中国海軍は東シナ海で漁業監視船や海洋監視船などとともに合同演習を実施。いつ尖閣を奪いにきても不思議ではない状況になりつつある。そんな中、どのように彼らは「尖閣」を占有するのか。その作戦は、ゴールデンウィーク中に実行される寸前にあった。
その名は「コード000050310」。尖閣諸島に漁民を装った人民解放軍兵士や民兵、警察官などを不法上陸させ、“漁民”の保護や救出を大義名分に正規軍が出動、そのまま占領して実効支配を進めるというシナリオが、ゴールデンウィークを標的に進行していたのだ。

緊張感あふれる三池崇史演出、映画『藁の盾』
第66回カンヌ映画祭(5月15日開幕)のコンペ部門に選出された「藁の楯」を見た。
大沢たかお、松嶋菜々子、藤原竜也らの豪華共演で、木内一裕の同名小説を映画化したサスペンスアクション。監督は「十三人の刺客」「悪の教典」などの三池崇史で、スピード感あふれる演出。時間を忘れるほど画面に魅入ってしまった。
孫娘を殺害された政財界の大物・蜷川が、新聞に「この男を殺してください。清丸国秀。御礼として10億円お支払いします」と行方不明の犯人殺害を依頼する全面広告を掲載し、日本中がにわかに殺気立ち、身の危険を感じた犯人の清丸国秀(藤原竜也)が福岡県警に自首するところからストーリーは展開する。警察は警視庁警備部SPの銘苅一基(大沢たかお)、白岩篤子(松嶋菜々子)ら精鋭5人を派遣し、清丸を福岡から警視庁まで移送させる。しかし、清丸への憎悪と賞金への欲望にかられ、一般市民や警護に当たる警察官までもが5人の行く手を阻む。
プチうつ病が増殖中(3)
こんな報道がある。
「うつ病は年間3万人を超える自殺の主な原因とされる。自殺者の家族らでつくる全国自死遺族連絡会の調べでは、2006年7月~10年3月に自殺した1016人のうち、69%が精神科で治療を受け、向精神薬を多数服用していた。厚生労働省は10年9月、『向精神薬の飲み過ぎが自殺につながっている可能性がある』として、日本医師会や医療機関に長期、多量の処方の注意を呼び掛けている」(中日新聞社)
よくよく考えれば、多くの薬品メーカーが協賛金を出している日本うつ病学会が過剰投与について警告を発しているのも不思議な話だ。
ミャンマーの『民主化』は本当か!? ヤンゴンで生活してみた 23
ミャンマー人の夫の弟、T(38歳)は、難民としてアメリカに渡った。テキサス州の、ミャンマー(ビルマ)人が多く住む食肉加工場がある地域で、ミャンマーやアジアの食品・雑貨などを販売する店をオープン。同じく難民としてアメリカに移り住んだ仲間たちが、彼の事業パートナーや部下となった。
客は主にミャンマー人難民や移民だが、アメリカ人も、アジア食材を求めて来店する。いまや、テキサス州最大都市、ヒューストンを含め、5つの店舗を構え、業績は伸びている。
アメリカに住むミャンマー人難民の中で、Tは、かなり事業を成功させた部類に入る。しかし私生活が幸せかというと、そうでもない。毎日仕事ばかりして、仕事以外の出会いがない。もっぱら私たち親族とスカイプやインターネット電話をして、余暇を過ごす。当然、結婚に至るような出会いはない。
「子供を産んだことが間違いだ」の暴言で、国に130万円を浪費させた「不適切検事」
強制わいせつ罪に問われながら無罪を訴えた長男の裁判(2007年に実刑判決が確定)で虚偽のアリバイ証言をしたとして2006年8月に偽証容疑で逮捕された埼玉県の夫婦が、さいたま地検の検事たちによる違法な取り調べで精神的損害を受けたとして慰謝料など770万円を求める国家賠償請求訴訟をさいたま地裁に起こした結果、昨年6月に国が計130万円の慰謝料を支払うことで和解した事件をめぐり、当事者の検事たちが検察庁内部で何のお咎めも受けていない疑惑が浮上した。
訴訟記録によると、偽証容疑で逮捕された原告夫婦のうち、夫は容疑を認めて起訴猶予とされたが、否認を貫いて起訴された妻は一、二審共に無罪を勝ち取り、2008年に無罪判決が確定。国賠訴訟では、さいたま地検の取り調べで妻が久保裕司検事に「人間のくず」「子供を産んだことが間違いだ」「結婚したことが間違いだ」「お前らのことは絶対に許さない」「獄中死でもしろ」などの暴言を浴びせられるなどしたと主張し、夫も加藤俊治検事から「奥さんが獄中で倒れるんじゃないか」「死ぬんじゃないか」と虚偽の事実で脅かされるなどしたと訴えていた。これに対し、国側は「取り調べで不適切な点があった」と認め、妻に80万円、夫に50万円の慰謝料を支払うことで和解したという。
社長が夜逃げ! あるIT企業社員の手記 (22)
次の日からは各取引先へ謝罪ツアーだ。特に長年付き合いのある会社、密に交流のあった会社だけに絞ったものの、1日5、6社も謝罪して回ると心身ともにヘトヘトになる。
ネットを中心に事業を広げると、ウチの様な小さい会社でも北は北海道、南は沖縄まで取引先がある。さすがにそこまでは行かないが(交通費も出ないのだから、自腹で遠くまで行くつもりはない)東京近隣だけにした。それでも平塚から春日部まで行かざるを得ない。どちらも仕事に加え個人的にも大変良くしてくれたからだ。担当者は誰もがガッカリしていたが、戸次さんもこれから大変だね、悪いことばかりは続かないから、なんて逆に慰められもした。
戒名は10秒で30万円?
家族の多数派に押し切られて、とにかく墓所に石塔を建てるため、石屋に電話した。
「父親は財産も残さずに亡くなったんです。かっこをつけてもしかたがないので、安いものにしてください」
そう言ったのだが最初に来た見積もりは45万円だった。石塔と言えば、何百万というイメージがあったので、まあ安いほうだろう。
だが、もっと安くはできないのかと言ったら、35万円になった。
文字を彫る費用や、納骨の際の作業代も含まれるという。
これはかなり、納得できる結果であった。
後はとにかく、寺と話さなくてはならない。
妹と弟と待ち合わせて、東横線の綱島駅から、タクシーで行く。
横浜も交通網の発達が著しい。横浜市営地下鉄グリーンラインというのが知らない間に通っていて、寺の近くに高田駅というのができていたのを知ったのは、帰りの時だ。
浄泉寺の入り口には、四角いテントがあった。墓所分譲のためのセールスマンがいる。
今、贅沢な時間を過ごすなら、横浜美術館へ
ゴールデンウィークというものとは、ほとんど無関係に過ごしたが、あまりに心がすさんできたので、しばしの時でも憩いたいと思った。
副都心線と繋がった東横線、みなとみらい線で一直線。横浜美術館をめざした。
横浜のみなとみらいは、赤レンガ倉庫などの古い景観も活かし、湾と溶け合うような街作りが成功している。たくさんの人々が行き交っている。
横浜美術館でやっているのは、「Welcome to the Jungle 熱々!東南アジアの現代美術」。シンガポール、マレーシア、フィリピン、インドネシア、タイ、ベトナム、ミャンマー、カンボジアの25組の作家の作品が紹介されている。
被災者の利用が増えすぎて、福島のヘルスが摘発
「セックスボランティア」の大ヒットで、けっこう浸透したかと思ったが、結局のところ「障がい者にも性欲がある」という当たり前のことを受け入れるのは、いまだに、ごく一部の知的な人々だけだ。
「被災者にも性欲がある」という当たり前のことも、なかなか受け入れられない。
福島駅から信夫山のトンネルを経た辺りに、1軒のファッションヘルスがあった。
古い店だが、マットプレイが堪能できる、いい店だった。
近くの3カ所に仮設住宅がでり、以前より賑わうようになっていた。
そのヘルスが今はない。摘発を受けたのだ。
風営法の認可を受けていたのだが、テレクラだった2階も改築してプレイルームにした。
その仕様変更を届けていなかったために、風営法違反とされたのだ。
なにか、言いがかり的な、摘発だ。
プチうつ病が増殖中(2)
今、精神科医含めてメンタル系の業界は、7千億円規模と言われる。
『平成22年の掌握で精神神経治療剤が3287億円、精神科の医療費が3789億円です。』(厚生省医政局)
と言われるメンタル・ヘルスのマーケット。そんな今、精神医療界では、「過剰投与」が問題視されている。それならば、うがった見方ではあるが五月こそかきいれどきではないのか。たとえば日本うつ病学会でも、過剰投与の問題を指摘しており、ガイドラインを発表している。薬メーカーの賛助金を多く集めながら、過剰投与を指摘するとは、矛盾に満ちているのではないか。