「もはや、外国暮らしが長いミャンマー人にとって、ミャンマー(ビルマ)にずっと住み続けている人とは、話が合わなくなっている。だから外国人か、外国に長く住むミャンマー人と結婚したほうがいい」
ミャンマー人の夫は、こう言って、弟T(38歳)のお見合い相手をミャンマー国内で探すことに、異議を唱えはじめた。自分が外国人である日本人の私と結婚したからというのもある。だが、それ以上に、自分自身が、ミャンマー国内に住み続ける人々と意見の違いが多いのも、弟に外国人との結婚を勧める理由だ。
たとえば、家族みんなでタイに旅行する。しかしミャンマーに住む家族だけが、集合日にタイに来られなくなったと言いだす。
「占いで、この集合日に飛行機に乗るのは、運が良くないと言われたから」
しかし、日本に23年も暮らしている夫にとって、この渡航延期理由は、理屈に合わないとしか思えない。
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新聞報道によると、長崎県西海市でストーカー被害を訴えていた女性の母と祖母を殺害したとして、殺人罪などに問われた男性被告が14日から長崎地裁で始まった裁判員裁判で無罪を主張しているという。率直な感想を言えば、報道されているような証拠が本当に存在するなら、無罪判決が出る可能性は低そうに思う。しかし一方で、このニュースに触れ、個人的に反省させられたところもある。