セブン・イレブンでコーヒーカフェ導入、雑誌はどうなるか

「まいったな。雑誌を置くスペースが削られないだろうか。これ以上、棚が縮小しては置く雑誌の数が減り、困ったことになる」(出版社社員)
セブン-イレブン・ジャパンは店内FF(ファストフード)コーヒー「セブンカフェ」の全国展開へ本格的に乗り出すと発表した。8月末までに全国約1万5000店に導入する計画で、1日1店当たり60杯、全店で年間約3億3000万杯を目指す。北海道など先行地域では女性が増えて客数が伸びたほか、力を入れるスイーツなどと併売効果が高いなど成果が出ているという。コーヒー豆にはアラビカ種を100%使用し、1杯ごとにペーパードリップで提供できる専用のコーヒーマシンを開発、高い品質のコーヒーを1杯100円で提供するという。

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ミャンマーの『民主化』は本当か!? ヤンゴンで生活してみた 9

ミャンマー(ビルマ)は、7つの政府管区と7つの少数民族州で形成されている。少数民族州の1つ、カチン州で、昨年12月よりミャンマー政府軍による空爆攻撃が行われている。
多民族国家のミャンマーでは、多数派のビルマ族と、ほか少数民族との対立・軍事衝突が絶えないでいる。カチン州における、ミャンマー政府軍とカチン族の人々による武力衝突は、1961年から始まっている。1994年にミャンマー政府軍とカチン独立軍(KIA)の間で停戦協定が結ばれたものの、2011年に協定は破たん。紛争再開によって多数の難民が発生した。
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雨の演出が活きる、映画『ストロベリー・ナイト~インビジブル・レイン』

誉田哲也の小説を、竹内結子主演で映画化した『ストロベリー・ナイト~インビジブル・レイン』を見た。2010年に放送されたスペシャルドラマから始まり、2012年の連続ドラマをへて、今回ついに映画化されたものだ。原作では、警察の腐敗ぶりや官僚の傲慢さが、これでもかと描かれている。

今作では、連続殺人事件の捜査にあたる女刑事・姫川玲子(竹内結子)と、菊田(西島秀俊)ら部下4人からなる“姫川班”の活躍が描かれる一方で、玲子が落ちてはならない男、牧田(大沢たかお)と恋に落ちるなど、ドラマからのファンの興味をかきたてるエピソードが盛り込まれている。メガホンをとったのは、ドラマから演出を務めてきた佐藤祐市監督。なんとこの映画は、ほぼすべてのシーンが雨である。

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社長が夜逃げ! あるIT企業社員の手記 (8)

翌日、社長は「やっぱり倍は厳しい」と言い出して、私の提示した最低額を下回る、20万を翌月からの給料に決定した。馬鹿正直に意見をした自分と、最終決定を社長に委ねたのを後悔した。それ以上に、社長が私の仕事を全く評価していない事に失望した。思えば私は、一度も社長に認められたり評価された記憶が無い。会社をバックレた小部に対しては、
「あの人は、本当にすごい人だったんです。最初は月60万で雇うって話してたんですよ」
なんて、逃げられた後も言っている。思えば元レッドリーフ社員という肩書きも怪しいものだ。堀口も高学歴というだけで、社長の評価が高く給料もいい。確かにいい大学は出ているが、現実として仕事の出来には反映されていない。今となっては、社長に評価されなかった事を、私は自己評価したい気持ちだ。

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アレフVS警視庁訴訟、控訴審こそ「真犯人」の出廷はなるか

1995年の国松孝次警察庁長官(当時)狙撃事件をめぐり、アレフに名誉毀損で訴えられて敗訴した東京都が控訴したらしい。この件に関しては、時効成立後に特定の団体を犯人視した警視庁に非があるのは明らかで、今回の控訴は「恥の上塗り」「税金の無駄使い」とみるのが常識的な考え方だろう。
が、実を言うと、筆者個人は正直、この控訴をちょっと歓迎していたりする。それは、ある人物が裁判に証人として登場するチャンスが再びめぐってきたことによる。
その人物とは、中村泰(ひろし)氏。中村氏は72歳だった2002年、名古屋市で現金輸送車を襲撃して現行犯逮捕され、その後、2001年に大阪市であった現金輸送車襲撃事件の容疑でも逮捕・起訴されて無期懲役判決を受けた。そして現在は、岐阜刑務所で服役中の「老スナイパー」である。

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法廷ウォッチング [新潮社VS幸福の科学]編

1月25日、東京地裁の631号法廷は緊張に包まれていた。
幸福の科学元副総裁の大川きょう子氏が、週刊新潮に大川隆法総裁と愛人の関係などを暴いた記事で、幸福の科学サイドが新潮社を訴えた裁判が佳境を迎えた。幸福の科学は、大川きょう子氏の告発記事が出たあとで、新潮社の社長や歴代編集長の「霊言」をDVDや本で出版するなど対抗措置をとるなど泥沼の様相を呈している。

この日、幸福の科学からは広報本部長の饗庭直道(あえばじきどう)氏が出廷、記事にあるように大川きょう子氏に(選挙で幸福の科学が大敗したことについて)「総裁の霊言はなぜ外れるのでしょうか」と語っていたとされているが、饗庭直道は「そのような事実はありません」と全面的に否定している。
これだけでなく、大川総裁が一夫多妻制をとっている、いやそうではないなどと法廷では、原告と被告がまっこうから対立している。

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ハッカーとも連携、警察庁サイバー犯罪捜査の窮地

「日本のサイバー捜査のレベルは、実は1990年くらいのレベルであり、とてもじゃないがなりすましメールの解析力などありません。今後は、それなりに知識がある人との連携が重要となってきます」(警視庁関係者)
パソコンの遠隔操作などで犯罪予告が書き込まれ、4人が誤認逮捕された問題を踏まえ、警察庁は1月24日、サイバー犯罪捜査の強化に向けた「緊急プログラム」をまとめている。官民連携の推進が主な柱で、専門的な企業や研究機関に属さず高度なコンピューター技術を持つ「ハッカー」とも協力関係の構築を目指すとしている。そう、「それなりに知識のある人」とは、ハッカーなのだ。

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最弱横綱、日馬富士よ、大相撲を盛り返せ

「9勝6敗という成績じゃ、横綱どころか大関としても失格だ。初場所では最低でも10勝はしてほしい」と横審に釘をさされた日馬富士は、さっそく熱が出て稽古を休んだり、街に出て遊んでいるていたらくだ。
「日馬富士は、朝青龍の影響を強く受けているから、遊びのほうも豪快。夜、スナックで100万使うなんていう派手な話も伝わってきている」(大相撲関係者)

大相撲の観客席に空席が目立つことが多くなってきた。
「結局、スターがいない。上位力士が立会いで変わる、大関が負け越しそうになるなど、ファンから見れば失望の連続だ。もう、大関は1場所で陥落にしたらどうだろうか」(ファン)

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ミャンマーの『民主化』は本当か!? ヤンゴンで生活してみた 8

私のミャンマー(ビルマ)周遊旅行に付き添ったビジネスパートナーNの妻、Pは、ミャンマー政府の高官だった父を持つ。彼女の父は、数十年前、ミャンマーのある地域の特定業界において、絶大な権力を持っていた。その地域で大きな建設が行われる際、工事を請け負いたい業者がPの家を必ず訪れ、付け届けをした。
「ミャンマーでは、金ですべてが何とかなる」
ミャンマー人の夫がよく言う。この社会に横行する賄賂の有り様を表したセリフだ。
Pの父は、業者が持参する付け届けを受け取り、さらに軍事政権から支払われた工事費の一部を着服して、Pになに一つ不自由させない裕福な生活を送らせた。彼女はミャンマー軍事政権が生み出した、ごく一部の富裕層に属している。

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アルジェリア人質事件、問われる安倍政権の危機管理能力

アルジェリアで武装集団『覆面旅団』がプラントを占拠したことに対して、アルジェリア軍の特殊部隊が現場に突入、日本人10人を含む人質37人、武装勢力29人が死亡した。
「今さらながら、中東での建築作業やプラントが危険だと判明した。イギリスやアメリカの武装警備会社がオファー殺到で大忙しだという情報が入っている。なにしろ企業にとっては国があてにならないことがはっきりしたのだから」(外電記者)

海外でプラントを展開している日本の企業たちも、武装警備会社を雇う検討を始めた。なにしろ武器の扱いに精通している警備会社は限られる。加えて日本人を守り、テロリストに懐柔されない警備会社を探さないとならない。
「どさくさに紛れて自民党では、海外での有事の際に自衛隊を派遣できる法案を作ろうとしているが、まずは中東との信頼関係を築くことからはじめないといけない」(永田町関係者)

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