ミャンマー(ビルマ)の少数民族武装勢力で子ども兵として生きてきた男性は、ミャンマーからタイの難民キャンプに逃れ、その後、アメリカに移住した。
アメリカでは、難民同士の付き合いで、私の夫の義弟Tと知り合う。Tは彼に、教会で受講できる英語レッスンを紹介するなど、彼のアメリカでの自立生活を支えた。
そのお礼として、彼は独身のTの家に来て、料理を作るようになる。やがて、彼はTが経営するアジア食品店で働くようになり、1つの店舗を任されるようにまでなった。
ミャンマーでは過去数十年間、少数民族とミャンマー政府間の武装闘争問題などで多くの難民が発生し、祖国でも逃れた国でもない、第三国に移り住む「第三国定住」を行った人々が大勢いる。しかし、第三国定住後に、異国に移り住んだミャンマー人がみな、幸福な人生を送っているかというと、決してそうではない。
アメリカでは、ミャンマー人難民が、アメリカの生活になじめず、飲酒運転など軽犯罪を犯すこともある。難民キャンプにいた人々は、ほんのわずかな教育しか受けないまま成人する。毎日の労働や外国語の修得は、子どもの頃、教育を受けてこなかった人々にとって、まったくなじみのない経験だ。結局、移住先の法律や習慣に適応できず、最後は、
「難民キャンプに帰りたい」
と言い出す人が出てくる。こうした難民は、ただ単に被害を受けない場所に移住したからといって、問題が解決するわけではない。根本の解決には、難民を生み出した国の平穏を取り戻し、彼らがいずれ祖国に戻って自活できる環境を作り出す必要がある。
この5月で、スタートして4年になった裁判員裁判。テレビや新聞はまったく報じていないが、4年もやっていれば、その間に当然、冤罪も色々生まれている。そして先日、また新たに1件、裁判員裁判で宣告された冤罪判決が確定した。
5月31日、午後6時30分から元アイドル・レスラーの風香さんの自伝『風香自伝 負けて、負けて、輝く~私がプロレスで学んだ輝くための方法』(発行/株式会社エム・ジェー・アール 発売/鹿砦社)の発売を記念してのサイン会が、神保町『書泉グランデ』で行われ、約百名ほどのファンが集まった。
元北海道警釧路方面本部長で、退職後の2004年に自分自身も関与した道警の組織ぐるみの裏金問題を告発して注目を浴びた原田宏二さん(75)。現在は「市民の目フォーラム北海道」代表として、警察改革のための活動を全国で展開中だが、このほど新著「警察崩壊 つくられた“正義”の真実」(旬報社/1700円+税)を上梓した。警察を批判するにも改革するにも前提として知っておく必要がある「警察の実態」を可能な限り明らかにしたいと執筆した一冊だ。
ミャンマー(ビルマ)最大の都市ヤンゴンでは、今、新たな都市整備計画が、人々を興奮させている。夫の実家がある地域には、ビジネス街が作られるとのこと。現地の不動産投資会社が、この都市整備計画を踏まえて、私たちに土地管理のアドバイスをするようになった。