CNNで「世界各国で落とした財布が戻ってくるか実験」という記事が載っていた。1位はフィンランドのヘルシンキで、12個中11個が戻ってきたという。最下位のポルトガル・リスボンでは1つしか返ってこないという結果になった。
残念ながらおもてなし都市東京では実験されなかったが、実際東京で財布を落としたら戻ってくるのだろうか。それとなく周囲の人にそんな話をすると「届ける」「ネコババする」という意見より「拾わない」と答える人が多かった。
私自身拾わないで素通りするかもしれない。というのも以前、財布を2度ほど拾ったことがある。1度目は公園のベンチで見つけた。自分ではそんなに悪人ではないと自負しているものの、財布を見るといろんな感情が湧いてくる。すぐにネコババしようとは思わないが、一体いくら入っているんだろう、と気になった。手を出して取ろうとする時には何か後ろめたい気持ちがする。交番へ届けようという気持ちはある。一方でもし大金が入っていたら、ネコババしてしまうのではないか、なんて考える自分もいる。
検察官「ちょっと注意しときますけども、被害者の女の子はね、あなたにさらわれて、相当な精神的な痛手をこうむっているんですよ」
知名定男と夏川りみの歌う「十九の春」が、熊本の空に響く。
東京法務局訟務部付けの保木本正樹検事が山口地検の三席検事だった2011年5月、殺人などの容疑で逮捕された在日韓国人の男性・湖山(本名・許)忠志氏(29)に対する取り調べ中に「韓国人・朝鮮人は下等な人種」などの民族差別発言をしたという疑惑について、筆者は過去、当欄で3度に渡ってレポートした。この保木本検事の疑惑について、筆者が最高検の監察指導部に情報提供し、調査することなどを求めたところ、9月24日付けで受理された。