自民圧勝の勢いを受けて、昨年暮れから、安倍新政権による、原発再稼働の動きが活発化している。
就任翌日の12月27日、福島県を訪れた石原伸晃環境相は「(原発稼働ゼロは)現実的ではない」と言い切った。
12月23日の当ブログで紹介したように、自民党は福島では「脱原発」を掲げたパンフレットを掲げていた。わざわざ福島の地で、それを翻した。
同じく27日、茂木(もてぎ)敏充経済産業相は27日の閣議後の記者会見で、「2030年代に原発稼働ゼロを目指す」との方針について「再検討が必要」と語った。「(原子力規制委員会で)安全性が確認された原発は、政府の責任において再稼働を決めていきたい」と言い、既に着工しているJパワー(電源開発)大間原発と中国電力島根原発3号機の建設を容認する方針を表明。原発推進の立場でアクセルを踏んでいく姿勢を明らかにした。
民主党は12月25日午後の両院議員総会で、新代表に海江田万里(63)を選出した。投票は党所属国会議員145人(衆院57人、参院88人)によって行われ、海江田氏が90票を獲得し、対立候補の馬淵澄夫政調会長代理(52)の54票を上回った。無効票が1票あった。
よく知られていないが、今回の衆院選で、自民党も脱原発を言っていた。