和歌山県警科捜研の「捏造疑惑」はカレー事件まで遡る

和歌山県警の科学捜査研究所(科捜研)の男性主任研究員(49)が鑑定結果の捏造を繰り返していたという疑惑が報じられ、注目を浴びている。報道によれば、この男性研究員は担当した交通事故、無理心中などの8件の鑑定について、上司への説明資料を作成する際に別事件のデータを流用するなどした疑いがもたれているという。

そんな中、この疑惑を熱心に報じている「YOMIURI ONLINE」に8月21日、《和歌山県警鑑定捏造 科捜研職員を書類送検へ》という気になる記事が出た。この記事によれば、和歌山県警はこの研究員を虚偽公文書作成・同行使と有印公文書偽造・同行使の疑いで書類送検する方針を固めたという。つまり、このような多数の余罪があることが疑われる類の事件で、和歌山県警はこの研究員を逮捕せず、書類送検で捜査を終結させようと考えているらしい。そのこと自体がどうかと思うが、この記事の中でさらに気になったのが記事の末尾の以下のような文章だ。

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女性たちの婚活事情

「婚活」という言葉が世に登場したのが2007年だから、5年経った訳である。
女性の側からの婚活の苦労話を聞く機会があった。会ってみたら投資話を持ちかけられたり、宗教の勧誘だったり、というのは男性と同じだ。顔を合わせたとたんに、「イメージが違うから」と帰られてしまった、という、“テレクラでも、それは失礼だろう”レベルの話もある。

婚前交渉が当たり前の昨今。確かに、性の相性が合わないと結婚はうまくいかないから、必要だろう。楽しんでいるように見えたのに、「やっぱり合わないな」と去っていく男性も多い。そんなことを繰り返して、たくさんの女性を味わっている男性もいる。そんな男性は、婚活パーティで再会しても、「あなたもまだですか? 相性の合う人とはなかなか出会えないものですね」などと、シレッとしている。

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「先生」の、愛人についての教え

文章術を教えていた、80代になる「先生」がよく言っていたのは、「愛人を作るのなら、一流の女優にしろ。二流三流だとマスコミがやってきてスキャンダルになるからな。一流なら、協力してくれなくなるのを恐れて、マスコミもたとえ気づいても記事にしないから」ということだった。

「先生」には、美人の奥さんがいたが、奥さん公認で愛人がいるのだという。愛人というのが一流の女優だというのだ。「先生」になる前はシナリオライターだったから、女優と縁があったというわけだろう。いったい誰なんだろうと、頭を巡らしていたのだが、まるで見当がつかなかった。

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女性向けAVの進化

イケメン、イクメンまではご存じだと思うが、エロメンというのは、どうだろうか?
答えは特にひねりもなく、そのまんま。女性向けAVに出演する、男優のことだ。
an・anのセックス特集の際、付録DVDを作っているのが、シルクラボという、女性向けAVを専門に作っているメーカーだ。

シルクラボができたのは、2009年。それ以前にも、『シンデレラになりたくて… AV女優、小沢奈美の性の事情』『Fake or Truth』『美少年狩り』など、女性向けとして作られたAVもあったが、女性の反応はいまいちであった。

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少年の自殺を防ぐにはシェルターが必要

いまだにマスコミでは、明らかな暴行や犯罪を“いじめ”と呼んでいる。
「いじめられている君へ」というような呼びかけの文章も新聞で見かけるが、あまり実効性がある提言とは思えない。
根源的な解決とは言えないかもしれないが、同級生による暴行に耐えられなくなった少年の自死を防ぐには、DVに対するのと同じような、シェルターが必要なのではないかと思う。

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出会いカフェの逆ナンパディって?

2011年から風営法の規制対象になった、出会いカフェ。新しく店を開業することはできないが、それまでにあった店は営業が認められた。つまり、合法となったのだ。
けっこう、これには驚いた。出会いカフェは、全部潰すのではないか、と思っていたからだ。

以前、出会いカフェはよく利用していた。ごく普通の女性たちと話して、何を考えているかを知ることができるからだ。
店によって多少の違いはあるが、出会いカフェの作りはだいたい一緒だ。フロアが男女で別れている。女性は、雑誌を読んだりネットを見たりしてくつろいでいる。ネイルのサービスがある店などもあり、それを受けている。

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締め切りを守らないライターは、なぜ?

締め切りを守らないライターが多いのだな、と、このところ原稿を発注する側に立ってみて思い知った。1日2日遅れるのではなく、1週間2週間、1カ月遅れる。
編集プロダクションにいた時、やはり締め切りを守らないライターがいたが、それは特別にダメな人だと思っていた。

自分は、締め切りは守る。遅れて催促されるのが、非情に嫌だからだ。
駆け出しの頃は、守れないこともあった。その時の編集者は、1時間ごとに催促の電話をよこした。それでは気が散って、よけいに遅れるのではないかと思うのだが。

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カップル料金のある、最近のストリップ劇場

先日、スクールの生徒と話していたら、「ストリップを見に行きたい」という女性が何人かいた。
ストリップ劇場が熱かったのは、20年くらい前までだろうか。その頃は、「え? こんな子が?」と思えるような、清純そうなルックスの踊り子が増え始めた頃だった。
立ち見客が壁までぎっしり詰まっていて、熱気が立ちこめていた。
踊り子の質は上がっているが、それが当たり前になってしまったのか、もはや斜陽産業である。潰れていったストリップ劇場も多い。

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土地の私有制がない、久高島

沖縄で、ほとんどガイドブックなどにも載っていないが、久高島という島がある。
ここでは、絶対にリゾート開発ができない。
なぜなら、土地の私有制がないのだ。村有地などを除いてすべて島民の共有地なのだ。
土地は「久高島土地憲章」に基づいて、島の委員会が、島民に貸し与える。島民はそこに家を建てたり、農地などとして活用するのだ。

土地の私有制がないなど、おそらく、日本でここだけだろう。
明治6年の地租改正で、全国的に、土地に対する私的所有権が確立している。
久高島だけ、琉球王朝時代の地割制度が唯一残っているのだ。

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三平こそが幸福への道

最近男女ともに、理想の結婚相手は「三高」から「三平」になっているとか。以前は、高学歴、高収入、高身長の三高が女性の理想だったが、年収や外見は平均的で性格も平穏な「三平」が男女ともに人気を集めている、という。「三平」の他に、低姿勢、低依存、低リスクの「三低」というのもあるようだ。

「三高」を求めて、悲惨な結果を迎えた女性を、少なからず知っているので、これは、いいことだ、と思う。

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