成年後見制度法制審議会にモノ申す! 主客転倒の立法主旨!? Nothing about us without us.(私たちのコトを私たち抜きで決めないで)〈後編〉

高貴高齢者の会 鈴木慎哉

◆意識あらば見える

その後、複雑なパズルが解けるように、今まで頭の中でグチャグチャになっていた情報が一挙に整理でき、この推理が邪推であったとしても、私の思考と興味が、知識や情報の取り方に幅を広げるという変化をもたらし始めたのです。

途端にこんな記事に目が止まリました。

『紙の爆弾』5月号の「統一教会最終戦争」青山みつお氏の記事51ページ上段5行目に、
「最後に全国各地で問題が多発している成年後見制度を見直す『改正要網案』を法務省の法制審議会が答申したことについて触れたい。四月に閣議され国会審議される予定だが、一九九九年の制定時の制度設計に統一教会の弁護士が関わっていたことはあまり知られていない」

と述べ、成年後見制度に詳しい「後見の杜」の宮内康二氏による、今回の法改正に対する批判と共に自らの意見として、「どうも政府案には増えつつある子供のない家庭や、結婚しなかった人の老後を、国が考えようとする意思に乏しいようだ、それが統一教会の存命に力を貸すことになりかねない」と述べておられますが、偶然とはいえ問題意識が無ければ素通りしたと思います。

妻に、意図せざる形で後見人が付き、あまりの横暴さと不条理・理不尽な仕打ちに耐えかね最初の解任訴訟裁判を争ってから早7年になりました。私は、まさか私の正当な要求や願いが却下され敗訴になるとは夢にも思っていませんでした。なぜなら一般的常識的にまた道徳的倫理上から見ても私の主張には何一つ嘘偽りはなく正義は勝つと思い自信満々でした。

それがまさかの敗訴!!

慰めの声など耳に入りませんでした。ただ、その時、私の依頼を無下に拒否した元検事総長だった弁護士のD氏が、「悪かったけど、ゴメンネ」と肩に手を置いてくれました。

それからしばらくして国策として後見制度推進キャンペーン中であったことと、後見人宛に指南書(上手くやるためのマニュアル)が後見人各自に配布されたといったウワサも耳にしたこともありました。そして成年後見法案設定時に制度設計に関与していたのではないかと疑われでいる人物も判りました。
 
◆火のないところに煙は立たず
  
成年後見制度が制定されスタートしたのが2000年、統一教会が政策決定に関与していたのかどうかが最も重要なポイントです。

では事実として確かに関与していたと証明できる証拠はあるのか? マスコミやジャーナリストがさまざまな人物とのインタビューや周辺状況から最も有力な容疑をかけられているのが、現在もなお教団側代理人として裁判活動を行っている福本修也弁護士です。

山上徹也が事件を起こした後に教団が会見した時、勅使河原秀行改革推進本部長の横に福本修也当時立法担当者はいた。時の法務大臣は自民党の安岡興治氏、その秘書が統一教会信者で立法担当者の福本修也弁護士だったことから確信的に関与者だったとされていると聴いています。

私もいくら偶然の所産と弁解されても必然的に仕組まれた後付けの苦しい言い訳にしか聞こえません。

それよりも、何より教会と制度の仕組みのコンセプトが二卵性双生児の如く類似しており同一人物の作品でないと否定する根拠がないほど似ています。  

例えば、
 1. 成年後見制度は判事が専権で後見人を決め不服は言えない
 2. 生涯やめられない
 3. 全財産の割合で報酬を無条件に取られる。
 といった仕組み等……。

まるで統一教会と同じ、瓜二つです。

信者自身も、「禁治産が成年後見に変わったとき〈浪費者〉は対象外になり人権の復活と喜んでいたが教会幹部信者が立法担当者として関わっているとなると浪費者を削除した理由も素直に喜ぶ気になれませんでした」と当時を振り返り暗に関わりを肯定する発言をしています。

本来なら社会の問題に目を向けて困っている人々弱い立場の方々を救済するのが政治家や弁護士の役割であり使命なのに現実は全く真逆です。

後見制度法は無条件で弁護士や司法書士はワルイコトはしないという前提、即ち〈性善説〉にたち法制化された法であり〈罪刑法定主義〉すら無視した法に抵触さえしなければ何をしても罰はない法制度なのです。

そしてその資格を与えているのが裁判官、裁判官には無罷免の原則? みたいな侵すべからず的不文律があり、弾劾以外は罷免できない特権があり、まさに〈お山の大将〉です。

このような浮世離れした非常識な下での裁判に、かてて加えて忖度保身出世、金かねカネが絡み、果たしてどのような法改定が採択されるのか?  期待と不安でいっぱいです。真に被後見人とその家族の余生が幸せで安寧な日々が送れる改定を期待しているのですが……。

最後のお願いです!

なぜ全ての決定権限が裁判官のみにあるのですか!?
民主主義を貫くならせめて多数決にくらいなりませんか!?

声高らかに
Nothing about us without us.
と叫びます。

(了)

◎鈴木慎哉 成年後見制度法制審議会にモノ申す! 
 〈前編〉https://www.rokusaisha.com/wp/?p=54742
 〈後編〉https://www.rokusaisha.com/wp/?p=54746