「それって、民間企業の話ですよね」
この間お伝えしているように、『タブーなき原発事故調書 超A級戦犯完全リスト』(鹿砦社)を取り上げた、高校生向け進路情報番組「ラジオキャンパス」が、FM熊本で番組ごと打ち切りになった(FM秋田とFM新潟では、その部分のみが音楽に差し替えられ、FM仙台と青森、岩手、山形、琉球放送のAM各局では、改変されずに放送された)。
そのことを某夕刊紙の記者に伝えた時の反応が、冒頭の言葉である。
「ええ、民間企業ですよ」
一瞬、彼が何を言いたいのかが分からずに、そう答える。
確かにFM熊本は、熊本日日新聞が40%以上出資する民間企業である。
どうやら、民間企業だから放送内容は自由、と言いたいらしい。
今年は、新藤兼人、若松孝二が亡くなり、命を描ける監督が少なくなってしまった、と感じていた。
2009年に死刑判決が確定した今も無実を訴え、再審請求をしている和歌山カレー事件の林眞須美さんのことを、あの「話題の事件」の影響で思い出す人が世の中にけっこういるようだ。「話題の事件」とは、マスコミで連日、派手に報じられている尼崎の連続不審死事件のことである。
「オスプレイにはいくつかの種類があります。事故を起こしているのは『海兵隊型』『特殊作戦型』であり、岩国、沖縄と日本に配備されている機体は、『輸送機型』です。沖縄の活動家は、基地そのものに反対しているので、オスプレイの配備はかっこうの基地反対理由となったのです」(軍事評論家・青山智樹)