今、西日本の某地方で開かれている、ある殺人事件の裁判員裁判。起訴状などによれば、被告人のA氏は恋愛関係のもつれなどから、元交際相手のB子さんに恨みを抱き、その6歳の娘C子ちゃんを殺害した――というのが検察官の主張の筋書きである。これに対し、A氏は捜査段階から一貫して無実を訴え、裁判でも有罪・無罪が争われている。

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「NO NUKES 2012」に参加しに、幕張メッセに行った。
坂本龍一教授が脱原発フェスを開催すると聞いて、素直にミーハーに「キターーー!」と叫んだ。
東電マネーにたぶらかされて「原発は安全」と言わされていたアーチストたちの格を遙かに超える、坂本教授が脱原発に乗り出したのである。
坂本教授はこの前日の官邸前抗議行動にも姿を現し、官邸に向かって脱原発を訴えた。

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もしも、何らかの理由でホテルかどこかに軟禁されるとして「AVを3本だけもっていける」と言われたら、迷わずドリームチケットがリリースしている[脅迫スイートルーム]シリーズを選ぶだろう。[脅迫スイートルーム]のシリーズには、必ずといっていいほど男と女のやりとりがある。つまり、女はCAだったり教師だったりするのだが「なんらかの事情で男たちに借りがある」のだ。

それが「金」であるのか、「義理」であるのかは釈然としない。ストーリーは起承転結でいうと「転」でスタートし「なんらかの事情で借りを清算しにきた」女が抵抗を試みるも、徐々に悦楽に目覚めてしまい、また何度も清算しに男たちに傅く、というスタイルだ。

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冤罪事件を色々取材していると、マスコミの犯罪報道はいかにいい加減かがよくわかる。とくに発生当初や被疑者の逮捕当初にマスコミが大騒ぎした事件はそうだ。過熱する報道合戦の中で事実関係のチェックが杜撰になるのか、誤報や飛ばし記事が多くなりがちなのである。

筆者が現在取材中の事件の中から、その実例を1つ紹介したい。
警視庁捜査一課の白鳥陽一警部(当時58)が逮捕されたのは昨年7月22日のことだった。容疑は地方公務員法(守秘義務)違反。警視庁が東京都豊島区の品川美容外科池袋院で起きた患者死亡事故について、担当医師らに業務上過失致死の疑いを抱いて捜査を進める中、白鳥警部は主任捜査官を務めていた。ところが、捜査対象である品川美容外科の渉外室に勤める元同僚の警視庁ОB・中道宜昭氏(当時53)らに捜査資料を渡し、職務上知り得た秘密を漏らしたという疑いをかけられ、逮捕されたのだ。

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獄中で12年を過ごし、作家になり、2005年に死亡した見沢知廉は、千葉刑務所で服役していた時に、歌手の克美しげると会ったという。
刑務所では囚人のリクリエーションとして歌合戦があるのだが、プライドがあるためか、克美しげるは一度として歌ったことがなかったようだ。

克美しげるは、殺人を犯した歌手だ。妻子ある身で、愛人であるホステスにキャンペーンに着いていきたいとせがまれ、うっとうしくなって殺した、という。思い出すたびに、もう少しどうにかならなかったものか、と思わせる事件だ。

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東京の人は冷たいと言われるし、私自身もそう感じる。
子どもが転んだのを見た時に、手を伸ばすのをためらってしまう。
もしかしたらこの子の親は、「転んでも自分で起きなさい」としつけているかもしれず、助け起こすのはよけいな介入になってしまう、と考えてしまうからだ。

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男は、初対面から見るからにギラついていた。漆黒のサングラスに蛇のような目。
仮にKとしよう。Kは90年に建築会社を興したが、うまくいかずに、身近な企業の「乗っ取り」を始める。
ささいなミスを見逃さず「納品が遅れた」「請求書の金額が約束とちがう」と難癖をつけては、取引先の株主を調べ上げ、とことん現ナマで株を買い叩いていく。やりかたはかなり強引で「ハゲタカ」も真っ青だ。

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6月28日に腎盂がんのため死去したタレント、小野ヤスシ(本名・泰=やすし)さん(享年72)の通夜が2日、東京・青山葬儀所で営まれ、ザ・ドリフターズ時代からの盟友、加藤茶(69)ら約1000人が参列。

「まちがいなく、コメディアンとしても音楽家としても人を惹きつけた。芸達者なタレントをなくした」(テレビ局スタッフ)

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『週刊新潮』が『東京新聞』を揶揄していた。
タイトルは「『反原発』読者におもねり媚びる『東京新聞』」で、6月15日夕方、首相官邸前で行われた「大飯原発再稼働反対のデモ」を報じなかったことに対する東京新聞の「応答室だより」を取り上げている。「6月15日夕方、首相官邸周辺で大規模な抗議デモがあったが、本紙では報じていなかった。掲載に圧力がかかったわけでなく、連絡ミスで現場に出向いた記者がいなかった」という、「応答室だより」の内容を紹介している。
評論家の本郷美則氏に「読者の反原発という感情に迎合しすぎています」と語らせている。

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オウム真理教元信者高橋克也容疑者(54)と菊地直子容疑者(40)が逮捕される前に潜伏していた川崎市のアパートを、神奈川県警の警官が巡回連絡に訪れ、2人と面会していたことが判明した。警官は特別手配の2人とは気付かなかったという。神奈川県警が当時のいきさつを詳しく調べているという。高橋容疑者は昨年まで川崎市内でこのアパートに潜伏、菊地容疑者も06年ごろまで同居していた。

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