スラップ訴訟までかけてきた亀田家の暴走に、鉄槌を!

スラップ訴訟反対  被害者支援の会」を仲間のジャーナリストと立ち上げ、私は管理人となった。きっかけは、盟友のジャーナリスト、片岡亮氏が書いたブログに対し、ボクシングの亀田大毅と興毅が訴訟していきたことによる。記事は、亀田大毅が昨年の世界戦で、ボクシングのグローブを「どこの国のグローブを使っても良い」と亀田サイドが相手がたに伝えた。ところが実際は、亀田サイドは、本当は相手に日本のグラブを使って欲しかったのだ。

試合を有利に運びたい亀田サイドは、亀田興毅らがJBCのスタッフを監禁し、相手がたのグラブを日本のものに変えてくれるように伝えるように頼んだ。だがどのグラブを使うかは、試合する当事者どうしの話で、JBCが絡む筋合いのものではない。
JBCのスタッフがその旨を告げると「どうにかしてくれや。コミッション料金を払っているだろうが」とビデオをまわしながら興毅が言う。言質がほしかったのだろう。
JBCスタッフは、「試合のコミッションをもらっているのであって、別にあなたたちの代理人じゃない」と言い返した。当たり前の話である。JBCは審判やリングガールなど中立な立場だからだ。

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どんな苦境の時でも、沖縄の人々とともにあった、三線の音色

今日は、なんの日か? 3月4日。見たまんま、「さんしんの日」なのだ。
「さんしん」とは、言うまでもなく、沖縄の芸能・文化に欠かせない楽器、三線。
元琉球放送の上原直彦さんの提唱により、1993年から、3月4日が「さんしんの日」となった。沖縄ではもちろんのこと、日本の各地、ハワイ、シカゴ、ブラジル、ロサンゼルス、南アフリカ、インド、フランス、北京、タイ、上海、ドミニカ共和国などでも、各種のイベントが開催されてきた。

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ビルの1階に置いてある、誰も弾けないピアノ

通勤しているビルの1階ホールに、スタインウェイのグランドピアノが置いてある。ピアニストであれば誰もが憧れる最高級品のピアノで、安く見ても1千万円はする。このビルは特別コンサートホールになっているわけでもなく、ただのビジネスビルだ。年に数回、イベントなどでピアニストを呼んで演奏されることがあるようだが、毎日通勤している私は今まで観たことが無い。

大型ビルや高級ホテルのロビーなどに、ピアノが置いてある光景はよく観る。ピアノ=上流階級という図式が必ずしも成り立つわけではない。が、今でもピアノやバイオリンを嗜んでいる、と聞くと上流の匂いを感じるほどに、イメージが作られている。スタインウェイでなくてもグランドピアノ自体高級品であり、ビルのフロアに置いている企業やホテルは景気がいい様に見える。上品さと業績の良さのイメージを作るにはもってこいのアイテムというわけだ。

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よく見るようになった、「ちょっと私」熟女の生態

「ちょっと私」が口癖の熟女をよく見るようになった。
どういう現象かと思ったが、「ちょっと俺」が口癖の男性は多かったのだから、女性が男性化しているということだろう。
出会った実例を、一つ紹介しよう。

私たちは、ある祭に関する本を作ったスタッフであった。できた本を、祭の会場で売ることになった。
書き手が、買ってくれる読者と直に接することは稀だ。

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便利なのか不便なのか、パスワード時代

インターネットを利用して買い物が出来たり、カードの利用額の確認や銀行口座の確認まで出来る便利な時代だが、不都合も大分増えてきた。最も感じるのがパスワード入力の多さだ。

私がブラウザにパスワードを記録している数を見たら、60を超えている。ネットショッピングやネットサービスを存分に使っているのもあるが、異常な数だ。やたらあちこちに登録していると、その分個人情報が流出する危険性も増えるため、不要なアカウントは一斉に削除した。よく利用するAmazonやYahoo、楽天などの他に、一度しか買い物をしていないショップの登録が数十店舗ある。今やどこで買い物しようとしても、まず会員登録を要求され、IDをパスワードを設定してから、という流れになる。当然セキュリティのためなのだが、各ショップにしてみれば会員登録数がそのまま顧客の数として対外的にアピールできる。うちはこれだけ会員数がいるんですよ、と繁盛しているのを示せるというわけだ。リピーターの買い物客も一度限りの客でも関係が無い。さらにメールマガジンを一斉配布すれば宣伝効果も高く、そこに広告を載せれば広告収入も上げられるというわけだ。

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争点としないはずだった都知事選の結果で、原発再稼働はおかしくないか

「最高の責任者は私だ」として、あたかも自らが憲法解釈を行いうるかのような、安倍晋三首相の国会答弁に注目が集まっている。
これはもちろん大問題だが、その陰で、安倍政権が明確に原発の再稼働に舵を切っていることは、あまり注目されていない。

2月25日に、政府がまとめた「エネルギー基本計画」の原案は、原発を「重要なベースロード電源」と位置づけた。
「ベースロード電源」とは、季節や時間帯に関係なく安定的に出力できるという意味で、電力供給の基礎を原発に置くということだ。
原案には、原子力規制委員会の新規制基準をクリアした原発について「再稼働を進める」とも明記されている。

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安部譲二が三浦和義を誹謗した事件

『紙の爆弾』の安部譲二氏による連載が終わった。
一方、『デジタル紙の爆弾』では、「ロス疑惑」の三浦和義氏が取り上げられていた。このデジタル版の記事のとおり、三浦氏の無罪判決は無実とか潔白とか言うべきものであり、証拠不十分により疑わしきは被告人の利益に、というものではなかった。

しかし、この判決の当時、安部氏は無罪になって悔しいと言っていた。これは一部の新聞に談話として掲載された。このなかで安部氏は、三浦氏に100万円取られたと言っていた。これは、「ロス疑惑」について安部氏が週刊誌上で、三浦氏は「ハングレ」であり死刑か無期懲役刑が相応しいと述べたことが、名誉毀損により違法とされた判決のことだ。週刊誌やワイドショーの面白おかしい報道を情報源にして私人に対し決め付けをするべきではない、ということだった。

そして、三浦氏の無罪判決は、安部氏が名誉毀損で敗訴した判決が正当であったことを裏付けるものである。だから、自らの敗訴を不当判決と主張するならともかく、その恨みを引きずり無罪判決に悔しがるのでは筋違いだ。
この安部氏の態度について、当時、三浦氏は批判しており、これは『週刊金曜日』に取り上げられていた。安部氏は刑務所に入ったことがあるので、その辛さなどを知っているはずだが、それなのにどうしてあのような酷いことを言うのかと、三浦氏は疑問を呈していた。

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二・二六事件の時代を生きた祖母

日本史の一大事件として有名な二・二六事件は、78年前の1936年2月26日に起きた。学生の頃勉強した当時の教科書を開くと、国家改造・軍部内閣樹立を目指すクーデターで、その後軍部が政治介入するきっかけとなり、高橋是清、斎藤実元首相と渡辺錠太郎陸軍教育総監が殺害されたとある。

私には、明治生まれで100歳まで生きた祖母がいた。4年前に他界したが、亡くなる直前まで元気で、孫、曾孫達に昔話を聞かせるのを楽しみとしていた。その祖母から聞かされた二・二六事件は、教科書で学んだものとは少し違う。

祖母は当時20代半ばで結婚しており、子供はまだいなかった。世田谷に住んでいたがその頃の世田谷は今のような住宅街ではなく、片田舎の様相を残していた。事件前日までは、特に何も変わった様子もなく、平穏な毎日だったという。

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目に見える仕事は減り、開発者が足りなくなる

世の中が完全にインターネットの時代になり久しい。誰でも気軽にネットでニュースも観れるし映画も観れる。本も買えればCDも買える。尤も紙媒体やCDすら必要もなく、電子書籍に音楽データで済んでしまう。

町の書店は減り、CDショップも減少傾向にある。商店街の店が一件潰れる度、失業者が増えたのだろうなと思う一方で、ネットワークシステムを構築するような仕事は常に人手不足で、少ない技術者を取り合う状況になっている。

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冤罪を訴える下関女児殺害事件の被告人男性が明かしたマスコミへの怒り

2011年に下関市で6歳の女児が殺害され、湖山忠志氏という在日韓国人の男性が殺人などの容疑で逮捕、起訴された事件について、筆者は当欄でたびたび取り上げてきた。それは、この事件は何かと問題が多いからである。

最大の問題は、湖山氏が本当に犯人なのか、ということだ。湖山氏は一貫して無実を訴えながら、一昨年7月に山口地裁の裁判員裁判で懲役30年の判決を受け、さらに今年1月、広島高裁の控訴審でも無実の訴えを退けられた。しかし、実を言うと裁判では、湖山氏とは別の第三者による犯行を疑わせる数々の事実が判明していた。それがこの事件の実相なのである(詳しくは、下記の関連記事1などを参照)。

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