3月15日、立川志ぃさー(たてかわ しぃさー)の公演が、渋谷のリエゾンカフェで行われた。
立川志ぃさーは、立川志の輔の番外弟子の、うちな〜噺家(はなしか)だ。
落語の本拠は、江戸(東京)と上方(大阪)。地方出身者はそのどちらかで修行するが、地方の持ち味を芸に現すということはない。
だが、立川志ぃさーは、沖縄の語り口を活かし、笑わせながら、私たちの知らない沖縄を伝えてくれる。
それで、うちな〜噺家なのだ。
この日、第1席で語られたのは、昔から沖縄にいるハブと、ヤマトンチューが持ち込んだマングースとの闘い。
第2席で語られたのは、美ら海水族館の近くにある「美ら海水族館」という名の鮨屋のおばぁと観光客とのやりとり。
抱腹絶倒しながら、きれい事ではないウチナーンチュのしたたかさ、その底流にある哀しさまで伝わってくる。
2009年に鳥取県で2人の男性が「不審死」した事件で、強盗殺人罪などに問われ、一昨年12月に鳥取地裁の裁判員裁判で死刑判決を受けた元スナック従業員、上田美由紀被告(40)。一貫して無実を訴え、現在は広島高裁松江支部に控訴中だが、今月20日の控訴審判決公判に先立ち、現在発売中の「紙の爆弾」4月号に独占手記を寄稿している。
これは、日本人すべてが受け取るべき「遺言」だろう。