インターネットを利用して買い物が出来たり、カードの利用額の確認や銀行口座の確認まで出来る便利な時代だが、不都合も大分増えてきた。最も感じるのがパスワード入力の多さだ。
私がブラウザにパスワードを記録している数を見たら、60を超えている。ネットショッピングやネットサービスを存分に使っているのもあるが、異常な数だ。やたらあちこちに登録していると、その分個人情報が流出する危険性も増えるため、不要なアカウントは一斉に削除した。よく利用するAmazonやYahoo、楽天などの他に、一度しか買い物をしていないショップの登録が数十店舗ある。今やどこで買い物しようとしても、まず会員登録を要求され、IDをパスワードを設定してから、という流れになる。当然セキュリティのためなのだが、各ショップにしてみれば会員登録数がそのまま顧客の数として対外的にアピールできる。うちはこれだけ会員数がいるんですよ、と繁盛しているのを示せるというわけだ。リピーターの買い物客も一度限りの客でも関係が無い。さらにメールマガジンを一斉配布すれば宣伝効果も高く、そこに広告を載せれば広告収入も上げられるというわけだ。
2011年に下関市で6歳の女児が殺害され、湖山忠志氏という在日韓国人の男性が殺人などの容疑で逮捕、起訴された事件について、筆者は当欄でたびたび取り上げてきた。それは、この事件は何かと問題が多いからである。
1966年に静岡県清水市(現静岡市清水区)で味噌製造会社の男性専務とその家族3人が惨殺された「袴田事件」。強盗殺人罪などに問われた元プロボクサーの袴田巌さん(77)は1980年に死刑判決が確定したが、世間では冤罪とみる人が多く、今春にも再審開始の可否が決まる見通しの第2次再審請求の行方に対する注目度が日増しに高まっている。