《脱法芸能51》吉松育美VS谷口元一裁判(11)戸田泉弁護士らによる反対尋問

戸田弁護士からの質問が続く。

戸田泉弁護士 先ほど、あなたは谷口さんが殺人をしたらしいということをおっしゃいましたが、その根拠としてインターネットや友人とおっしゃられましたが、他には?

吉松育美 あります。

戸田泉弁護士 何が根拠でしょう?

日本外国特派員協会での吉松育美さん記者会見(FCCJ公式チャンネル2013年12月16日公開)

吉松育美 2008年に川田亜子さんが亡くなった一番最後の恋人と言われているのがマット・テイラーさんであり、その彼女が亡くなった日の時系列に関してなんですけど、谷口さんは川田亜子さんに直接電話をかけて、「今から練炭を買ってこい、練炭を買って来い」と言われて、その日、川田亜子さんは谷口さんと会うアポイントを取って、その日に……翌日ですね、次の日に、練炭自殺をして遺体で発見された、ということですね。

戸田泉弁護士 マットさんから聞いたんですね?

吉松育美 はい。

戸田泉弁護士 マットさんに洗脳されているとは思いますか?

吉松育美 思いません。

戸田泉弁護士 他にありますか?

吉松育美 ここで言う必要があるんでしょうか?

戸田泉弁護士 あの、あなたは名誉毀損をしたということで、この裁判所にいるので、根拠は他にはないですか? 他にはないという理解でいいですか?

日本外国特派員協会での吉松育美さん記者会見(FCCJ公式チャンネル2013年12月16日公開)

吉松育美 他にもありますが、彼女たちの了承を得ない上でここで発言することはできません。というのも私が、彼女たちもここで発言することによって谷口さん側に名前が分かって彼女たちも業務妨害が発生したら、私の責任は取れませんので。

戸田泉弁護士 なるほど、彼女たちというのは、谷口さんが殺人するところを見られたのですか?

吉松育美 違います。パワハラ、セクハラをした話です。

戸田泉弁護士 殺人のことについて伺いたいんです。

吉松育美 殺人については知りません。

戸田泉弁護士 では、殺人のことはあなたはインターネットとテイラーさん以外からの誰からも聞いたことはないんですか?

吉松育美 はい。

戸田泉弁護士 以上です。

角地山宗行弁護士 日テレの事件についてお聞きしたんですが、スタッフの方は谷口さんが後ろから追いかけてきたことについて、気付かなかったとおっしゃっていましたが、その前にスタジオの方であなたにおっしゃったことだと谷口さんは別のマネージャーを連れてきたとか、金返せとかといったことを大声で叫んでいたとおっしゃっていましたね。そういうことであれば、スタッフの方は十分、谷口さんに注意を払っていてもよかったのではないでしょうか?

吉松育美 注意していました。

角地山宗行弁護士 先ほどの話だと気づかなかったと……。

吉松育美 ただ、スタッフといってもバンキシャのスタッフは1人じゃないので、他にもたくさんスタッフが周りにいて、その他の方たちは注意をしているのは見ました。でも、私を誘導する係のスタッフというのは、番組内でもまあ多分、そこまで上の方ではない、権限のない女性の方だったので、彼女は私を吉松さんの控室に誘導しなくてはいけないという任務だけを持って、吉松さんこっちに来てくださいっていう風に誘導してくれたので、彼女は気づいていなかったのですが、その他のスタッフは気づいていました。

西川洋司弁護士 CBSラジオの発言で、今、被告代理人の方から質問で人殺しとか殺人とかという話をしたんですけど、あの吉松さんの発言として日本語で発言したわけではない?

吉松育美 はい。すべて英語です。

西川洋司弁護士 人殺しとか、殺人とか断言したわけではない?

吉松育美 はい。ありません。

西川洋司弁護士 今回、人を殺しているとかっていう話が出てきているっていうのは、吉松さんが(日本語)訳をしたものでもない?

吉松育美 はい。

西川洋司弁護士 吉松さんとしては、その訳文のような意味合いでの発言をしたつもりなのか、そうではないのか?

吉松育美 その訳文は第三者が勝手にやったものなので、私の意思とはまったく違うものです。

裁判官 乙17号証の3に……こういう発言をされたということでいいのでしょうか?

吉松育美 結構です。

裁判官 この発言自体はこの通りでいいということですね?

吉松育美 英文はそうです。

裁判官 訳が自分の考え方とは違う?

吉松育美 はい。

裁判官 ご自分としては、どういうつもりで言ったのか? 教えて下さい。

吉松育美 ええ、私は谷口さんは殺人犯だというような断言をするような言い方ではなく、people sayと言っているように、人々、人々というのは、直訳すると人々ということになりますが、ネットだったり、そういった第三者によるとという言い方をしました。そういうつもりです。

裁判官 訳文に、聞くところによるととなっていますが、そういうことが言われているという趣旨でいいですか? 彼は過去に何人かの女性を殺したり自殺に追いやったりしたと人々が言ってますと、直訳するとそういう意味ですか?

吉松育美 直訳すると、そうですが、私としては断定的に言っているつもりではありません。

西川洋司弁護士 あの、今のところ、英語だとmurdered, or forced to commit suicideとなっているんですけど、ここには殺したり、自殺に追いやったりとなっているんですが、orというのはどういう趣旨ですか?

吉松育美 または。

西川洋司弁護士 というのは、どちらか特定できないということ?

吉松育美 はい。

以上で吉松さんの反対尋問は終了した。次回からは谷口氏の証人尋問の様子をレポートする。(続く)


◎[参考動画]日本外国特派員協会での吉松育美さん記者会見(日本外国特派員協会2013年12月16日公開)

○吉松育美さん公式サイト=http://ikumiyoshimatsu.com
○吉松育美さんFacebook=https://www.facebook.com/yoshimatsuikumi
○吉松育美さんYouTube=http://www.youtube.com/user/yoshimatsuikumi

▼星野陽平(ほしの ようへい)
フリーライター。1976年生まれ、東京都出身。早稻田大学商学部卒業。著書に『芸能人はなぜ干されるのか?』(鹿砦社)、編著に『実録!株式市場のカラクリ』(イースト・プレス)などがある。

◎事実の衝撃!星野陽平の《脱法芸能》

芸能界の歪んだ「仕組み」を解き明かす!『芸能人はなぜ干されるのか?』

『紙の爆弾』!タブーなきラディカル・スキャンダル・マガジン

大晦日キャットファイト──見事な「脱がせぶり」で圧勝した若林美保に注目!

大晦日に、19時から新木場1stリングで行われたキャットファイトの興業「大みそかだよ! キャットファイトファイトスペシャル 2015」(CPE主催)で異才を放つ女優、若林美保に注目していた。この日は、キャットファイトの基本形でもある「追い剥ぎデスマッチ」を内山沙千佳と繰り広げて、見事な「脱がせぶり」で圧勝した。

この若林美保(通称・わかみほ)は、国立東北大工業学部出身の異色のストリッパー(浅草ロック座)なのだが、実はポルノ映画で安定した演技を披露、緊縛モデルとしても由緒あるショーに多数出ている。要するにあまり知られていないが「才気にあふれ、昭和の香りを引きずる女優」である。いっぽう、歌手としても活動し、ファンも多い。

若林の魅力が開花するのは、緊縛パフォーマンスだと僕は思う。もちろん膨大な 出演をカウントするAVも悪くないが、音楽とともに恍惚とした表情で、アスリートのごとく鍛えたボディを縄に食い込ませて客を酔わせる若林は、ちょっと近寄れないほどに巫女的な、荘厳な雰囲気をかもしだす。

もちろん大晦日には、このキャットファイトでは日銭を稼ぐために来たのだろうが、こうした女優がいまひとつ日本では評価されていないことも腹がたつ。きっとヨーロッパでは馬鹿売れだろう。わかみほは、生まれてくる国を間違えたのだ。ゆえに僕は、この女優を追跡する。追跡するのが、才気に見せられた記者の本能だからだ。

また、ここではイベントに呼んでいただいた関係で、きちんとCPEのイベント紹介をすれば、セクシーアイドルの範田紗々もバトルロイヤル気味の2対2の勝負、バナナをフェラしてその技で決着をつける水着バナナマッチでいい味を出していたし、いちいち歌舞伎のポーズで決める松山勘十郎も、また、重量レスラー、さちこyokozunaの調教師で、バイブで敵を攻めるのが得意な三代目葵マリーも、もはやその芸は特筆もの。興味がある御仁は、ぜひDVDで見てみるべし。

ともあれ、キャットファイトで光る女は、同時に開催されていたうさんくさい総合格闘技や王者ばかりで何の緊迫感もないボクシングなんかよりも、ずっと質が高いイベントだったと、最後に記しておこう。次回は3月26日、大阪で開催予定のようだ。また下品ながらも、記憶に残るマッチメイクを期待したい。

CPEホームページ http://www5d.biglobe.ne.jp/~cpe/

▼ハイセーヤスダ(編集者&ライター)
テレビ製作会社、編集プロダクション、出版社勤務を経て、現在に至る。週刊誌のデータマン、コンテンツ制作、著述業、落語の原作、官能小説、AV寸評、広告製作とマルチに活躍。座右の銘は「思いたったが吉日」。格闘技通信ブログ「拳論!」の管理人。

◎NEW JAPAN WARSⅡ──キック界髄一のモテ男 、関根“gaia”朝之VS阿羅斗
◎川崎中1殺害事件の基層──関東連合を彷彿させる首都圏郊外「半グレ」文化
◎国勢調査の裏で跋扈する名簿屋ビジネス──芸能人の個人情報を高値で売買?

タブーなきスキャンダルマガジン『紙の爆弾』2月号!【特集】安倍政権を支える者たち!

忘れられた衝撃事件の真相──寝屋川中1男女殺害事件容疑者の意外な手記(下)

山田は、2002年に住んでいた大阪の寝屋川近くで、男の子を監禁する事件を連発している。

「山田容疑者は窃盗、傷害、覚せい剤など前科8犯……山田が住んでいる自治会では、『あの人に近寄らないほうがいい』と囁かれたことがあります。理由は、気にいった大人のOLや中学の男の子を撮影して逃げる、ということが頻繁に起きたからですね」(寝屋川の住民)

このように男女どちらでも愛せる山田容疑者は、刑務所で何を思い、どんな恋人を探していたのだろうか。

過去、服役経験もある、前出の作家の影野氏がさらに解析する。「僕はこの事件を知ったとき、Y・Kという1人の人物を思い出しましたね。Y・Kは13年前、山田同様に刑務所に服役していました」彼は、懐かしそうに服役時代を振り返る。

「当時のY・Kの罪名は、少年への『過失傷害致死』です。彼は性的にはヘテロ(=異姓愛)のようでしたが、大人の女性より幼少女が好きで、中性的な少年も彼の性の対象となりました。しかも、幼児童に対しての虐待癖があるため、このときの懲役も少年を縛って窒息死させたものだったのです。Y・Kは12才より類犯に類犯を重ね、36才(服役中)に至るまでの人生のほとんどが塀の中でした。服役中も、そのころ爆発的人気だった『モーニング娘』の写真集を買って『昨日は燃えたよ』などと、自慰行為を自慢するかのように囁いてきたのが印象に残っています」

Y・Kは、大人になりきらない少年少女を愛すバイセクシャルだったようだ。

「Y・Kは大人のオンナには、まったく興味がないようでした。少女か、いまだ男になりきっていない中性的な少年が性の対象だといってました。今回の寝屋川の事件と、どことなく似てませんか」

実際、Y・Kはどんな男だったのか。その風貌や、受刑生活を影野氏に訊いてみた。
「そうですね。Y・Kはガリガリに痩せ細り、腹には胃潰瘍の手術痕が生々しい。なんとも、不気味な男でした。同性愛者でもあると認定された彼は、夜間独居での生活を余儀なくされていました。1人で舎房に還えるとき、ニヤニヤと笑う顔が異常性愛者特有のように思えましたね。刑務所で罪を償うという状況下であれば、山田も刑務所で手紙だけが唯一の心のよりどころであり、同時に名前をロンダリングして出所したときに暮らしやすくするつもりだったのかもしれません」

世間を震撼させた山田浩二容疑者が、獄中結婚や養子縁組による「名前と過去の犯罪歴のロンダリング」をしていた形跡が明らかになる。

同時に、なぜ中学1年生が連日、夜中に遊び歩いているかについて、社会評論家や教育評論家が侃々諤々の議論を重ねており、この事件がきっかけで「寝屋川近郊では、大人たちが防犯パトロールを強化して、子供の夜遊びを注意する体制ができた」きっかけができたという。

大阪の警察関係者が語ってくれた。
「この事件のポイントは、中学生たちが山田の誘いに簡単に乗ってしまったこと。つまり、まったく無警戒に変質者が中学生に声をかけることができたという事実に焦点を当てて事件を考え直さなければいけない」

いっぽうで、「結婚をして、名前を変える」とすぐに社会に「潜伏」できるというシステムも問題なのではないだろうか。

「そうした意味では、マイナンバー制度がもしかして第二の山田の登場を防ぐかもしれません。名前を変えてもナンバーで犯罪歴がわかりますからね。だとしても亡くなった中学生にとっては、制度の確立が遅すぎましたけどね」(同)

今もなお、中学生たちの死体遺棄現場には花束が山のように置かれている。最後に、山田の足取りを追った影野氏が感慨深げに語る。

「寝屋川の現場に行きましたが、犯人の山田が辿ったであろう道を歩くたびに、感慨にふけったものです。山田は何を思い、何がしたかったのだろうか。ただ、殺害目的のためだけに、2人を連れまわしたのだろうかと。そして、山田は遺体遺棄した日に、養父と何を語ったのだろうか。今生の別れとでも思ったのだろうか。裏切っていると分かっていても、自らの欲望を抑圧することができない山田容疑者も、私が刑務所で出会った受刑者と同じで、更生の道は難しいのかもしれません」

投稿された手記には、「今まで自分は32年間の人生の中で、たくさんの人の期待を裏切ってきました」と綴っている。

このとき書いた殊勝な手記は、彼の本心だったのだろうか。現在、山田は『完全黙秘』のため、『接見禁止』(=面会、読書、手紙の初受信などのすべてが禁止される)を余儀なくされている。だが、裁判が進み、事件の概要が明らかにされたとき、山田容疑者が何を語るか注目したい。(了)

寝屋川中一男女殺害事件容疑者山田浩二が手記を投稿していた受刑者の同人雑誌『獄同塾通信』(現『獄同塾友会』)

(小林俊之+影野臣直) ※取材協力『獄同塾友会』

◎忘れられた衝撃事件の真相──寝屋川中1男女殺害事件容疑者の意外な手記(上)

◎小林俊之+影野臣直!強力タッグの短期連載ルポ[全8回]
新宿・歌舞伎町ぼったくり裏事情──キャッチ目線で見た「警察の対応変化」
《1》「ぼったくり店」はどうやって生まれるのか?
《2》なぜ銀座のクラブにはゴタがないのか?
《3》メニューに金額明示があれば違法性はない?
《4》東京五輪を前に警察が浄化作戦を始動?
《5》御一人様51万円「クラブ・セノーテ」事件の衝撃
《6》ベテランキャッチが語る「ぼったくり」の世界
《7》「ガールキャッチ」復活と増えるプチぼったくり
《8》警察の弾圧が盛り場の「食物連鎖」を増殖させる

ネット爆弾に気をつけろ!──知らぬ間に自分が「真っ裸」にされているSNSの世界

1月6日付の本コラムでハイセーヤスダ氏がメールストーカーに対して気炎を上げている。ストーカーがどのような人物かは伺う術もないが、ハイセーヤスダ氏を軽く見ない方がいいことだけは警告しておこう。

私はこれでも腕っぷしには自信があり、少々のストリートファイトでかすり傷一つ負ったことはないけれども、ハイセーヤスダ氏と一戦交えようとは思わない。彼の130キロはありそうな肉体と鍛え上げられた全身を覆う筋肉は、多少格闘技を齧ったことのある人間なら直ぐに察知できる。そして厄介なことに彼の筋肉は打撃戦だけではなく、寝技になっても必ず持久力を発揮する弾力も兼ね備えている。

だから私はかすり傷を負うかもしれない危険を冒そうとは思わない。

◆SNSヘビーユーザーたちが陥る言説と心性の劣化

ハイセーヤスダ氏の肉体はともかく、彼の論考には私も賛同する部分がある。スマートフォンや携帯電話、SNSへの言及の件である。「スマートフォンを使うと鬱になる」という説は初耳だが、不思議には感じない。またFacebookやTwitterに強い習慣性があることはそのヘビーユーザーの没頭振りを見れば明らかだ。特定の空間でしか通用しない言語や理屈から、独自のルールは私自身が最も忌み嫌うものだ。

よって最低限の情報収集以外に私はSNSを覗くことはしないし、ましてや自分が利用することなどない。日本ではmixiというサービスがこれらに先行する形で利用者を広げたが、日記風に自分を語ること、自分の趣味や考えを展開するこのサービスには当初「招待制」だったので、今日に至るも内容をつぶさに検証したことはない。しかし引用された文章などを読むにつけ利用者の思考、趣味、同傾向の人間との結びつきなどが、その気になれば管理運営者によって全て網羅的に掌握されるシステムであることがわかる。

この特性はTwitterやFacebookでも同様だ。利用方法次第では商売上の広告として無料で利用できたり、イベントや集会の告知に利便性があることは理解できる。だから利益追求のためには使い方次第で便利なサービスである。しかしながら個人がその瞬時の思いや感情、意見を発表する場としては相当な危険と落とし穴を備えているのがTwitterやFacebookだと心しておいた方がいいだろう。

その危険性の第一は前述の通り「強い習慣性」、さらに言えば「依存性」である。冗談ではなくニコチン中毒の比ではない。Twitterで段々フォロワーやフォローが増えてくるとスマートフォンや携帯電話で利用しているユーザーは膨大な書き込みへの反応が半ば強制的に要求されてくる。反応しないと「あの人冷たい」とか「あの人最近アクティブではない」とか思われるのではないかという潜在的な脅迫観念が湧いてくるので、取り立てて書きたいことが無くとも「ああ疲れた」とでもとりあえず存在を示しておかなければいけないし、顔も姿も知らないけれどもSNS上で懇意にしてくれる人々への好意を持続性するためにはリツイートを忘れてはならない。

かくして、SNS利用者が持つ24時間の中で相当数の物理的具体的な時間がSNSへと強制的に割かれて行き、さらに「何を書こうか」、「誰々には暫く連絡していないなぁ」と頭の中で気にしたり思案する時間を考えれば、相当程度「SNSに支配」されていると決めつけても過言ではない状態に陥る。

そして、そのようなヘビーユーザーは時としてSNSと実際生活上の人間関係の重要さを測りかねるようになり、ついには日常生活において対人関係に支障を来たす。

畳みかけるように恐ろしく不幸なことはユーザーが書き込んだメッセージやフォロー、フォロワーの関係は管理運営会社が全て吸い上げて、その人の人物像のかなりの骨格まで明らかにしうるほど、知らない間に「裸の状態」で踊らされてしまっていることだ。そしてそのことに気が付いてSNSを止めようとしても、止めてももう遅い。全ての情報を削除しアカウントを閉鎖しても管理運営会社には全ての情報が残る。

◆「交換日記」の時代は健全だった

むかし、「交換日記」という牧歌的なお遊びがあった(今もあるのだろうか)。友人同士(女の子に多かったように思う)で自分の日記を書き、次の日には友達(だけ)に渡し友人が日記を書く。また次の日は自分にノートが戻ってきて、つらつら日記を書く。ノートはもちろん手渡しで、日記の内容も交換している友人間だけの「秘密事項」が基本ルールであったと思う。ちょっと「いやらしいな」と当時は好感しなかったけれども、「顕名」で「手渡し」の交換日記は今考えればSNSよりもあらゆる面において余程健全と言える。

Twitter、Facebook、LINE、さらに言えば(私も利用しているけれども)電子メールなどは多少の違いはあれ前述の通りあなたを「真っ裸」にする危険性があるツールであることは認識しておいた方がよいだろう。「ただほど高いものはない」の典型と言ってもよいかも知れない。

◆一点だけハイセーヤスダ氏の誤解を招くコラムに反論する

最後にハイセーヤスダ氏の以下の部分には反論する。

「君が敵にまわしたのは僕だけじゃなくて『鹿砦社』全体だ。右翼にも左翼にも縦横無尽に人脈があり、ヤクザにも警察にも通じている鹿砦社と君と、どちらが勝負になるのか決着をつけようじゃないか」
穏便かつ平和主義の鹿砦社をこのように誤解させるような記述をしてはならない。「右翼にも左翼にも縦横無尽に人脈があり、ヤクザにも警察にも通じている」などとの表現は「普通の人」に大いなる誤解を生む恐れがある。しかもこの表現では鹿砦社関係者が総出でハイセーヤスダ氏の私戦に加担すると誤解される。

だから、私なりに当該部分を書き直す。

「貴殿が何らかの誤解で悪意を抱いていると思れる対象は私個人のみなならず、これまで左右の思想を分け隔てなく紹介し、出版の実績もある出版社でもあります。また同社は所謂『反社会的勢力』とされる人々についての論考や取材も積極的に行ううとともに、適切な距離を取りながら警察、検察といった国家の権力機関も研究し、また必要があれば情報収集のためには接触も辞さない出版社であると申し添えます」

▼田所敏夫(たどころ としお)
兵庫県生まれ、会社員、大学職員を経て現在は著述業。大手メディアの追求しないテーマを追い、アジアをはじめとする国際問題、教育問題などに関心を持つ。※本コラムへのご意見ご感想はメールアドレスtadokoro_toshio@yahoo.co.jpまでお寄せください。

◎3.11以後の世界──日本で具現化された「ニュースピーク」の時代に抗す
◎2016年のジャパン・カオス──2026年正月に記された日系被曝難民家族の回想記
◎負け続けた2015年──「普通の人」たちが生み出した絶望と病理の行方
◎2015年日本の現実──日本に戦争がやってくる

月刊『紙の爆弾』2月号!総力特集─安倍政権を支える者たち

忘れられた衝撃事件の真相──寝屋川中1男女殺害事件容疑者の意外な手記(上)

昨年8月、大阪の寝屋川市で中学1年生の平田奈津美さん(13)、星野凌斗(りょうと)くん(12)の2人が殺害され、遺体で見つかった事件は衝撃的だった。ちょうどお盆にあたる2015年8月12日に、平田さんと星野くんが行方不明となり、周囲は騒然とした。調べから、2人が寝屋川のコンビニに一緒にいたことが判明。お互い行動を共にしていたと推測された。だが、翌13日の深夜には高槻市の物流センターの駐車場で、粘着テープにまかれた平田さんが遺体で発見され事件は進展した。そして、事件発生から8日後の21日に、近くに住む山田浩二(45)が容疑者として逮捕された。

その後、残念ながら星野くんも、大阪府柏原の山林で遺体として発見されている。大阪地検は山田浩二容疑者を、平田さんに対する殺人罪で起訴した。平田さんの死体遺棄容疑については、遺棄した時点で平田さんが死亡していたことをさらに詳しく立証する必要があると判断し、現在(2015年12月1日)は処分保留としている。

前科もあり、出所後は福島原発で除染作業をしていたこともあるという、契約作業員・山田浩二容疑者の闇は深い。中学時代、窃盗、傷害などさまざまな犯罪に手を染めていた山田は、過去には覚醒剤の売人などの前科もあるという。

しかも服役中に何度も名前を変えた山田(金、渡利、柴原、岸本)は、塀の中からの『手紙』により女性との交際を求めていた節がうかがえる。刑務所事情に詳しく、獄中の受刑者の更生と社会復帰を支援する同人雑誌『獄同塾友会』の編集長を務めている作家の影野臣直氏が語る。影野氏もこの事件に興味をもち、現場への取材などを敢行している。

寝屋川中一男女殺害事件容疑者山田浩二が手記を投稿していた受刑者の同人雑誌『獄同塾通信』(現『獄同塾友会』)

「なぜなら、山田は少なくとも3度、『獄同塾友会』に投稿してきます。といっても、12年前(2003年)に刑務所内での同人誌としては異例の2000部もの発行部数を誇った、塾友会の前身である『獄同塾通信』でのことですがね。投稿のたびに、彼は名前を渡利だったり岸本だったり改姓していますが、明らかに最初の投稿で、女性や同じ境遇にいる方たちとの文通を求めているように思えます」

山田の手記は獄同塾通信の15号(2003年6月15日発行)、16号(同年9月15日発行)、17号(同年12月15日発行)に掲載されている。15号では渡利浩二で、16、17号では岸本浩二と改名している。なぜ、名前が頻繁に変わったのだろう。

「結婚や養子縁組によって名前や本籍地を変えれば、前科がいくつあってもブラックな履歴は残らないといわれています。だから、ローンなども組めるようです。まぁ、山田の場合は車で移動するので名前や住所などを変えていなければ、交通違反などで捕まったときに面倒なことになります。そのため、薬物で逮捕された履歴を消さなくてはならない。違反だけでなくとも、警察に職質されたとき、クスリの前科がある者はすぐ尿検査を促されます。そうしたことを避けたかったのではないでしょうか」(前出・影野氏)

影野氏が指摘した手記は、初代編集長を務めていた大場知子編集長の時代に投稿されたものだ。

たとえば『渡利浩二名義』の獄同塾通信15号のタイトルは、『未だ見ぬ悠紀へ』とあり、こんなことが書かれている。

「起訴事件が5件有りなので5~6年と少しを務めることになりそうです(涙)。考えただけでゾッとしますが、今は自分なりに反省しています腹を括っています。
……(中略)……
還暦を過ぎた両親には、少し遅くなったけど親孝行をしてやりたい、するなら今しかないですから。また、1日も早く運命の女性と出会い結ばれて、遠いどこかで『早よ、生んでくれやぁ!』と叫んでいる未だ見ぬ子供をこの世に誕生させてやりたいです。これでも、子供の名前は決めているんです。……以下、省略」

影野氏が続ける。
「もちろん、手紙の原本などは残っていないが、本文中では贖罪の箇所が多くみられます。文面は普通の青年のそれであり、中学生を誘い込んで殺すような残虐性は本文中からは見いだせません。むしろ、結婚願望というか、子をなして普通の生活への憧憬を感じますね」(続く)

(小林俊之+影野臣直)? ※取材協力『獄同塾友会』

◎小林俊之+影野臣直!強力タッグの短期連載ルポ[全8回]
新宿・歌舞伎町ぼったくり裏事情──キャッチ目線で見た「警察の対応変化」
《1》「ぼったくり店」はどうやって生まれるのか?
《2》なぜ銀座のクラブにはゴタがないのか?
《3》メニューに金額明示があれば違法性はない?
《4》東京五輪を前に警察が浄化作戦を始動?
《5》御一人様51万円「クラブ・セノーテ」事件の衝撃
《6》ベテランキャッチが語る「ぼったくり」の世界
《7》「ガールキャッチ」復活と増えるプチぼったくり
《8》警察の弾圧が盛り場の「食物連鎖」を増殖させる

《脱法芸能50》吉松育美VS谷口元一裁判(10)戸田泉弁護士による反対尋問

吉松さんに質問をする被告代理人が戸田泉弁護士に交代した。

戸田泉弁護士 代理人の戸田から質問させていただきます。ええと、確認ですが、マットさんはあなたのマネージャーですか?

吉松育美 海外エージェントです。

戸田泉弁護士 付き人という理解でいいですか?

吉松育美 そうですね。

戸田泉弁護士 ええと、話は飛びますが、久光さんとの契約の時にあなたはスキャンダルとか悪いことが問題になるのではないかということをおっしゃっていたと思いますが、そのスキャンダルというのはそのマットさんと同棲しているという噂と、実際は同棲しているかどうかは、分かっていませんが、同棲しているかどうかといことがスキャンダルということですね?

吉松育美 それは分かりません。どんな形であれ、スキャンダルはスキャンダルです。

戸田泉弁護士 そのスキャンダルとか悪いことというのは、あなたから見たら、どういうのがスキャンダルとか、悪いこととして久光さんが考えていると理解していますか? 先ほど、スキャンダルとか悪いこととおっしゃったと思いますが、それは具体的には?

日本外国特派員協会での吉松育美さん記者会見(FCCJ公式チャンネル2013年12月16日公開)

吉松育美 たとえば、週刊誌に漏れるとか、そういうことだと思います。

戸田泉弁護士 週刊誌に載ってしまうと、広告は出れない、そういう事態ですか?

吉松育美 そうですね。日本の芸能界は、いいことでも悪いことでも、週刊誌に載るということはすごく嫌う傾向がありますので、スキャンダルというのは、週刊誌に載ってしまうこと。

戸田泉弁護士 その他に何かありますか?

吉松育美 悪いことというのはいろいろありますけど、今、ぱっと思いつくことはありません。

戸田泉弁護士 同棲しているという噂が流されることや週刊誌に載ることがスキャンダルや悪いことということですね?

吉松育美 同棲していることが悪いというというのは、私の人権というか、私も自由に恋愛をする権利はありますので、悪いことにはならないです。それを面白おかしく仕立てあげるマスコミがそれに対して拒絶反応をしてしまうような企業。

戸田泉弁護士 今度は契約の金額の話です。先ほど、3000万円から5000万円というお話だったと思いますが、交渉は誰が行なっていたんですか?

吉松育美 テイラーが。

戸田泉弁護士 テイラーさんは弁護士ですか?

吉松育美 違います。

(この質問には、契約交渉のような法律行為を他人に代わって行うことは、本来、弁護士でなければ行えないものではないか、という含みがある。実際、暴力団絡みの地上げ事件で地上げ屋が弁護士資格を持たず地上げ交渉をしたために弁護士法違反で摘発された事例がある。場合によっては、テイラー氏も弁護士法違反に問われることもあるが、谷口氏も立場は同様であり、弁護士も深くは突っ込んでいない。芸能事務所が弁護士資格を持たずに出演交渉をタレントの代理人として行うことについて日本の芸能界では、ほとんど問題になったことがないが、タレントが芸能事務所から搾取される原因になっているとも言えよう)

戸田泉弁護士 どういう立場でやられていたんですか?

吉松育美 私の代理人として。

戸田泉弁護士 あなたは直接テイラーさんに代理権を与えたんですね?

吉松育美 というよりも、芸能界でタレントというのは、直接企業とお金の交渉をするものではない。だいたい、マネージャーや付き人、エージェントを間に挟んで値段の交渉をするので、その時、その役割だったのがテイラーだったと思っていただければと思います。

戸田泉弁護士 じゃあ、具体的に金額が3000万から5000万だったというのは、あなたは直接はやりとりされていないということですね?

吉松育美 直接はしていません。

戸田泉弁護士 3000万から5000万の開きがあると思いますが、それでもあなたが90%決まっていると思う根拠は何ですか?

吉松育美 交渉の間では3000万から5000万でしたが、最終的には3000万です。

戸田泉弁護士 3000万円で話がまとまったと考えていいですね。

吉松育美 はい。

戸田泉弁護士 今まであなたは、広告の契約を何本かやられていたのですか?

吉松育美 はい、アメリカでやっています。

戸田泉弁護士 これ以前には何本かやったことはありますか?

吉松育美 以前にはやったことはありません。

戸田泉弁護士 はい。今までは何か小さな金額の広告とかにも出たことはありませんか?

吉松育美 今までというのは?

戸田泉弁護士 契約の前。

吉松育美 ないです。

戸田泉弁護士 その前にあなたは事務所に所属されていたと思いますが、そこではどういう活動されていましたか?

吉松育美 ……イベントに出演したりということをやっていました。

戸田泉弁護士 そこに所属されるタレントさんで有名な方はいらっしゃいますか?

吉松育美 ゼロです。

戸田泉弁護士 そうすると、あなたは芸能界に詳しいとは決していえないんじゃないですか?

吉松育美 そうですね。はい、広告関係については、テクニカルな話については私はプロではありません。

戸田泉弁護士 谷口さんとお会いした回数については?

吉松育美 1回です。

吉松育美 日テレの時だけということですか。ええ、あなたがつきまとったと評価するのは、動産執行されたということと、あとは日テレの時と、ご両親に電話したことと後はあなたの主張によれば、久光さんとか、国際文化協会に谷口さんが圧力をかけたこと、あとは週刊誌を使ったこと。

吉松育美 プラス、私の事務所にいく度となく電話をかけてきたこと。

戸田泉弁護士 あなたの事務所というのは、あたなと今、新しい自分で立ち上げられた事務所ということですね。

吉松育美 はい。

戸田泉弁護士 そこで電話に出られたのは誰ですか?

吉松育美 うちのスタッフです。

戸田泉弁護士 何回ぐらい?

吉松育美 数えていないですが、覚えていないぐらいに電話がかかってきました。

戸田泉弁護士 頻繁にですか?

吉松育美 はい。(続く)


◎[参考動画]日本外国特派員協会での吉松育美さん記者会見(日本外国特派員協会2013年12月16日公開)

○吉松育美さん公式サイト=http://ikumiyoshimatsu.com
○吉松育美さんFacebook=https://www.facebook.com/yoshimatsuikumi
○吉松育美さんYouTube=http://www.youtube.com/user/yoshimatsuikumi

▼星野陽平(ほしの ようへい)
フリーライター。1976年生まれ、東京都出身。早稻田大学商学部卒業。著書に『芸能人はなぜ干されるのか?』(鹿砦社)、編著に『実録!株式市場のカラクリ』(イースト・プレス)などがある。

◎事実の衝撃!星野陽平の《脱法芸能》
◎《脱法芸能36》宮根誠司──バーニングはなぜミヤネ独立を支援したのか?
◎《脱法芸能37》『あまちゃん』能年玲奈さえ干される「悪しき因習」の不条理
◎《脱法芸能40》安室奈美恵「移籍劇」は芸能界決壊への「パンドラの箱」を開いたか?

芸能界の歪んだ「仕組み」を解き明かす!『芸能人はなぜ干されるのか?』

タブーなきスキャンダルマガジン『紙の爆弾』!

メールストーカーの心理状態を推察し、挑戦状を出す!

先輩の田所敏夫さんが先日、昨年12月14日に行われた鹿砦社の忘年会についてレポートしていたが、僕は僕なりにこの夜、事件があった。深夜の25時30分すぎに、「酔ってるのか? とりあえず落ち着いて座れ。」といういたずらメールが入ってきた。2012年の夏に東電をぶったたく本を作ってからこの手のストーカーメールがガンガン入ってくるようになり、無視していた。だが無視できないことに旧知のライターの名前を出して、「Aの住所を教えたらメールしないだろう よろしく!」と時間がたって入ってきた。

はっきり言って、この一連の流れとメールアドレスのデータは、警察庁のサイバー犯罪対策室の係官にルートがあるので、すぐに報告した。するとさっそく解析してくれるそうだ。警察庁の人を快く紹介してくれた弁護士の猪野雅彦先生には、心より御礼を申し上げたい。この猪野先生は、現在、パートナーの弁護士を探しているので、仕事がない弁護士は、鹿砦社(の東京編集室にいる)のハイセーヤスダ宛に連絡をしてほしい。もっとも猪野先生そのものは稲川会や怒羅権を守る弁護士なの で「強面」であることを付け加えておく(そのおかげで僕は友人がヤクザだらけとなった)。

話が横にそれた。問題は、「メール」でつきまとう、という行為についてだ。
たとえば、米ノースウエスタン大学の研究チームは、スマートフォンを1日1時間 以上使う人は、鬱になりやすいという発表をしている。

「スマホを使えば、鬱になる」という断定はここではきわめて危険だ。だが、データはスマホの使い手が鬱になりやすい、というデータを如実に示している。

僕自身は、ツイッターやフェイスブックは、「CIAおよび日本政府が個人情報を集める」ために立ち上げたと考えている。その証左の一端は、10月末に報道されたが、「米グーグルと米ヤフーが検索情報を共有する」というニュースだ。僕はなんとなくこのニュースを、「情報サービス業者のインフラ戦略」として聞いてみたが、よくよく見れば、この話は「民衆が何を考えているか、ひとつお互いに掌握しておこうじゃないか」という話だ。だから僕は一切、ツイッターもフェイスブックもやらない。LINEをやるくらいなら、携帯そのものを捨てる。

メールストーカーよ。僕は君を追跡する。
話を情報戦に絞れば、この勝負は長引きそうだ。
君が敵にまわしたのは僕だけじゃなくて「鹿砦社」全体だ。右翼にも左翼にも縦横無尽に人脈があり、ヤクザにも警察にも通じている鹿砦社と君と、どちらが勝負になるのか決着をつけようじゃないか。

そして宣言する。僕はメールでしか物を言ってこない「誰か」について、おそらくパワーをすべてつぎこみ、社会から抹殺するだ ろう。もしも過去に僕に「社会的に抹殺された」何人かについて情報を得たいなら、僕が「サイバッチ」のライターをしていた時代まで遡れ。

さあ、ゲームの始まりです。勝負のゴングは、僕の中ではすでに鳴っているのだ。

▼ハイセーヤスダ(編集者&ライター)
テレビ製作会社、編集プロダクション、出版社勤務を経て、現在に至る。週刊誌のデータマン、コンテンツ制作、著述業、落語の原作、官能小説、AV寸評、広告製作とマルチに活躍。座右の銘は「思いたったが吉日」。格闘技通信ブログ「拳論!」の管理人。

◎川崎中1殺害事件の基層──関東連合を彷彿させる首都圏郊外「半グレ」文化
◎国勢調査の裏で跋扈する名簿屋ビジネス──芸能人の個人情報を高値で売買?

7日発売『紙の爆弾』!タブーなきラディカル・スキャンダル・マガジン

 

《脱法芸能49》吉松育美VS谷口元一裁判(9)池田尚弘弁護士による反対尋問

ITJ法律事務所の池田尚弘弁護士による吉松さんの反対尋問が続く。

池田尚弘弁護士 (電通が)あなたのことを調べていた時にあなたと海外エージェントマット・テイラーさんとの関係が黒い噂としてこの当時、インターネットや新聞記事に掲載されていたことは?

吉松育美 その当時は私の名前を検索しても、テイラーとの黒い噂などがいろんなことろで出るということはまったくありません。出たのは新聞社1社のみだったと思います。もしくはその新聞ですら、その時点では存在していなかったと思います。その契約書、もちろん電通が調べる段階では6月前のことなので、そうすると、そういったものは世の中に一度も出ていない時に調べたと思うので、それは違うと思います。

池田尚弘弁護士 甲20号証を示します。こういった記事が出ていたことはご存知ですね?

吉松育美 はい。

池田尚弘弁護士 では、聞きましょうか。日テレ事件について伺います。あなたは谷口さんが別な番組の入館証を持って入ってきたと言っていました。具体的にはどの番組ですか?

吉松育美 私は谷口さんが入ってきたところを見ていません。

池田尚弘弁護士 そうすると、あなたは『バンキシャ!』とは別な入館証を持って、谷口さんが入ったということを見たわけではないんですね?

吉松育美 『バンキシャ!』の番組関係者のスタッフから別な入館証を持っていた、色が違ったと言われました。

池田尚弘弁護士 はい。聞いたわけなんですね。スタジオからあなたの控室に出るまでの出来事ですが、あなたは先程詳細にお話していただけました。一番最初に私はスタッフに囲まれて、スタジオを出ましたと。

日本外国特派員協会での吉松育美さん記者会見(FCCJ公式チャンネル2013年12月16日公開)

吉松育美 誘導されて。

池田尚弘弁護士 誘導されて。スタッフは何人ぐらい?

吉松育美 一人。

池田尚弘弁護士 あなたの横に?

吉松育美 前に。

池田尚弘弁護士 前に。誘導されて、スタジオから控室まで廊下を通るんですね。どのくらいの距離ですか?

吉松育美 そんなに長くない。

池田尚弘弁護士 通常であれば、マネージャーのマットさんが横にいるはずなんですが、その時は横にいなかったという風に言ってました。どのくらい距離がありましたか?

吉松育美 でも、すぐ、谷口さんが割り込んで入ってきた感じだったので、私の後ろのすぐ谷口さんで、その後、テイラー。わりとそんなにすごく離れたところからという感じではなかった。

池田尚弘弁護士 谷口さんが割り込んだのは、どのあたりですかね? スタジオ出て、10メートルぐらい歩いて、控室に行きますよね。どのあたりですか?

吉松育美 スタジオから。

池田尚弘弁護士 スタジオですか? 甲第7号証、7の1号証。これはスタジオから控室までの音声を先ほど、証人のテイラーさんが録ったものの反訳書です。ここには記載されていないんですけども、0130、1分30秒ぐらいのところで、「なぜ、彼がついてくるの?」とあなたは、マットさんに語りかけています。ただ、あなたの話だとずっとスタジオを出た後は、あなたの後ろはすぐ谷口さんですね。

吉松育美 はい。

池田尚弘弁護士 さあ、続いて控室に入ってからです。あなたは控室に入って、谷口さんがマットを押しのけ、あなたと一緒に控室に入った。控室の中であなたの右手をつかんだとおっしゃっていますね。その間にすぐ横にいたマットさん、もしくはすぐ横にいたスタッフはどういう風にしていましたか?

吉松育美 スタッフは谷口さんが後ろからついてきていたことにに気づいていなかった。ただ、その出来事というのはとても一瞬のことだったので……。

池田尚弘弁護士 一瞬というのはどのくらいの間隔ですか?

吉松育美 録音記録を聞いていただければ分かりますが、5秒ぐらい。

池田尚弘弁護士 この廊下を歩いてくる音声を聞くと、「お金返して」という谷口さんの声が聞こえてくるんですけど、それでもスタッフは何も気づかなかった?

吉松育美 そうです。

池田尚弘弁護士 控室に入った時、スタッフ、あとはテイラーさん、お互い、どの位置にいましたか?

吉松育美 スタッフさんは控室に入ってきませんでした。テイラーは私に危害を加えようとする谷口さんを払いのけてドアをガシャンと閉めました。

池田尚弘弁護士 スタッフは控室に入っていない? 控室まで誘導するわけですね?

吉松育美 はい。

池田尚弘弁護士 そこですぐにあなたが入って5秒もないということは、入ってすぐに谷口さんが同行して控室に入った。スタッフは目の前で見ていますよね?

吉松育美 はい。

池田尚弘弁護士 でも、止めなかったんですか?

吉松育美 はい。さっき言ったように一瞬の出来事すぎて。

池田尚弘弁護士 その時にたとえば谷口さんがあなたの手をつかんだのであれば、何か谷口さんの声、もしくはスタッフの声、あとは止めようとしたテイラーさんの声が録音されていないんですか?

吉松育美 はい。でも、どうかしたのとは録音されています。私の悲鳴も録音されています。

池田尚弘弁護士 その言葉は、周りの皆さんは聞かなかったんですね。私からは以上です。(続く)


◎[参考動画]日本外国特派員協会での吉松育美さん記者会見(日本外国特派員協会2013年12月16日公開)

○吉松育美さん公式サイト=http://ikumiyoshimatsu.com
○吉松育美さんFacebook=https://www.facebook.com/yoshimatsuikumi
○吉松育美さんYouTube=http://www.youtube.com/user/yoshimatsuikumi

▼星野陽平(ほしの ようへい)
フリーライター。1976年生まれ、東京都出身。早稻田大学商学部卒業。著書に『芸能人はなぜ干されるのか?』(鹿砦社)、編著に『実録!株式市場のカラクリ』(イースト・プレス)などがある。

◎事実の衝撃!星野陽平の《脱法芸能》

芸能界の歪んだ「仕組み」を解き明かす!『芸能人はなぜ干されるのか?』
7日発売『紙の爆弾』!タブーなきラディカル・スキャンダル・マガジン

 

堤防決壊で大洪水の傷跡が残る観光地、鬼怒川温泉に行ってきた

昨年末、鬼怒川温泉に行ってきた。理由は昨秋9月10日に記録的な豪雨を記録し、鬼怒川の下流の堤防が決壊し、濁流が民家に流れ込み、不幸にも死者を出したからだ。僕は、こうした天災や事故が起きた観光地には極力行くようにしている。お悔やみの意味もあるし、「すいている」という事情もあるが、なによりもどうせ遊ぶのなら、誰かに感謝されたいとひとりの人間として率直に思う。

川治温泉の風景

今回、お世話になった鬼怒川の旅館(正確には川治温泉の旅館)は、もう集客に懸命で、上野と越谷から往復のバスを無料でだしていたほど。来年、50歳になる僕にはありがたいサービスだ。東武の特急「スペーシアきぬがわ」はかなり乗り心地がいいと、鉄道博士のO社員に聞いていたが、乗り換えの心配がいらないし、往復の交通費が無料とは感激だ。

案の定、休暇にはならず、あちらこちらに話を聞いて回る取材となり、まったく休まらないが、得てきた情報は公開する。まずこのコメントを紹介する。

「氾濫した打撃はそんなに宿泊客の激減にはつながっていないと思いますが、今年は暖冬なのが参りますよね。雪の景色を露天風呂で楽しみたいお客さまが、このシーズンは多く押し寄せますから。このあたりは、地熱で雪がとけてしまうから、雪見の露天風呂は、ここいらでは売りのひとつだから、雪が降らないのは少し残念ではあります」(ベテランの旅館店員)

帰る日に雪が降ってきた

皮肉なことに、帰る日に雪が降ってきた。朝にチェックアウトして出るときに、「この雪を見ながら露天風呂に入りたかった」とつぶやき、おごそかに降る雪をうらめしく見ていると、旅館店員が話しかけてくる。

「この雪はすぐにやみますよ。むしろ今日が来られる日だったら、バスが遅れる可能性だってあります。まあ、この暖冬をうらみますよ」

日光関連で残念なニュースがある。「日光さる軍団」のポスターやチケットなどをデザインしたアートディレクターの男性が、「デザイン料の一部しか受け取っていない」と訴訟を起こしたのだ。男性は、「おさるランド」にデザインの使用差し止めを求める仮処分を東京地裁に申し立てた。

鬼怒川の濁流

この話が複雑なのは、おさる軍団の女性社員が、「おさるランド」のアイキャッチとなっているかわいいキャラクターを描いたことだ。おさるランド側に言わせると、「自社の社員が描いたキャラクターをデザイナーが加工しただけで、著作権はこちらにある」という主張になり、両者の言い分は平行線だ。これは、東京五輪に続く「第2のエンブレム問題」として注目していきたい。

記者会見に行ってみたが、「おさるランドは、客が入っており、儲かっている。払わない理由がわからない」とデザイナー氏が主張していた。行く末を見守りたいと思う。

話を鬼怒川の観光に戻すと、倒産している旅館が鬼怒川には相次いでおり、旅館の後継者もなかなか希望者がいないようだ。

「NHKが日光を舞台にしたドラマでも作ってくれないと無理。来年の『真田丸』は関係なさそうだしねえ。あなた、鬼怒川温泉を舞台したドラマでも作ってくれませんか」と旅館の店員は言う。

ウエスタン村は、債権でもめており、実質的に破綻している。今もなお、倒産におびえて年寄りが旅館を運営、その姿に未来はない。

それでも、と僕は思う。実は鬼怒川温泉は、川の氾濫から台地が変形し、温泉が湧いたという説もある。「災い転じて」福という観光地になるように祈る。(小林俊之)

◎流行語大賞トップテン入りで波にのる「とにかく明るい安村」のウラ事情
◎小林俊之+影野臣直!強力タッグの短期連載ルポ[全8回]
新宿・歌舞伎町ぼったくり裏事情──キャッチ目線で見た「警察の対応変化」

タブーなきスキャンダルマガジン『紙の爆弾』は毎月7日発売です!

ティーンズチャンプがキック界を刷新する?──2015年回顧と2016年展望

2015年のキックボクシング界主要団体で目立った出来事を大雑把に振り返り、2016年の潮流を展望してみます。

◆日本選手7名全員が敗れたムエタイ王座戦への挑戦

2015年、ムエタイ二大殿堂のルンピニースタジアム王座とラジャダムナンスタジアム王座に挑戦した日本選手は7名で、そのすべてが敗れ去りました。

ムエタイ技術の奥深さ、タイトルが掛かる場合や、プロモーターや賭け屋の暗黙の査定が存在する中では異様な底力を発揮するタイ選手のノンタイトル戦とは違う本気度。現地ラジャダムナンスタジアムでの挑戦は1月19日の石毛慎也(ライラプス東京北星)と5月24日の喜多村誠(伊原)の2名。他はすべて日本国内でした。

双子で再度ムエタイ王座狙うWKBA世界チャンピオンコンビ江幡睦・塁

接戦も撥ね返された試合もありました。3月15日の江幡睦(伊原)もラジャダムナン系で、他はすべてルンピニー系でした。4月5日に藤原あらし(バンゲリングベイ)、4月19日に一戸総太(WSR・F)と梅野源治(PHOENIX)、7月19日と12月27日に一刀(日進会館)の4人が挑戦。梅野源治が最も注目を浴び、過去の実績から王座に近い存在でしたが、優勢の流れから技術でミスし逆転負けの屈辱を味わいました。

キックの老舗WKBA世界戦では蘇我英樹(市原)と江幡弟・塁(伊原)が初防衛。江幡兄・睦はフォンペット・チューワタナ(タイ)とのダブルタイトル戦で敗れ奪われた王座が、後に返上された為、再び王座決定戦で奪回に成功。

WBCムエタイでは5月10日、同・世界スーパーライト級チャンピオン.大和哲也(大和)がノンタイトル戦で500グラムオーバーとなる失態があり、その試合もゴーンサック・シップンミーに判定負け。その汚名返上となるべき9月27日の王座統一戦は、暫定チャンピオンのアランチャイ・ギャットパッタラパン(タイ)に初回からダウンを奪われ判定負け。初防衛と王座統一は成らず。

7月20日、WBCムエタイ世界スーパーフェザー級タイトルマッチでの梅野源治の初防衛戦で、挑戦者ペットブーンチュー・ソー・ソンマーイが1.43kgオーバーによる失格により計量時で“防衛”という不可解な裁定が勃発。ノンタイトル戦となった試合は梅野の3R・TKO勝利。

11月15日、WBCムエタイ日本チャンピオン.宮越兄弟(拳粋会)がWBCムエタイ・インターナショナル王座決定戦に出場。兄・宗一郎はスーパーウェルター級、弟・慶二郎はライト級で王座奪取。

WPMF世界王座奪取したのは4名。3月17日アユタヤでフライ級の福田海斗(キングムエ)が王座奪取。7月12日、青森でフェザー級の一戸総太(WSR・F)が奪取し、スーパーバンタム級に続く同時2階級制覇。9月20日、岡山県倉敷市でスーパーフェザー級で町田光(橋本)がで奪取、ミドル級でT-98(=タクヤ/クロスポイント吉祥寺)が奪取しました。

◆高校生チャンピオン福田海斗の躍進

3月17日にWPMF世界フライ級チャンピオンとなった高校1年生・福田海斗(キングムエ)が、12月8日にタイのルンピニースタジアムでタイ国ムエスポーツ(プロムエタイ)協会フライ級王座決定戦に出場。同協会4位の福田海斗が10位のタナデー・トープラン49 にヒジで切り裂き、3-0(3者49-47)で完勝。タイ人以外初の同協会チャンピオンとなりました。

本来このムエスポーツ協会は公的機関の組織でタイ国の国家予算が使われており、外国人には充てないはずのタイ国王座でしたが、プロモーターの見切り発車で、協会役員の反発がありつつも押し切られての開催でした。前例が出来た以上、今後も外国人が絡んでくることは止められないでしょう。

出場に至った経緯など価値的には問題視されますが、これで形式上は福田海斗もムエタイ“三大”殿堂王座を制したことになります。「日本人5人目の・・・」と言いたいところ、本来はタイ国の統一王座に在り得る団体だったのにも関わらず、そういう活動は少なく権威は崩れているので、残念ながら“二大”殿堂には適わぬ第三の地位に落ちています。

ルンピニージャパン開設記者会見(2015年8月7日)

◆ルンピニーボクシングスタジアムオブジャパン発足!

8月7日に記者会見が行われ、ルンピニーボクシングスタジアムオブジャパンの発足が発表されました。代表はセンチャイ・ムエタイジム会長のセンチャイ・トーングライセーン氏。2016年には日本タイトルも制定し、ランキングに入るとタイ国ルンピニースタジアムのランキングにも反映され、日本チャンピオンになるとルンピニースタジアム王座に挑戦有資格者となり、ルンピニースタジアムのチャンピオンクラスを招聘し、トップレベルの試合も行う予定と発表されています。12月13日に従来のムエタイオープン興行で最初の日本ランキング査定試合も開催されました。

◆WPMF日本支局長、ウィラサクレック・ウォンパサー氏の3期目へ続投

ウィラサクレック=WPMF日本支局長

2009年1月にWPMF日本支局が発足し、日本での運営を管理管轄してきた組織は任期3年で、2期務めたウィラサクレック・フェアテックスジム会長のウィラサクレック氏でしたが、2015年前期に、日本支局はタイ本部の直接的管轄下に置く案があり、日本支局長廃止案が出ていました。しかし、長く務められたウィラサクレック氏の功績も非常に大きい為、第3期目の続投が認められました。

◆2016年の展望──ムエタイ“二大”殿堂王座に江幡ツインズが再挑戦

ムエタイ“二大”殿堂のひとつラジャダムナンスタジアム王座に再挑戦することが確実視される江幡ツインズと、再度ルンピニースタジアム王座狙う梅野源治は王座奪取なるか。3人とも実力で優るものがありながら、首相撲が絡む駆引きで苦杯を味わう壁を打ち破れるか期待が掛かります。

高校生まで低年齢化したチャンピオンやランカークラスの台頭が目立った2015年でしたが、福田海斗(キングムエ/16歳)、伊藤勇真(キングムエ/18歳)、那須川天心(TARGET/17歳)、佐々木雄汰(尚武会/15歳)、石井一成(エクシンディコンJAPAN/17歳)といった選手が日本国内とタイ国でもアマチュア枠ではない、プロのチャンピオンレベルの話題を振りまく試合を続けていますが、その実力は本物か、試される年になりそうです。

梅野源治=WBCムエタイ世界スーパーフェザー級チャンピオン

貴センチャイジム(WMC世界スーパーフライ級チャンピオン)vs佐々木雄汰。15歳デビュー戦は引分け(2015年6月28日)

ラジャダムナンスタジアムが主戦場、高校2年生17歳の石井一成

17歳の那須川天心は10戦10勝(9KO)6戦目でRISEバンタム級王座獲得

夜魔神、竹村哲、松本哉朗などの引退があった昨年は、国内でも世代交代が目立ち、二十歳代本来の成熟した新チャンピオンが幾人も誕生した中、日本と世界の狭間にいるWBCムエタイ・インターナショナルチャンピオン.宮越兄弟(拳粋会)と宮元啓介(橋本)、新日本キックの殿堂選手の緑川創(目黒藤本)、石井達也(目黒藤本)もひとつ上の世界へ挑む時期に来て臨戦態勢を保っています。

権威の在り方が問われるムエタイ殿堂を含む各認定組織。WBCムエタイもアマチュアから日本、世界王座まで構築された構造が創られ、WPMF日本も更に活性化した運営を期待され、支局長・ウィラサクレック氏の更なる戦略拡大も注目です。

活動始まったばかりのルンピニージャパンはまだ展開が見えない中、ルンピニースタジアムと日本国内を繋ぐ吸引力は保てるか。結局乱立が増しただけのタイトルになっている各組織に健全な運営が続けられるか、順調そうに見える組織が頓挫しないか、選手の活躍以外にも、ファンは競技存続の鍵を握る組織を注視していてもらいたいところです。

[撮影・文]堀田春樹

▼堀田春樹(ほった・はるき)

フリーランスとしてキックボクシングの取材歴32年。「ナイタイ」「夕刊フジ」「実話ナックルズ」などにキックのレポートを展開。ムエタイにのめり込むあまりタイ仏門に出家。座右の銘は「頑張るけど無理しない。」

◎キック新時代を牽引するRIKIXジムの「NO KICK NO LIFE」
◎ルール変更の紆余曲折から辿る日本キックボクシング界の栄枯盛衰クロニクル
◎ボクサー転向物語(1)ボクシングからキックボクシングに転向した名選手たち
◎ボクサー転向物語(2)キックボクシングからボクシングに転向した名選手たち
◎強くなるためにタイへ行く!日本キックボクサー「ムエタイ修行」今昔物語

7日発売『紙の爆弾』!タブーなきラディカル・スキャンダル・マガジン