張成沢の処刑、脱中国で暴走国家となる北朝鮮

北朝鮮は12日、実力ナンバー2の地位にあった張成沢国防委員会副委員長を「反革命的な分派活動」をしたとして処刑した。張成沢は北朝鮮の実力者であるのみならず、故金正日総書記の実妹金敬姫党政治局員の夫であり、金正恩第一書記の叔父に当たる。
張成沢副委員長の粛清は、金正恩第一書記が経済特区を全国14カ所に拡大しようとしたり、国営企業の独立採算制を導入しようとしたりしようという急進的な改革方針に対して、張成沢氏が「時期尚早だ」として反対したため、粛清されたと言われている。

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初めて宝くじを買って、ひどく悲しい気分になった

年末になると必ず宝くじのニュースが一回は放送される。今年の年末ジャンボは1等5億円、初夢宝くじは1等1億8千万円、年末ジャンボミニでも7000万円と世の景気に関係なく羽振りがいい。

「宝くじは夢を買うものだ」という話も聞くが、宝くじを買いつつ当選を全く期待しない人はいないだろう。毎年大勢の人が長蛇の列を作って買って、殆どの人が外れるのだから、そう自分に言い訳しないと買い続けていられないといったところか。庶民の夢にケチは付けられない。どこの売り場で買えば当たりやすいだの、当選率を上げる方法だの、眉唾な情報にも注目してしまうのは悲しい性ではある。1等当選したら仕事辞めます、と公言する人も多い。それはいいが、当選しても恋人には絶対言わない、と答えた人が60%以上(マッチ・ドットコム調べ)にもなるのは如何なものか。生々しい現実を取り込んでしまうと、忽ち夢から覚めてしまう。

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宝塚音楽学校いじめ被害者のAVデビュー、中止に追い込まれる

山下教介著『ドキュメント タカラヅカいじめ裁判―乙女の花園の今―』(鹿砦社)が2010年11月にリリースされたトピックスは、かなりのインパクトを関係者に与えた。なにしろ、伝統の宝塚音楽学校でいじめられて退学に追い込まれたと元学生が宝塚を提訴、夢破れた元生徒は、入学して以来、いじめを受けており、してもいない万引きをしたとされた上、宝塚大劇場で拾った財布を届けずに9日間放置していたとして退学処分を受けた。元学生は事実無根と主張し、退学の取り消しを申し立てたが、話し合いは平行線を辿り、2009年11月に退学処分取り消しと1000万円の慰謝料を求める裁判を起こしたのだった。

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警察のやっかいになった、活字中毒患者

「東京空港警察署から連絡があったのですが……」
電話の向こうで、角筈図書館の職員が言った。確かに若い頃、空港反対運動をやっていて警察とは敵対関係にあった。だが、なぜ図書館がそれに関係するんだ!? 私は色めきだった。
「あの貸し出している本、紛失していませんか?」
図書館員は、続けて言った。
「え? 紛失ですか?」
熊本でのイベント『琉球の風』に参加して帰ってきて、まだバッグを開けていなかった。
探ってみたが、あるはずの本が1冊無かった。
「あっ、飛行機で読んでいて、座席ポケットにそのまま置いて来ちゃったようです」

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大王製紙の井川意高元会長が自叙伝で語った、一緒にプールに入った女優とは?

大王製紙の井川意高元会長が、マカオやシンガポールのカジノにはまって106億8千万円もの金を子会社から調達。一部は現金やファミリー企業にが保有する株式売却などで返済したものカジノでの使用目的で55億3千万円に会社法違反(特別背任)で11年11月22日に東京地検特捜部に逮捕され、今は、喜連川社会復帰促進センター(栃木県)で受刑者として過ごしている。その井川が懺悔告白をしている書籍「溶ける 大王製紙前会長 井川意高の懺悔録」(双葉社)が話題を呼んでいる。連結売上が4千億円もの企業の会長がバクチで100億円を失い、自らが会長を務める会社に刑事告発されるなど前代未聞である。

「この井川の自叙伝は、肝心なことは何ひとつ書いていないね。唯一、複数の友達と旅行に出かけた時に、大物女優とプールに入ったことが書かれているが、これが藤原紀香だとされます。問題は、芸能人とのつきあいを人に指摘されるのが嫌いな井川が、どうして自叙伝でタレントとのつきあいをひけらかしているのか、という点です」(元大王製紙関係者)

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広島の元アナウンサー窃盗事件で冤罪判決

「被告人を懲役1年に処する……」
裁判官が主文をここまで読み上げた時、傍聴席で複数の人が「ええっ」と驚きの声を上げた。この裁判では公判のたびに被告人の支援者が多数傍聴に来ていたが、この日もそうだった。声を上げたのは、審理を見てきて、「無罪判決」を確信していた被告人の支援者たちだと思われる。冤罪がこの世に存在することは知りつつも、それはマレなことだと信じていたのだろう善良な人たちに「刑事裁判の現実」が突きつけられた瞬間だった。

9月20日付けの当欄で紹介した広島の放送局、中国放送の元アナウンサー・煙石博氏(67)が窃盗罪に問われた裁判の判決言い渡しが去る11月27日、広島地裁であった。一貫して無実を訴えていた煙石氏に対し、三芳純平裁判官が宣告したのは、懲役1年・執行猶予3年の有罪判決。煙石氏は「一言で言えば、不当な判決。絶対許せない判決です」などと述べ、即日控訴した。

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『三島由紀夫と全共闘の時代』【ブックレビュー】

当時、世間から忌み嫌われていたものが、1に三島由紀夫、2に『平凡パンチ』、3に全共闘だった。それが、『平凡パンチ』が三島由紀夫に書かせていた理由だという。
三島由紀夫の自決に衝撃を受け、「一水会」を創設した鈴木邦男も、「そうですか、へえ!?」と感嘆する。
その内幕を明かしたのは当時の『平凡パンチ』の編集者で、『完全版 平凡パンチの三島由紀夫』の著書もある、椎根和である。
3つが嫌われていた理由は、「三島が言うことは、そろそろ信用できないよな」という世間的風潮、『平凡パンチ』はスケベな記事ばかり載せている、全共闘は共産党から外れた未婚の母から生まれた子供みたいな見られかた、と語られている。

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若松監督を撥ねたタクシー運転手の刑が、罰金70万円の謎

昨年10月12日の夜に新宿区の外苑西通りでタクシーに撥ねられ、同月の17日で搬送された病院で死亡した映画監督の故若松孝二氏の交通事故裁判が、11月12日に東京地裁で開かれた。
被告のタクシー運転手は、検察の起訴状を認めて公判は1回で終了し、11月20日の判決では、求刑通りに罰金70万円が言い渡されている。

若松監督の交通事故死は、脱原発運動の参加者からも注目されていた。
監督は事故の一月前のベネチア国際映画祭の記者会見で、次の作品は東電を題材にすることを宣言していたからだ。反骨精神の塊のような監督のことだから、大手メディアがタブー視して報道してこなかった白川司郎氏や竹内陽一氏といった原発マフィアと政治家やメディアの関係など、国や政府が隠してきた闇の部分にも、大胆に斬り込むことが想像され、原発マフィアにとっても、看過できない話だった。

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政治家の街頭演説はよくて、市民の意思表示はテロ?

自民党の石破茂幹事長が、11月29日の自身のブログで、議員会館の外での「特定機密保護法絶対阻止!」のデモンストレーションに対して、「単なる絶叫戦術はテロ行為とその本質においてあまり変わらない」と記して批判を受け、テロの部分を撤回した。
「お詫びと訂正」を12月2日に出しているのだが、これもまたおかしい。
以下の内容だ。
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整然と行われるデモや集会は、いかなる主張であっても民主主義にとって望ましいものです。
一方で、一般の人々に畏怖の念を与え、市民の平穏を妨げるような大音量で自己の主張を述べるような手法は、本来あるべき民主主義とは相容れないものであるように思います。
「一般市民に畏怖の念を与えるような手法」に民主主義とは相容れないテロとの共通性を感じて、「テロと本質的に変わらない」と記しましたが、この部分を撤回し、「本来あるべき民主主義の手法とは異なるように思います」と改めます。
自民党の責任者として、行き届かなかった点がありましたことをお詫び申し上げます。
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駅頭などで行われる政治家の街頭演説も、かなりの大音量で行われている。
確かに、スローガンをただ繰り返すだけのデモンストレーションはあまり効果がないのでは? と思いもする。だがそれを言うなら、選挙運動の際の宣伝カーのスピーカーからの名前の連呼は、ただ迷惑なだけだ。

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菊の御紋の巨大トレーラーの正体

白塗りの巨大トレーラー。ボルボ社製とのことである。車体に菊の御紋が描かれ、「皇祖天照大神」の文字がある。右翼の街宣車かと思うが、写真にあるように書かれているスローガンがひと味違う。
「真正のバカか安倍晋三 原発汚染水たった7年でどう始末する」
東京でオリンピックを開くことへの、痛烈な批判だ。

他のスローガンを見てみよう。
「政府は大政を奉還せよ このままでは十年以内に日本は滅びる」
「首洗って待て安倍晋三 玉を奉ずる当隊の使命は朝敵の弾劾ぞ」
「オリンピックどころか 浮かれていると恐るべき天罰が下るぞ」
「皇太子殿下が起たれる 荒廃する一方の世相を深く憂えられて」
「皇太子殿下の聖使命は 真正日本の再生と環境問題の根本解決」

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