刑事の作文、という言葉がある。
主に冤罪事件などで自白が捏造された場合に使われる言葉だ。
かつてこの言葉の意味は分かっても、具体的なイメージは浮かばなかった。
聴取内容と違うことをわざと記載しているのか? それとも後から別の文章と差し替えているのだろうか?
しかし容疑者ではない私にも、刑事が作文をするイメージが湧くようになった出来事がある。
警察署へ「出頭」したことが一度あるのだ。
カテゴリー: 社会問題一般
自殺した少年が書き残した、いじめを解決するただ一つの方法
長崎県新上五島町の中学3年生の生徒が自殺した事件で、生前に書いた「自殺」をテーマにした作文が公開された。検索すればすぐ出てくるので、興味のある方は目を通してほしい。
頭の良い生徒だっただろうことが文章からも感じ取れる。それ以上に、今の時代には珍しいくらいに純粋な人柄だったことも窺える。彼は中学生であるから、世のオジサンオバサンをうならせる文章では無いが、自身がいじめに遭いながら原因や理由を考え、文章に表わしている。プロのライターや一流の作家でも自身のことを書くのは労力が要るものだ。中学生でこれを書いたというのは、意を決するところがあったのだろう。
自らの収入を明かした松山せいじ氏にエールを送りたい
会社の飲み会にはあまり顔を出さない。帰ってからやりたいことは沢山あるし、仕事が終わった後も職場の面々と顔を合わせて、仕事の話をしたくないというのもある。そうは言ってもたまには行かざるを得ないのだが、顔を出したら出したで、景気回復の噂もどこ吹く風、給料が増えないだの仕事が回らないだの、会社や個人の将来的な不安ばかりが話題になると、楽しく酔うどころではない。
そんな中ふと気になった話題がある。同僚がある漫画家の名前を挙げて「こんな奴でも年収何千万だぜ」とのたまっていたのだ。帰宅後、同僚が口にしていた「松山せいじ」という名前で検索をしてみた。人よりは多く漫画を読んでいると自負していた私だが、この方の名前は知らなかった。どうやらお色気漫画を得意とするようで、大ヒット作品と呼べるものは無い。しかし、松山氏は自らTwitterで確定申告書の写真をUPしており、そこには4200万と記載されていたのだ。
15年間黙殺された本庄保険金殺人「共犯女性」3人の自白の荒唐無稽
1999年から2000年にかけ、大々的に報道された本庄保険金殺人事件。この事件の主犯格とされ、一貫して無実を訴えながら08年に死刑確定した金融業者・八木茂氏(64)は09年1月にさいたま地裁に再審請求し、翌年3月に請求を棄却されたが、東京高裁に即時抗告し、疑惑が最初に報じられてから15年になる現在も無実を訴え続けている。
そんな八木氏の再審請求即時抗告審では、被害者の死因という大きな争点で八木氏に追い風が吹いていることは先日お伝えした通りだが、この事件には大きな争点がもう1つある。それは、「共犯者」とされる女性3人の供述の信用性である。
疑惑浮上から15年、暴かれつつある本庄保険金殺人事件の虚構
《薬物?で保険金殺人 知人3人に十数億 容疑の金融業者 あすにも家宅捜索》
産経新聞東京本社版の朝刊一面にそんな見出しが大々的に踊ったのは1999年7月11日。埼玉県本庄市の金融業者・八木茂氏(当時49)はこの日以来、保険金目的で債務者の男性たちを殺害した疑惑を多数のマスコミに繰り返し大々的に報道され、「渦中の人」となった。結果、八木氏は保険金目的の殺人事件2件、殺人未遂事件1件で起訴され、無実を訴えながら2008年に死刑判決が確定。だが、あの凄絶な報道合戦から15年になる今、この事件の虚構が次第に暴かれつつある。
『芸能人はなぜ干されるのか? 芸能界独占禁止法違反』【ブックレビュー】
見下しながら作られる番組を、見ている視聴者がいるからゆえの、特権意識
先日、テレビ局の新卒内定者による飲み会で「オレたちって、すごくね?」などと不遜な態度を取っていると、WEBニュースで目にした。「応募者2万人の中から選ばれた20人なんだぜ」と、既に特権意識をもっている、とのことだ。この記事の著者はテレビ局出身で、報道に携わる人間がそんなことでどうする、と警鐘を鳴らしている。
大したニュースでもないが、一つ納得するものがあった。テレビ局側の人間は、全員が全員そんな不遜な人間ではない、と信じたい。が、もし本当にそう思っているとしたら、当てはまる符号が色々と出てくるのだ。
「恐怖のW杯にしよう」が合い言葉になっている、ブラジル現地事情
ブラジルでワールドカップが盛り上がっているが、現地ではきなさくさい話が流れている。日本の選手が、ブラジル現地の犯罪組織に誘拐される危険があるというのだ。
日本代表を追跡レポートしているスポーツジャーナリスト。M氏が語る。
「現地では、W杯に金を使いすぎ、インフレで住む場所もなくなったのに政府が助けてくれないと、W杯開催に反対している住民たちがいますが、彼らの怒りは、サンパウロを拠点に立ち上げたブラジル最大の犯罪組織「PSS」(ぺー・セー・セー・PREIMEIRO COMANDO DA CAPITAL)のメンバーとも同じです。彼らは、武闘派で、警察署を爆破することもあります。犯罪集団に拳銃を貸し出したり、全国に散らばるメンバーが緻密に計画を立てた強盗なども行っていますが、正義感が強い。貧困層の相談を受けているうちに『誰か世界的スターを誘拐して政府を困らせてやろう』という話になったようです」
後藤民夫著ビートたけし三部作の復活を望む
実は、この自分にとって鹿砦社といえば後藤民夫著ビートたけし三部作であった。
これは『ビートたけしは死ななきゃ治らない』、『顔面麻痺は死んでも治らない』、『ガス室に招かれた彰晃とたけし』、のことである。
これらは当のビートたけし著の題名をパロディにして皮肉ったものである。
まず、ビートたけしが「毒舌女性論」と称し、『女は死ななきゃ治らない―あえて大和撫子改造講座』を出版した。題名はもちろん「馬鹿は死ななきゃ治らない」をもじったものである。
ここで、「コギャル」「ブルセラ」「整形美人の言い訳」「ギャルの22歳寿命説」「ヘアヌードの正しい鑑賞法」「下半身に国境なし」などネタにして、たけしは女性に対して勝手なことを言いたい放題している。
6年前から聴衆の前で現れていた、ASKAの異変
ASKA逮捕の続報が世間を賑わせている。確かに、この事件は周辺を大きく揺るがせている。
「グループとしては正直、もう修復は不可能に近い状態です。どちらかというとCHAGEがASKAの態度に怒っている感じで…原因?それはちょっと…」
オフレコで記者に話した事務所関係者も困惑の表情で、この3か月後にはデュオとしての活動を無期限休止と発表した。妻も仲間もファンも困惑させた背景には、ASKAの深刻な薬物中毒があったのだろう。
遡ればASKAの異変は6年前、福岡でのソロコンサートでファンが目の当たりにしている。交響楽団をバックに歌うシンフォニックコンサートで、1曲目の「Birth」からファンがざわめいた。ASKAの口は開いているが声が聞こえてこなかったのだ。
