「斜陽産業ですけど、出版界って憧れますね。何社か受けたんですけど、すべて落ちちゃいましたけど」
若い女性が喋る声が、喫茶店の別の席から聞こえてきた。なるほど、若い人もそんなふうに思っているのか、と感心する。
自分でもそう思う。稼げる時代は終わったが、やはりライターは最高だ。人を成長させるのは、人との出会い、本と旅だと言われる。ライターの仕事には、その3つが含まれている。
長引く出版不況の中で、消えていったライターも多い。ライターに必要な特性とは何かを考える上で、彼らの特徴を思い出してみよう。
今年、イザイホーが復活するかも知れない、と言われている。知ってほしいような、知ってほしくないような情報だ。
「裁判のこと、マスコミではどういうふうに書かれていましたか?」
このところ、1968年に府中で起きた三億円事件を扱うドラマ作品が続いている。昨年末にはテレビドラマ『クロコーチ』。今年に入ってテレビ朝日開局55周年記念 松本清張ドラマスペシャル『三億円事件』として、田村正和が、真相にチャレンジする米国保険会社調査員を演じた。