ラジオ「終わらないオウム」で田原総一郎氏と上祐氏が対談

ラジオで田原総一朗氏と上祐史浩氏(ひかりの輪・代表)が対談していた。タイトルは「終わらないオウム」(文化放送)。上祐史浩氏が、田原氏に「なぜロシアに言ったのか」と聞かれたとき、「ちょうどロシアではソ連が崩壊して宗教が自由化、人々が宗教的なものに飢えている、欲している状態であったので、信者は爆発的に増えた。数千人信者はいたと思います」と答えていたのには驚いた。ロシアの国粋主義者と摩擦を起したりするので、元KGBの人たちを雇い、警備会社を作ったりしなければならなかったとまで語っていた。

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プロ野球の「飛びやすい球」問題の本質

日本野球機構(NPB)がプロ野球の1軍公式戦で使っている統一球について、今季開幕から従来より「飛びやすい仕様」にしていた事実が波紋を呼んでいる。
「昨シーズンは交流戦終了時点(6月20日)で331本だった本塁打が、今季は交流戦終盤の6月11日で512本と昨シーズンの約1.5倍となっている。
「今年は飛ぶと思っていた選手は多いが、NPBがボールを発注しているミズノに『表向きはなにもしていないことにしておこう』と口を含ませていたことも判明している。これは由々しき問題で、投手の生殺与奪をボールが握っているとしたら、投手たちは労働条件を変更されたわけで、黙っているべきではないだろう」(プロ野球関係者)
なにしろ飛びやすい仕様にしていた事情は、日本プロ野球選手会(楽天・嶋基宏会長)との事務折衝でしぶしぶ認めたというあり様だ。

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ミャンマーの『民主化』は本当か!? ヤンゴンで生活してみた 29

ミャンマー(ビルマ)の少数民族武装勢力で子ども兵として生きてきた男性は、ミャンマーからタイの難民キャンプに逃れ、その後、アメリカに移住した。
アメリカでは、難民同士の付き合いで、私の夫の義弟Tと知り合う。Tは彼に、教会で受講できる英語レッスンを紹介するなど、彼のアメリカでの自立生活を支えた。
そのお礼として、彼は独身のTの家に来て、料理を作るようになる。やがて、彼はTが経営するアジア食品店で働くようになり、1つの店舗を任されるようにまでなった。

ミャンマーでは過去数十年間、少数民族とミャンマー政府間の武装闘争問題などで多くの難民が発生し、祖国でも逃れた国でもない、第三国に移り住む「第三国定住」を行った人々が大勢いる。しかし、第三国定住後に、異国に移り住んだミャンマー人がみな、幸福な人生を送っているかというと、決してそうではない。
アメリカでは、ミャンマー人難民が、アメリカの生活になじめず、飲酒運転など軽犯罪を犯すこともある。難民キャンプにいた人々は、ほんのわずかな教育しか受けないまま成人する。毎日の労働や外国語の修得は、子どもの頃、教育を受けてこなかった人々にとって、まったくなじみのない経験だ。結局、移住先の法律や習慣に適応できず、最後は、
「難民キャンプに帰りたい」
と言い出す人が出てくる。こうした難民は、ただ単に被害を受けない場所に移住したからといって、問題が解決するわけではない。根本の解決には、難民を生み出した国の平穏を取り戻し、彼らがいずれ祖国に戻って自活できる環境を作り出す必要がある。

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裁判所に抗議する老人に実刑判決 その背景にある呆れた事実

この老人は、自分が敗訴した件をデタラメ裁判であると怒り、それから毎日のように霞ヶ関の裁判所前に居座ってハンドマイクで怒鳴り続けた。そして門前で何度も警備員と揉めては逮捕を繰り返し、ついに実刑判決を受け収監されたのだった。
もちろん、裁判が不公正であることは常識と言っていいし、それについて執拗に批判した者を「転び攻防」のようにして逮捕のうえ実刑というのは、報復的といわざるを得ないだろう。

しかし、自らが裁判の当事者となって裁判所に通っていた者たちの多くは、この老人が叫んできたことのほうがデタラメであることを知っている。この老人は、かつて当事者となった裁判の一二審が誤認判決であるとして上告したが、最高裁に門前払いされたと非難していたのだ。憲法違反でも、判例違反でも、採証法則違反でもない。はねられて当然だ。しかしこの老人は、その意味がまるで理解できなかった。
そのうえ、弁護士は頼りにならないから解任して自分で再審請求したと言うが、なんと「判例違反」だから再審請求したそうだ。それなら最高裁に上告するさいに持ち出すべきことだが、「俺はそんな判例があることを知らなかった。それで知ってから規定の期日内に再審請求した。だから再審開始されるべきだ。なのに、されなかったから裁判所の不正だ」と言う。

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社長が夜逃げ! あるIT企業社員の手記 (28)

「社員各位へ この度はこのような結果になり、残念に思います。自分としては限界まで精神的に追い詰められ、自殺も考えましたがネットで弁護士を探し、相談してこうなりました。会社と個人で自己破産手続きに向けて動いています。今後の社員各位についてはこちらのサイトを参考にしてください。また、どなたか直近の売掛と買掛のリストを作ってもらえるとありがたいです。戸次さんが担当していたので出来ればお願いしたいです」

一体この文章を読んで、私達社員に有益な情報はあっただろうか。また、何か救いになるようなものはあっただろうか。何もない。何もなさ過ぎて、余計に苛立ちが募っただけだ。

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広島での裁判員裁判でまた新たに1件、冤罪判決が確定

この5月で、スタートして4年になった裁判員裁判。テレビや新聞はまったく報じていないが、4年もやっていれば、その間に当然、冤罪も色々生まれている。そして先日、また新たに1件、裁判員裁判で宣告された冤罪判決が確定した。

その冤罪被害者の名は、江村智(さとる)さん(54)。広島県福山市で家族と暮らし、トラック運転手をしていた江村さんは、2010年の1月2日に口論となった知人男性を刺殺したとして殺人罪に問われ、無実を訴えながら昨年6月1日、広島地裁の裁判員裁判で懲役12年の判決を宣告された。その後も無罪を求めて最高裁まで争ったが、今年4月8日付けで上告棄却、この決定に対する異議の申立ても同26日に退けられ、冤罪判決が確定したのだ。

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電子書籍による個人出版はどうなんだ!? 企業と揉めたライター奮戦記 3

芳川氏のメールに書かれていた企業『豊穣出版』のURLにアクセスをすると、編集長・代表取締役という肩書きとともに、榛野輝史という名が出て来た。担当者の名前も榛野輝史だ。小さな出版社なのだろうか? 確かに芳川氏と仕事をするぐらいだから大きな会社ではないだろう。代表で編集長? 一人でやっている会社なのかもしれない。そういった会社も世の中にはたくさんある。電子書籍出版の会社を一人で経営しているという話は聞いたことがないが、ないとは言えない。電子書籍の知識が少なすぎるので、当時はいろいろとわからないことだらけだった。

HPをスクロールしてゆくと、榛野氏の他、編集者の名前が書かれていた。他にも社員が居るのかと思えばEPUB作成、表紙デザイン、当サイト運営全般と書かれている。編集者というより、kindle出版を行うための雑務を行っているという感じではないか。また、その下には編集サポートとして芳川氏の名前があった。芳川氏は別会社の人である。その人を編集サポート者という肩書きで書くということは信用できない。もう一人の編集者も社員じゃないかもしれないな。しかし、その会社に登録している作家は数名出てくる。豊穣出版で仕事をしている作家もいるのか。その人達の本はきちんとAmazonで発売されていた。悩むところである。

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風香さんの著書発売・記念サイン会が盛況

5月31日、午後6時30分から元アイドル・レスラーの風香さんの自伝『風香自伝 負けて、負けて、輝く~私がプロレスで学んだ輝くための方法』(発行/株式会社エム・ジェー・アール 発売/鹿砦社)の発売を記念してのサイン会が、神保町『書泉グランデ』で行われ、約百名ほどのファンが集まった。

駆けつけたファンのひとりは言う。
「楽しみにしていました。気取らなくて芯が強いところが風香さんの魅力ですね」

風香さんの人生は波乱万丈だ。バスケットに夢中になった少女時代は、バスケ部の顧問の先生との仲がこじれてバスケットができなかった挫折や、芸能プロダクションに詐欺に遭ったり、女子プロ時代は痴漢に遭ったけれども、執念で痴漢を逮捕したりと実に慌しい。女子プロ時代には、キュートな笑顔で売った風香さんだが団体「JDスター」の解散も経験している。風香さんの引退した理由は、一般にはなかなか伝わってこなかった。個人的には、女子プロそのものの人気が、風花さんの引退で揺らぐのではないかと心配した記憶がある。

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「警察崩壊」著者、原田宏二さん(元北海道警釧路方面本部長)インタビュー

元北海道警釧路方面本部長で、退職後の2004年に自分自身も関与した道警の組織ぐるみの裏金問題を告発して注目を浴びた原田宏二さん(75)。現在は「市民の目フォーラム北海道」代表として、警察改革のための活動を全国で展開中だが、このほど新著「警察崩壊 つくられた“正義”の真実」(旬報社/1700円+税)を上梓した。警察を批判するにも改革するにも前提として知っておく必要がある「警察の実態」を可能な限り明らかにしたいと執筆した一冊だ。

重大冤罪の相次ぐ発覚や、連日報じられる警察官の不祥事により、国民の間に渦巻いている警察不信。そんな中、警察組織の内情や捜査の現場を熟知する原田さんは裏金告発で注目を浴びて以来、警察の実態を知らせるための講演、警察相手の国賠訴訟や冤罪被害者の支援、警察に対する苦情の相談にのるなどの活動で、全国各地を飛び回ってきた。そうした活動を通じ、常々感じていたことがあるという。

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ミャンマーの『民主化』は本当か!? ヤンゴンで生活してみた 28

ミャンマー(ビルマ)最大の都市ヤンゴンでは、今、新たな都市整備計画が、人々を興奮させている。夫の実家がある地域には、ビジネス街が作られるとのこと。現地の不動産投資会社が、この都市整備計画を踏まえて、私たちに土地管理のアドバイスをするようになった。
「都市整備に関する資金は、日本政府が出す」
とヤンゴンの人々は話している。
2010年11月7日に『民主化』への一歩として連邦議会選挙が行われたミャンマー。『民政移管』の歩みを進める今、少しずつ目に見えてきたミャンマー社会の変化が、ヤンゴンの人々に希望を与えているのかもしれない。

もっとも、『民政移管』後も、人権問題に関しては、ミャンマー政府は相変わらず問題を抱えている。ムスリムと仏教徒の対立、民族の自治権を求める行動の弾圧、全政治犯の釈放、民族紛争地域への国際協力団体のアクセス許可、そして、軍隊の子ども兵の存在などだ。

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