件の情報は募っておらず、3人の命が奪われた重大未解決事件を完全無視状態なのである。

◆捜査しない理由

なぜ、県警は捜査しないのか。それは一度、無実の男性を犯人だと誤認し、検挙してしまったことによる。

冤罪被害に遭ったその男性は中村国治さん(同30)。小夜子さんの長男で、彩華ちゃん、ありすちゃんの父親だ。中村さんは事件の前年に離婚し、事件発生当時は2人の娘と共に実家である小夜子さん宅で暮らしていた。しかし火災があった時は家におらず、家族の中で1人だけ難を逃れていた。県警はそこに疑いの目を向けたのだ。

実際には、中村さんが夜間に家にいないのは事件の日に限った話ではなかった。家には夜間、自分の車を駐車するスペースがないため、中村さんは毎夜、小夜子さんの経営する喫茶店で過ごしていただけだ。

しかし、県警は事件発生の5時間後から早くも中村さんを長時間取り調べるなど、犯人扱いだった。中村さんが当時乗っていた車も隅々まで捜索。その結果、犯行の痕跡は何も出てこなかったのに、なおも中村さんに執着し続けた。そして5年半も経ってから中村さんを詐欺の容疑で別件逮捕すると、過酷な取り調べで殺人や放火の容疑を自白させ、再逮捕したのだ。

その挙句、裁判が始まると、有罪証拠は事実上、捜査段階の自白調書のみだったことが明るみに。そして裁判で自白を撤回し、無実を訴えた中村さんは第一審から上告審まで3度、検察官に死刑を求刑されながら、いずれも無罪と判断されるという異例の事態となったのだ。

◆「被害者や遺族のために」と口では言うが・・・・・・

ただ、そんな重大な冤罪でありながら、この事件はマスコミであまり冤罪として扱われてこなかった。むしろ、最高裁で無罪が確定した際には、〈3人の死 真相は闇の中〉(中国新聞2月25日朝刊)などという無罪確定に懐疑的な報道が目立った。それは、広島地裁の第一審で無罪判決が出た際、裁判長が「シロではなく灰色かもと思うが、クロと断言はできなかった」などと異例の付言をしたことなどが原因だ。

実際には、この事件はクロの証拠が乏しいのみならず、中村さんがシロだと示す事実がいくつも明るみになっていた。たとえば、検察官は中村さんが保険金目的で犯行に及んだと主張したが、裁判ではそもそも中村さんは小夜子さんが保険に入っていたこと自体をよく知らなかったことが明らかに。娘2人にかけていた保険については、3か月も掛け金を滞納しているなど、およそ保険金殺人犯らしからぬ事実も浮き彫りになっていた。

また、自白調書では、中村さんは小夜子さんの部屋のあちこちに5・5リットルの灯油をまいたうえ、ライターで灰皿の吸い殻に点火し、放火したことになっていた。しかし事件発生の直後、県警の捜査員は中村さんの体や車を隅々まで調べながら、凶器の灯油を一切検出できなかったばかりか、灯油の匂いすら感じ取れていなかったのだ。

重大な未解決事件に関する報道では、警察幹部が被害者や遺族のために事件解決を誓うようなコメントを発するのが常である。しかし実際には、この広島の事件に限らず、警察が被告人の無罪判決確定後、真犯人検挙のために捜査を再開したためしはない。警察が犯人検挙にこだわるのは必ずしも被害者や遺族のためではないことがここによく現れている。

▼片岡健(かたおか けん)
1971年、広島市生まれ。早稲田大学商学部卒業後、フリーのライターに。新旧様々な事件の知られざる事実や冤罪、捜査機関の不正を独自取材で発掘している。広島市在住。

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戸田弁護士からの質問が続く。

戸田泉弁護士 先ほど、あなたは谷口さんが殺人をしたらしいということをおっしゃいましたが、その根拠としてインターネットや友人とおっしゃられましたが、他には?

吉松育美 あります。

戸田泉弁護士 何が根拠でしょう?

日本外国特派員協会での吉松育美さん記者会見(FCCJ公式チャンネル2013年12月16日公開)

吉松育美 2008年に川田亜子さんが亡くなった一番最後の恋人と言われているのがマット・テイラーさんであり、その彼女が亡くなった日の時系列に関してなんですけど、谷口さんは川田亜子さんに直接電話をかけて、「今から練炭を買ってこい、練炭を買って来い」と言われて、その日、川田亜子さんは谷口さんと会うアポイントを取って、その日に……翌日ですね、次の日に、練炭自殺をして遺体で発見された、ということですね。

戸田泉弁護士 マットさんから聞いたんですね?

吉松育美 はい。

戸田泉弁護士 マットさんに洗脳されているとは思いますか?

吉松育美 思いません。

戸田泉弁護士 他にありますか?

吉松育美 ここで言う必要があるんでしょうか?

戸田泉弁護士 あの、あなたは名誉毀損をしたということで、この裁判所にいるので、根拠は他にはないですか? 他にはないという理解でいいですか?

日本外国特派員協会での吉松育美さん記者会見(FCCJ公式チャンネル2013年12月16日公開)

吉松育美 他にもありますが、彼女たちの了承を得ない上でここで発言することはできません。というのも私が、彼女たちもここで発言することによって谷口さん側に名前が分かって彼女たちも業務妨害が発生したら、私の責任は取れませんので。

戸田泉弁護士 なるほど、彼女たちというのは、谷口さんが殺人するところを見られたのですか?

吉松育美 違います。パワハラ、セクハラをした話です。

戸田泉弁護士 殺人のことについて伺いたいんです。

吉松育美 殺人については知りません。

戸田泉弁護士 では、殺人のことはあなたはインターネットとテイラーさん以外からの誰からも聞いたことはないんですか?

吉松育美 はい。

戸田泉弁護士 以上です。

角地山宗行弁護士 日テレの事件についてお聞きしたんですが、スタッフの方は谷口さんが後ろから追いかけてきたことについて、気付かなかったとおっしゃっていましたが、その前にスタジオの方であなたにおっしゃったことだと谷口さんは別のマネージャーを連れてきたとか、金返せとかといったことを大声で叫んでいたとおっしゃっていましたね。そういうことであれば、スタッフの方は十分、谷口さんに注意を払っていてもよかったのではないでしょうか?

吉松育美 注意していました。

角地山宗行弁護士 先ほどの話だと気づかなかったと……。

吉松育美 ただ、スタッフといってもバンキシャのスタッフは1人じゃないので、他にもたくさんスタッフが周りにいて、その他の方たちは注意をしているのは見ました。でも、私を誘導する係のスタッフというのは、番組内でもまあ多分、そこまで上の方ではない、権限のない女性の方だったので、彼女は私を吉松さんの控室に誘導しなくてはいけないという任務だけを持って、吉松さんこっちに来てくださいっていう風に誘導してくれたので、彼女は気づいていなかったのですが、その他のスタッフは気づいていました。

西川洋司弁護士 CBSラジオの発言で、今、被告代理人の方から質問で人殺しとか殺人とかという話をしたんですけど、あの吉松さんの発言として日本語で発言したわけではない?

吉松育美 はい。すべて英語です。

西川洋司弁護士 人殺しとか、殺人とか断言したわけではない?

吉松育美 はい。ありません。

西川洋司弁護士 今回、人を殺しているとかっていう話が出てきているっていうのは、吉松さんが(日本語)訳をしたものでもない?

吉松育美 はい。

西川洋司弁護士 吉松さんとしては、その訳文のような意味合いでの発言をしたつもりなのか、そうではないのか?

吉松育美 その訳文は第三者が勝手にやったものなので、私の意思とはまったく違うものです。

裁判官 乙17号証の3に……こういう発言をされたということでいいのでしょうか?

吉松育美 結構です。

裁判官 この発言自体はこの通りでいいということですね?

吉松育美 英文はそうです。

裁判官 訳が自分の考え方とは違う?

吉松育美 はい。

裁判官 ご自分としては、どういうつもりで言ったのか? 教えて下さい。

吉松育美 ええ、私は谷口さんは殺人犯だというような断言をするような言い方ではなく、people sayと言っているように、人々、人々というのは、直訳すると人々ということになりますが、ネットだったり、そういった第三者によるとという言い方をしました。そういうつもりです。

裁判官 訳文に、聞くところによるととなっていますが、そういうことが言われているという趣旨でいいですか? 彼は過去に何人かの女性を殺したり自殺に追いやったりしたと人々が言ってますと、直訳するとそういう意味ですか?

吉松育美 直訳すると、そうですが、私としては断定的に言っているつもりではありません。

西川洋司弁護士 あの、今のところ、英語だとmurdered, or forced to commit suicideとなっているんですけど、ここには殺したり、自殺に追いやったりとなっているんですが、orというのはどういう趣旨ですか?

吉松育美 または。

西川洋司弁護士 というのは、どちらか特定できないということ?

吉松育美 はい。

以上で吉松さんの反対尋問は終了した。次回からは谷口氏の証人尋問の様子をレポートする。(続く)


◎[参考動画]日本外国特派員協会での吉松育美さん記者会見(日本外国特派員協会2013年12月16日公開)

○吉松育美さん公式サイト=http://ikumiyoshimatsu.com
○吉松育美さんFacebook=https://www.facebook.com/yoshimatsuikumi
○吉松育美さんYouTube=http://www.youtube.com/user/yoshimatsuikumi

▼星野陽平(ほしの ようへい)
フリーライター。1976年生まれ、東京都出身。早稻田大学商学部卒業。著書に『芸能人はなぜ干されるのか?』(鹿砦社)、編著に『実録!株式市場のカラクリ』(イースト・プレス)などがある。

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