すでに明らかにしているように、3月23日付けの鹿砦社からの「ご通告」に対し、反原連(首都圏反原発連合)は4月6日付けで「回答書」を送って来た。

その内容は〝ゼロ回答”だ。この人たちには、人の厚意に真摯に応えるという気があるのだろうか。

今回鹿砦社は諭すように去る4月11日付けで「再度のご通告」(下記参照)を送付した。いやしくもわが国の脱(反)原発運動の中心的存在である反原連ならば、妙な言い訳や詭弁を弄することなく、常識的かつ真摯に対応されることを強く望むものである(期待しても無駄か!?)。

ところで、反原連は代理人として、「私はしばき隊の最初期のメンバーだ。舐めてもらっては困る」と意気がる、名うての神原元(かんばら はじめ)弁護士に依頼し「回答書」を送って来た。神原弁護士は、反原連や「しばき隊」の実質的顧問弁護士といわれる弁護士のようだ。

神原弁護士が登場したことで、今後何らかの新たな展開があるのかが注目される。
本件については今後も随時ご報告する。

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再度のご通告

2016年4月11日

拝復 2016年4月6日付け「回答書」を拝受いたしました。
当社の真意をご理解いただけない〝ゼロ回答″であり、遺憾かつ残念です。

一 2015年12月2日付け反原連ステートメントの件
当社の真意をお汲みの上、トラブルの発端となった件のステートメントの削除を行って頂くことがまずもって必要と考えます。当社としましては、このステートメントの削除を速やかに行っていただければ、少なくとも問題の拡大は防げるものと考えておりましたので、極めて遺憾です。
 当社としましては、上記ステートメントは刑法230条に明白に該当する行為であると認識しております。
 2005年に当社を襲った「名誉毀損」事件では、鹿砦社のHP上に当時のファックス通信「鹿砦社通信」を画像にしてアップし、削除要請を拒否したところ、これが決定打となったとされ当社代表者が逮捕されました。近年は、ネット上での言説に対して、当時より格段に厳しくなっております。再度、ご検討頂きたくお願い致します。

二 会計報告の件
 反原連の会計報告は2014年7月で止まったままの状態です。運動団体は、毎月又はこれに近い時期に会計状況を明らかにするのが通例であるところ、反原連は1年8か月余りもこれを怠っておられます。
「本年4月末までに然るべき会計報告をすべく準備していました」というご説明は、当社の要請に対し、取ってつけた見苦しい言い訳を述べられたにすぎないように思われます。
「反原連はお金の管理に杜撰だ」との噂も流れており、今回のやり取りからしてもそれが肯けるところでありますが、運動団体の責務として、1日も早く会計報告を公にされることをお願い致します。
 なお、当社が反原連に「会計報告を要求する立場にない」という言は、社会通念上非常識なものと言わざるを得ず、大変遺憾です。反原連はもはや大きな社会的存在になっているわけでありますから、多数の支援者から受けている寄付やカンパについて、厳密な会計報告をする義務を負うことは当然のことと考えますし、それが運動団体としての信用を高め、運動をより一層展開する上での力となる筈です。ましてや、当社は、どの支援者よりも多額の資金(300万円余り)を入金したものであり、これに対して「会計報告を要求する立場にない」などというのは、なにをかいわんやです。

三 「反論」について
 「回答書」には、「通知人らに対し、直接又は間接に反論すること(インターネットや雑誌記事を含む)はお止めいただきたくお願い致します。」とあります。しかしながら、これは出版に関わる者が、「インターネットや雑誌記事」を相手方の代理人を通せということであり、それは検閲をさせろという、非常識な要求であり、到底受け入れることはできません。
 当社としましては、貴殿らから頂戴した書面に対する反論は、同様に書面を送付する方法によって行うことは当然ですが、貴殿らに対する論評や意見などを、メディアを利用して表現することは、今後も必要があれば継続する所存であることをあらかじめお伝えし致します。

 以上再度ご通告申し上げます。当社としましては、貴殿らといたずらに争うつもりはないことを、あらためて申し上げます。当社の真意を真摯に受け止められ善処されることを強く望みます。

敬具

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鹿砦社は「道理」の通らぬ要求をするつもりは毛頭ない。「再度のご通告」は内容も表現も穏便なものである。が、もしこれでも「のめぬ」と表明されれば、いかなる選択肢があろうか。明言しておくが、しばき隊や、いわゆる「ネトウヨ」が用いるような姑息な手段を我々は採らない。

衆の数を頼みに「ネットリンチ」を画策したり、特定個人を狙い撃ちするなどといった人の道に外れた「邪道」を鹿砦社は軽蔑する。「非道には非道で行く」という、かつてのスローガンは相手が芸能界や賭博業界の大物であり、その相手からの「非道ぶり」の苛烈さゆえに産みだされたものだ。

反原連界隈から鹿砦社関係者に対しては既に「触法行為」に該当する(複数弁護士の見解)の言動もあるが、我々は敢えてそれを看過する。なぜか。本腰をいれて対峙すべき敵は反原連のような「小物」ではなく、現政権、経済界、腐りきった労組。さらには戦いに「身を挺する」覚悟のない野党などと相手を見据えているからだ。

出来得るものであれば、そういった生産的なトピックでこそ闘論をしたいものであるが、周辺からは「到底そのようなレベルにはない」とのアドバイスばかりである。

(佐野 宇)

◎回答期限は4月8日──鹿砦社の通告書に反原連はどのように応えるか?(2016年4月7日)
◎《速報》反原連の代理人、神原元弁護士から鹿砦社弁護士への「回答書」(2016年4月9日)
◎写真家・秋山理央氏は「虚偽会計報告」をどのように釈明するのか?(2016年4月11日)

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