「すぐに各局のプロデューサーに電話して、水野美紀はどんなことがあっても使うなと通達しろ! どんな企画でも、番組でも、紙面でもだ。そむいたらバーニンググループのタレント全部引き上げると言え、潰してしまえ! 街宣車、右翼を送り込むと言え!」
録音に残されていた、バーニングプロダクション・周防郁雄社長の怒声である。
バーニングから独立しようとする水野美紀を、周防社長は潰そうとしていた。
民族団体の大日本新政會の会長が仲介に入り、円満退社を認めさせたのだが、信用できなかった会長が、直後の周防社長の会話を録音していたのだ。
「AV解説」今年上半期の熟女ナンバー1は、椿しのだ!
数人のAVライターと「今年、一番そそるAV女優」について話しあったが、圧倒的に指示されたのが「椿しの」だ。最新作は「プロバレエダンサー無残 凌辱のアティテュード 椿しの」(アタッカーズ)だが、なにしろ椿に関しては、情報がまったくない。作品中でバレエを踊っているくらいだから、バレリーナの経験があるのだろう、というくらしかわからない。
それでも、峰不二子のごとく細いながらも肉がつくべき場所にはついている太腿、スレンダーや腰回りと割れた腹筋、可憐なあえぎ声などは、堪能に値する。
この女優に関しては、この1年余りで3作と寡作なのだが、椿とライバルと称される熟女のこれまたスター候補、雪菜が次から次へと作品をリリースしているのに比べても、かえって戦略として「次が待ちわびる」ということにおいても成功なのではないだろうか。
見下しながら作られる番組を、見ている視聴者がいるからゆえの、特権意識
先日、テレビ局の新卒内定者による飲み会で「オレたちって、すごくね?」などと不遜な態度を取っていると、WEBニュースで目にした。「応募者2万人の中から選ばれた20人なんだぜ」と、既に特権意識をもっている、とのことだ。この記事の著者はテレビ局出身で、報道に携わる人間がそんなことでどうする、と警鐘を鳴らしている。
大したニュースでもないが、一つ納得するものがあった。テレビ局側の人間は、全員が全員そんな不遜な人間ではない、と信じたい。が、もし本当にそう思っているとしたら、当てはまる符号が色々と出てくるのだ。
「恐怖のW杯にしよう」が合い言葉になっている、ブラジル現地事情
ブラジルでワールドカップが盛り上がっているが、現地ではきなさくさい話が流れている。日本の選手が、ブラジル現地の犯罪組織に誘拐される危険があるというのだ。
日本代表を追跡レポートしているスポーツジャーナリスト。M氏が語る。
「現地では、W杯に金を使いすぎ、インフレで住む場所もなくなったのに政府が助けてくれないと、W杯開催に反対している住民たちがいますが、彼らの怒りは、サンパウロを拠点に立ち上げたブラジル最大の犯罪組織「PSS」(ぺー・セー・セー・PREIMEIRO COMANDO DA CAPITAL)のメンバーとも同じです。彼らは、武闘派で、警察署を爆破することもあります。犯罪集団に拳銃を貸し出したり、全国に散らばるメンバーが緻密に計画を立てた強盗なども行っていますが、正義感が強い。貧困層の相談を受けているうちに『誰か世界的スターを誘拐して政府を困らせてやろう』という話になったようです」
後藤民夫著ビートたけし三部作の復活を望む
実は、この自分にとって鹿砦社といえば後藤民夫著ビートたけし三部作であった。
これは『ビートたけしは死ななきゃ治らない』、『顔面麻痺は死んでも治らない』、『ガス室に招かれた彰晃とたけし』、のことである。
これらは当のビートたけし著の題名をパロディにして皮肉ったものである。
まず、ビートたけしが「毒舌女性論」と称し、『女は死ななきゃ治らない―あえて大和撫子改造講座』を出版した。題名はもちろん「馬鹿は死ななきゃ治らない」をもじったものである。
ここで、「コギャル」「ブルセラ」「整形美人の言い訳」「ギャルの22歳寿命説」「ヘアヌードの正しい鑑賞法」「下半身に国境なし」などネタにして、たけしは女性に対して勝手なことを言いたい放題している。
6年前から聴衆の前で現れていた、ASKAの異変
ASKA逮捕の続報が世間を賑わせている。確かに、この事件は周辺を大きく揺るがせている。
「グループとしては正直、もう修復は不可能に近い状態です。どちらかというとCHAGEがASKAの態度に怒っている感じで…原因?それはちょっと…」
オフレコで記者に話した事務所関係者も困惑の表情で、この3か月後にはデュオとしての活動を無期限休止と発表した。妻も仲間もファンも困惑させた背景には、ASKAの深刻な薬物中毒があったのだろう。
遡ればASKAの異変は6年前、福岡でのソロコンサートでファンが目の当たりにしている。交響楽団をバックに歌うシンフォニックコンサートで、1曲目の「Birth」からファンがざわめいた。ASKAの口は開いているが声が聞こえてこなかったのだ。
誰か、大人の教育をしてください
朝の通勤ラッシュの電車でのことだ。既に乗車率200%近いだろうというぎゅうぎゅうの状態で、停車駅からさらに人が乗ってくる。身動きも出来ないまま奥へと押し込まれる中、脇にいた50歳前後と思われるおばちゃんが、私の体に何度もひじ打ちをしてくる。
体を密着されるのがよほど嫌だったのかもしれないが、ひじ打ちされたところでこちらも身動きが取れないのだからどうしようもない。こちらとて、好き好んでおばちゃんと身体を密着させたいとも思わないのだが、通勤ラッシュの電車なのだから仕方ない。あまりにしつこくひじ打ちをしてくるので、カバンをずらして間に挟んだのだが、電車を降りるまでひじ打ちはずっと続いた。ラッシュの電車なんて誰だって不快なのだ。嫌ならラッシュの電車など乗るべきではない。
飯塚事件、雪冤に向けた戦いの「第2ラウンド」がスタート
1992年に福岡県飯塚市で小1の女児2人が殺害され、その犯人とされた久間三千年さん(享年70)が2008年に処刑されたが、冤罪の疑いが根強く指摘される飯塚事件。久間さんの遺族が福岡地裁に申し立てた再審請求は3月末、同地裁に棄却されたが、遺族や弁護団は再審無罪を諦めず、現在は福岡高裁に即時抗告中だ。そして今月5日、即時抗告審では第1回目となる裁判所、検察官、弁護団の三者協議が同高裁で開かれた。
協議後に会見した弁護団によると、今回の協議では、女児2人の遺体が遺棄された現場で見つかり、これまでDNA鑑定されていなかった試料5点(血痕ようのもの4点、唾液ようのもの1点)について、現存するか否かを検察官に確認するように求めたという。試料5点は被害女児と血液型が同じだったことなどから、DNA鑑定が行われていなかったが、現存するなら、真犯人のDNAが含まれないか否か、ごく微量の試料でも可能な現在のDNA鑑定で調べることを考えているという。
プロ野球は16球団に拡張できるのか
政府の成長戦略の一つとして、プロ野球16球団拡張という提言が盛り込まれているという。以前から、想像の域を出ないにせよ球団拡張案は巷でも話題になったことがある。
不思議なことに、この意見が出る度必ず「不可能」「絶対無理」と反対意見の方が多い。巷に一体どれだけプロ野球関係者がいるのか気になるところだが、以前「プロ野球10球団化」を経営側が提示したぐらいだから、事実球団運営側は難しいと思っているのだろう。尚、メジャーリーグでは球団拡張によって、現在は30球団もある。ヤンキースのような名門はともかく、弱小チームは当然経営難が付きまとっており、売却のニュースも度々ある。
私はプロ野球の専門家ではないから、球団の懐事情は知らない。むしろ、日本での球団拡張は絶対無理という人に、各球団の収支とその内訳を教えてもらいたいぐらいだ。
14年ぶりにデザインをしてみてわかったこと
このところ、編集制作会社に手伝いに行っているが、おもな仕事はレイアウトだ。なかなか50歳近くなるとデザインの技を覚えないが、今、活版なら少なくとも対応できそうだ。多くの人はもう当たり前だと実感しているだろうが、最近では、編集者がデザイナーも兼ねるのが、今どきの編集制作会社の常識のようだ。
ただし、かつて僕は求められる場面でも、徹底的にデザインからは逃げていた。もとよりセンスがないと思っていたし、細かい仕事が苦手だからだ。だがそうも言っていられないほどの出版不況である。約14年ぶりに触ったマックは、何もかもが過去とは明確に変わっていた。