「私たちの大地が生んだウランがフクシマの人たちを苦しめている。本当に悲しい」
オーストラリアの先住民族アボリジニの女性長老アイリーンさんは、遠い日本で起きた福島第1原発事故に今も心を痛めている。
オーストラリアの先住民、アボリジニは、我々の生き方にヒントを与えてくれる存在だ。
1770年にキャプテンクックがやって来て、白人支配が広がるまで、アボリジニは狩猟採集生活を行っていた。
文明が遅れていたわけではない。農耕を行うな、という先祖からの教えがあったのだ。農業は人間に必要な作物だけを大量に育てる。それは、自然の摂理に反している、というのだ。
以前取材した冤罪事件で、再審請求がなされたというニュースが舞い込んできた。
弁護士であり、ジャーナリストでもある日隅一雄氏が遺した魂である「日隅一雄・情報流通促進基金設立準備会共済」の講演会が10月3日に開催された。テーマは「福島・沖縄の犠牲はなぜ伝えられないのか~メディアを問う~」というもので、福島県生まれで『犠牲のシステム 福島・沖縄』の著者である哲学者の高橋哲哉氏と福島の人々に寄り添い報道を続けている市民メディア「OurPlanet-TV共同代表」の白石草氏、「沖縄密約訴訟」や普天間基地問題等日米同盟の問題点を鋭く論じる政治学者の我部政明氏の3人をゲストに迎えて論を展開。
オウム事件、北朝鮮の金賢実家直撃、林眞須美や統一教会を追跡したジャーナリストの大林高士氏が5月14日に急逝した。過日、「偲ぶ会」が開催され、生前の話題に華が咲いた。
元妻を殺害したとして起訴され、「疑惑の男」として全米の注目を集めたドリュー・ピーターソンというイリノイ州の元警察官が今月初め、州の裁判所の陪審団に有罪の評決を下されたというニュースが日本でもテレビなどで報じられて話題になった。報道によると、ピーターソン本人がテレビに出て無実を訴えるなどしたことから、事件は劇場化。亡くなった元妻が生前、ピーターソンにナイフを突きつけられたことなどを訴えていたと知人らが証言した「伝聞証拠」だけで有罪の評決が下されたことも議論を呼んでいるとか。