40年以上経っても定まらない、「優先席」の意味

「優先座席付近では携帯電話の電源をお切り下さい」
よく耳にする電車内でのアナウンスに、見直しの動きが出ている。
電波の出力が強く、ペースメーカーの誤作動を引き起こす恐れのある第2世代(2G)と呼ばれる携帯電話のサービスが終了したことで、総務省が携帯電話からペースメーカーまでの距離を22センチ以上とした指針を15センチ以上に緩和したのだ。

だがそもそも、「優先席」の意味は、登場してから40年も経つのに定まっていない。
1970年代に「シルバーシート」として登場したが、席を必要とするのはお年寄りだけではない、との声から「優先席」となった。

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復活するか? 沖縄・久高島のイザイホー

今年、イザイホーが復活するかも知れない、と言われている。知ってほしいような、知ってほしくないような情報だ。
イザイホーが行われてきたのは、久高島。沖縄本島東南端に伸びる知念岬の東に浮かんでいる。周囲8キロの小さな島だ。自転車をこげば、小1時間で島の端から端まで行けてしまう。

琉球の創世神アマミキヨが天から最初に降りたって国造りを始めたとされるのが、久高島だ。
古くから「男は海人(ウミンチュ)、女は神人(カミンチュ)」と言われ、神事を司るのは女性だ。
祭祀が行われる御嶽(うたき)は、男子禁制であり、筆者は入ることができない。ビデオで見たが、原っぱに香炉がポツンと置かれているだけ。古来からの信仰のあり方が守られてきたのだ。

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「食券は廃止されました・現金は使用できません」の掲示の意味するところ

サラリーマンのランチタイムはささやかな楽しみであり息抜きの場でもある。午後の仕事へのパワーを補給する意味もある。
愛妻弁当に舌鼓を打つ者もいればコンビニ弁当を食べる者、ファストフード店ですませる者もいれば近くの定食屋を利用する者もいるだろう。
ある程度大きな事業所に限られるだろうが社員食堂の利用者も多い。福利厚生の一環である社員食堂では市中の飲食店より価格設定が低く抑えられており、毎日の昼食代を考えるとありがたい存在だ。「ウチの社食は不味い」などと言っている人はぜいたくを省みよう。

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アマチュア音楽家に対し手の平を返したJASRAC

私はYouTubeに動画をアップロードしている。ピアノで練習して弾けるようになった曲や、PCで作成した音楽データをボーカロイドに歌わせたりした動画だ。5分程度の動画を作るのに長時間を要するため、数ヶ月に一本公開できる程度だ。

そのYouTubeからある日連絡が来た。私が上げたある動画で、洋楽の曲をカバーして曲データを作り、ボーカロイドに歌わせたものがある。バディ・ホリーやファッツ・ドミノなど、今の流行とは無縁のオールディーズをカバーしたものだ。音源は自分のPCから音楽ソフトを使い作成したものだが、曲自体は当然第三者に著作権がある。しかしその動画に対し「第三者が作曲した曲のカバーである場合は、この動画を収益受け取りの対象にできる可能性があります」というメッセージが届いた。この動画に広告を載せれば、著作権者と広告収入を分配できるというのだ。

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細川・小泉の元総理による脱原発を支持する人たちに大いに問題あり

ニワカに脱原発を唱えて都知事選挙に臨むのが、立候補した細川と、応援する小泉の、両元総理である。しかし、その政策を見れば呆れる限りだ。全体的にニワカづくりなのだ。
もともと、この二人は、改革すると言いながら余計に悪くしたという評価が既に定まっていたのではないか。今の日本の政治経済および人心の荒廃という惨憺たる現実は、この二人が中心になって推進、あるいは後にそうなってゆく地盤を作ってしまった、という指摘もある。

なのに、脱原発と唱えただけで支持する人たちがいる。これが、かつての細川新党ブームだの小泉フィーバーだのという政治経済改革を、中身も見ずに乗せられる形で支持した「イノセント・ピープル」だけなら、むしろ当然だ。
しかし、こうしたポピュリズムに抗して批判してきた進歩的文化人と呼ばれるマスコミ人たちが、こぞって支持を始めた。

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剛力彩芽とのスキャンダルで知名度アップを狙う共演者たち

デビュー以来、ほぼ恋の話が出ない「スキャンダル処女」の剛力彩芽を「口説き落とせば株が上がる」とばかりに、さまざまなタレントがアプローチしているが、ほとんど空振りだという。
「多忙な剛力は、報道されているように、事務所のゴリ押しで仕事が立て込んでいるのは事実。撮影が終わると、食事などに誘おうとしても、すぐにつぎの現場へと移動してしまう。昨年末のドラマ『クロコーチ』では、刑事役のTがしきりに焼き肉に誘っていましたが撃沈、映画『黒執事』でもSが複数デートを申し出るも蹴られ、今、放映中の『私の嫌いな探偵』(テレビ朝日)でもSからちょっかいを出されています。好感度の高い剛力と交際すれば、かなりのイメージアップ、仕事につながります。いっぽうで剛力にはいい迷惑だと思うのですが」(芸能ジャーナリスト)

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無実の訴えが再び退けられた下関女児殺害事件・被告人の思い

「裁判のこと、マスコミではどういうふうに書かれていましたか?」
去る1月23日の正午前、広島拘置所の面会室。つい3日前、広島高裁で控訴棄却の判決を受けた湖山忠志氏(29)は、そう筆者に尋ねきた。筆者は判決公判を他用で傍聴できなかったのだが、地元紙・山口新聞の1月21日付け朝刊によると、裁判長が判決理由の朗読を終えた後、湖山氏は目の前の証言台を蹴り上げ、裁判長らに向かって「ふざけとるんか」「責任とれや」などと言って暴れだし、拘置所職員に抑えられながら退廷したように報じられていた。しかし、湖山氏本人はその時の記憶がまったくないと言う。

「判決の主文を聞いて、しばらくすると頭がボワーとしてきて、記憶が飛んでしまったんです。意識が戻った時、自分はすでに法廷を出ていて、手錠をかけられた状態で椅子に座り、うなだれていました……」
湖山氏にとって、今回の裁判の結果がそういう状態に追い込まれるほどショックだったということだろう。

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三億円事件が、テレビドラマで取り上げられるのは、右肩上がりへの待望?

このところ、1968年に府中で起きた三億円事件を扱うドラマ作品が続いている。昨年末にはテレビドラマ『クロコーチ』。今年に入ってテレビ朝日開局55周年記念 松本清張ドラマスペシャル『三億円事件』として、田村正和が、真相にチャレンジする米国保険会社調査員を演じた。

この事件は、120点もの犯人の遺留品がありながらも、警察内部の権力闘争も足を引っ張り、ついに7年後、時効を迎えた。時効となる深夜0時に、事件を振り返るテレビ特番が組まれたのを覚えている。
この捜査には、3億円の4倍、12億円もの捜査費用がかかった。
最後のほうで投入された「落としの八兵衛」こと平塚八兵衛刑事が登場したころは、もはや手垢がついた証拠しか残っていなくて大苦戦した。
「まあ、あれは挙げられる事件だったと言いたいね」と平塚は晩年に語っている。

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オウム裁判に注目が集まる影で

「遺族の方々はやはり私ら被害者とは違うな、と思います。私ら被害者はオウムの裁判なんて、報道すら見る気になりませんから」

1月某日、かつて地下鉄サリン事件の被害に遭った男性Aさんと食事をした際、Aさんはしみじみとそう言った。それは、マスコミで連日報じられている元オウム真理教幹部、平田信被告の裁判員裁判のことが話題になった時だった。

1995年3月20日の朝、オウム真理教の信者たちが東京都内を走る地下鉄車内に猛毒のサリンをまき、死者を含む多数の犠牲者が出た地下鉄サリン事件。Aさんもこの日、出勤の際にサリンがまかれた地下鉄に乗り合わせ、被害に遭った。異常に気づいて早めに下車し、命こそ助かったが、症状はかるくなく、しばらく後遺症に苦しんだ。

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黒木メイサ、香港進出の怪情報

夏に公開される映画、実写版『ルパン三世』の大コケが予想される中、峰不二子を演じている黒木メイサの仕事が激減、「香港の映画デビューを狙っています。事務所の意向を無視して強引に赤西仁と結婚した悪いイメージがぬぐえません」(芸能ジャーナリスト)

「黒木にとっては、この映画にすべてを賭けていたのだろうが、いかんせん選んだ作品が悪すぎた。峰不二子には、大衆の思い入れが強すぎて、どんな配役をしても受け入れられるのは難しいのではないでしょうか。夏以降の仕事はまったく入っていなく、写真集のオファーが入っていますが、2億円でフルヌードというギャラも舐められたもの。アメリカで赤西との放蕩生活のイメージがある黒木はテレビでは使いにくく、今後、露出がしにくい状況になることは、まちがいありません」(芸能記者)
ただし、魔性の女の雰囲気をかもしだす黒木は、「アジアンビューティ」としては人気が出るという見方もある。

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