7月4日公示され、21日に投票が行われる第23回参議院選挙では、ネット選挙が解禁された。
「ネットで投票できるようになるのか」と、誤解した有権者も多い。
それはそうだろう。飛行機のチケット、あるいはとてもマイナーな音楽会社のCDでも、ネットで申し込んでコンビニで決済できる。そのくらい世の中は便利になっているのだ。「解禁!」と騒ぐくらいなのだから、ネットで投票できるようにしてもらいたいものだ。
結局、選挙期間中でも候補者について語ることができるようになった、という当たり前のことが可能になっただけだ。
そこで、候補者について語りたい。
カテゴリー: 社会問題一般
企業情報誌は、ネットのビジネスニュースに取って代わられるのか?
編集・発行人だった石原俊介氏(本名・石原俊)の死去により、情報誌『現代産業情報』は4月15日付の712号が最終号となった。最終号に掲載されたニュースによれば、4月14日に石原氏は享年71歳で死去した。死因は肝臓がん。腹水が溜まり、昨年末から入退院を繰り返し、容体が急変してのことだという。
このところ、企業情報誌が立て続けに休刊、もしくはネットに移行している。「企業は、かつては総会屋対策やクレーム対策で、総務部があったが、今はその部署すらもなくなっている。もはや企業情報誌は使命を終えたような気がする」(企業情報雑誌スタッフ)
社長が夜逃げ! あるIT企業社員の手記 (31)
翌日は最後の大掃除と決めた日で、昼に一応会社に顔を出し、その後尚坂と弁護士の対応を考えようと言っていた。
家を出る直前に郵便配達員が内容証明便をもってくる。裏を見ると弁護士事務所の名前が書いてある。内容証明は受け取る時にサインをしなければならない。サインをすれば受け取った記録が残り、弁護士事務所も把握できる。そうしたら、勝手に了承済として話を進めてくるかもしれない。
「これは受け取れません。返送してください」
配達員はアッサリと了解でーすと言って帰っていった。
元CIA職員スノーデン氏の内部告発を、大手メディアが無視する理由
元CIA職員のエドワード・スノーデン氏の、ロシアのシェレメチェボ空港のトランジット(乗り継ぎ)ゾーンでの滞在は、3週間に及ぼうとしている。
スノーデン氏は、アメリカ国家安全保障局(NSA)による個人情報収集の手口(PRISM計画)を告発したことで、米司法当局により逮捕命令が出されている。
香港で告発を行ったスノーデン氏は、ロシアに飛んだ。ロシアは、彼の亡命、入国は認めなかったが、アメリカが求める身柄引き渡しに対して、トランジットゾーンはロシアの司法権の及ばない区域であるとして、この問題には関知しないという態度を取っている。
国際的な大問題であるとともに、トニー・スコット監督の映画『エネミー・オブ・アメリカ』の描いた問題を背景にしながら、起こっていることはスティーヴン・スピルバーグ監督の映画『ターミナル』そのものという、きわめて興味深い出来事であるにもかかわらず、大手メディアはほとんどこの事件を、スルーしている。
電子書籍による個人出版はどうなんだ!? 企業と揉めたライター奮戦記 6
『ご都合の良い日時を2~3頂けると助かります』との榛野氏から頂いたメールの文面通り空いている日程を送る。それにプラスして、私からも榛野氏に『何枚ほどで電子書籍化は可能なのでしょうか?』という質問を投げかけた。返事としては『400字詰めで30枚程度あれば、100円から300円で販売しても良いかなと思っています。芳川さんの作品はそんな感じです』と軽い感じのメールが送られてきた。芳川氏も過去に豊穣出版から一冊kindleにて発売して、100位以内を収めベストセラーに入っていたとのことである。今思えば、当時はKDPで販売している人数が少なかったのでありえない話ではない。現在では大手出版社も多くの書籍をkindleにて出版しているので難しい話だとは思うが。
続 裁判所に抗議する老人に実刑判決 その背景にある呆れた事実
この老人は、騒ぎ立てれば自分の思うように判決が変わると信じていた。そう信じる根拠とは、光市の本村氏が実現したじゃないか、ということだった。そして「本村氏を見習う」と権力に迎合する発言をはじめ、裁判所前の演説では日本の核武装まで主張した。
そして、裁判所前でいつものように不満と怒りの声をあげているとき、冤罪事件の被告人が、自分の無実と公正な裁判を訴えに来たら、それを妨害したのだ。よく、裁判所前では、裁判の当時者が情宣活動をする。これを保釈中の被告が一生懸命にやっていると、老人はハンドスピーカーで「あきらめろ」とか「バーカ」などと罵声を浴びせた。そのとき老人はニタニタとした嘲笑の表情であった。
林眞須美さんが獄中で激白! 話題の絵「国家と殺人」に込めた思い
広島県福山市の景勝地・鞆の浦の美術館「鞆の津ミュージアム」が開催している絵画展「極限芸術~死刑囚の表現~」が話題を呼んでいる。死刑囚約30人が獄中で描いた300点以上の絵画を展示し、4月20日にスタートして以来、約2カ月で来館者が4000人を突破。異色の絵画展ながら家族連れやカップル、女性同士の来館も多く、芸人のカンニング竹山さんや俳優の井浦新さん、同・大西信満さん、アレフ広報部長の荒木浩さんら各界の著名人も次々に訪ねてきて、連日活況を呈している。
そんな評判の絵画展の中でも、ひときわ注目を集めているのが、ここに掲載した「国家と殺人」という作品だ。作者は、一貫して無実を訴えながら2009年に死刑確定し、現在は再審請求している和歌山カレー事件の林眞須美さん(51歳、大阪拘置所で拘禁中)。ほとんど赤と黒だけで描かれた独特の抽象画だが、マスコミが同展の話題を報じる時はいつもこの作品がトップで紹介されてきた。見る者に何かを強く訴えかける力があり、一度見たら忘れがたい印象を残す作品だ。
社長が夜逃げ! あるIT企業社員の手記 (30)
公園を出ようというところで電話が鳴る。弁護士事務所の事務の女性だ。
「離職票を発行するにあたりまして、先に解雇通知をお送りします。住所は××市でよろしいですか?」
「いやよろしくないよ。解雇の日付はまだ決まってないんだから。いつの日付で通知出そうとしているんですか。8月末なんて認めませんよ」
「でも、8月末で決まったとのお話でしたが」
「決まってないって言ってるの。会社と社員の合意がなければ、解雇は出来ないはずでしょう。私も、他の社員も8月末に辞めていないんだから」
「既に合意されている方もいらっしゃいまして……」
社長が逃げて早々、会社に来なくなった社員が数名、8月末で合意して解雇通知を受けたという。複雑な感情が湧いてくる。何故そんな簡単に、労働対価を放棄するのか。どうせ支払われないと思って、早めに失業給付を受け取ることを選んだのか。それとも既に、どこかのツテを頼って再就職でも決まって、さっさと縁を切ることにしたのか。
僧侶にはやはり、慈愛があった?
傷痍軍人。今はほとんど使われない言葉だ。戦争による戦闘によって、障害を負ってしまった軍人である。
私が小学生であった頃、1960年代。傷痍軍人が施しを求めるているのを見かけることが、稀にあった。
家の近くのちょっとした丘があり、公園になっていた。
傷痍軍人が座して、前に缶を置き、施しを求めていた。今のように義足の技術が発達していない。膝から先は、むき出しの金属の棒だった。
一緒にいた母は、私に耳打ちした。
「ああいう人にだって、できる仕事はあるはずだ」
なんの施しもせずに、母は通り過ぎた。
電子書籍による個人出版はどうなんだ!? 企業と揉めたライター奮戦記 5
その後の榛野氏とのメールもおかしな部分はあった。
『両作品とも若い方が書いている感じがしました。出版にあたり、お互いを守る為のお約束事などを話さなきゃいけないと思っています。簡単に言うと契約ですね』
このメールを読み、芳川氏は私の個人情報を一切話していないのだと思った。確かに作品の主人公はどちらも若い。そして、直してはいるが書いた時期は3年ほど前のものだ。だが、それだけで相手の年齢を決めつけている感じがした。
私のことをいくつぐらいだと思っているのだろう。確かに私は20代後半なので、若い方だとは思う。
とはいえ『お互いを守る約束事などを話さなきゃいけない』というような言い方は、10代……いや小学生に話すような物言いだ。そこまで稚拙な作品であったのかと当時はショックを受けた。『契約書に承諾頂いてからの販売となります』だけで良いのではないだろうか? とも思ったものだ。だが、榛野氏に本を読む能力など全く無いことは少しずつ分かってくること。若い子を描けば若い人が書いているぐらいにしか思って居ないのかもしれない。