遠隔操作ウイルス事件で逮捕され、無実を主張して保釈されていた片山祐輔被告が、真犯人を名乗るメールを報道機関などに送ったが、それが自作自演であることが発覚し、5月20日、「自分が犯人でした」と出頭した。
彼の無実だと信じ、ここでもそう書いてきた筆者としては、間違ってました、ごめんなさいと、頭を垂れるしかない。
佐藤博史弁護士は、記者会見で語った。
「これは弁護士をしていれば必ず起きること。それで被疑者を非難するようでは弁護する資格はない」
勇気ある発言だと感じる。片山被告は国選弁護人への切り替えを申し出たが、佐藤弁護人は、「私は見捨てたりはしない」と弁護を続けると語った。
地方に行くと、なんとなく「ここに住むことは出来るかな」と考えてみる。
「たかが駐車場、されど駐車場」
筆者は当欄で、2010年に下関市であった女児殺害事件に関し、無実を訴えながら裁判員裁判で懲役30年の判決を受けた在日韓国人の男性・湖山忠志氏(30)=最高裁に上告中=の冤罪疑惑や山口地検・保木本正樹三席検事(当時)の取調べ中の民族差別発言疑惑を繰り返し報告してきた。また、昨年1月16日付けの「頼りにならない最高検監察指導部」(http://www.rokusaisha.com/blog.php?p=2101)という記事では、この事件の裁判員裁判で澤田康広次席検事(当時)ら山口地検職員が山口地裁に請求して取得した特別傍聴券により毎回6席の傍聴席を占拠していた問題についてもレポートした。この澤田次席検事らの傍聴席占拠問題をめぐり、最近になり事態の進展があったので、お伝えしたい。