その電話以来、榛野氏とは全く連絡はとっていない。
今は契約解除の方向でいろいろなところに話を聞いているが、なかなかスムーズに行かないのが実情だ。今すぐに契約を解除する場合は榛野氏から言われた通りの額を払うのが早いのかもしれない。しかし、発売当初は印税が入ったものの時間が経つと全く売れないため、売れないもののためにお金を払う気は今のところない。3年経てば契約解除できるのだからそれまで待つ方向で考えている。個人出版は作品内容に関わらずまだまだ儲からない。新しい作品を次々と出し、人目に触れ続けることでファンが付く、その流れで前作を買ってもらうというのが今のところ利益が出る方法かもしれない。

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何年も前に一度だけ『紙の爆弾』に登場して部落差別について述べ、それっきり再登場は無い「評論家」の呉智英は、かつて『宝島』で可笑しな発言をし、続けてあの『朝まで生テレビ』という番組に出るようになって奇妙なことを言い出した人だ。その当時、彼の変な言動は『噂の真相』によく揶揄されたものだ。

特に呆れたのは部落差別についての発言だった。呉はスタジオで「天皇がいるから差別があると言った人がいるけれど、南アフリカ共和国には天皇がいないけど差別があるじゃないか」と興奮した調子で喚いていた。

人種差別のように外見が異なるわけでもないのに、同じ人種と民族で差別があるから、そういう説がある。これをどう考えるかはともかく、前提を知らずに人種差別の問題を引き合いに出すとは、無知どころでは済まないお粗末さだ。
ところが、こんな人がまだ評論家として活動しており、では少しは進歩したのかというと、相変わらずであった。

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最近よく耳にするようになった限定正社員。安倍政権が普及させようと整備を進めている。限定正社員とは、総合職の様な転勤や残業は基本的には無く、一つの職場一つの業務のみに専念する社員として雇用する形態だという。無期契約なため非正規雇用より安定した雇用であり、社員と同じように福利厚生も受けられる。反面給料は正社員より低く抑えられ、異動がないため仕事先の事業所が事業縮小、閉鎖となればすぐ職を失う。

現在、限定正社員よりも待遇悪く、不安定な非正規労働者は全体の4割に達している。特に非正規スパイラルに陥っている若者が、限定社員とはいえ非正規から抜け出すきっかけになれば喜ばしい制度だ。しかしそんな簡単に解決するなら、今のように根深い問題にはなっていないだろう。

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AKB48のドラフト会議が終わった。プロ野球のドラフト会議とまったく同じモニターを使い、会場も同じ、アナウンサーも同じという演出には驚いた。
AKB48は、なんとかして次世代のアイドルを作りだそうとして懸命だ。
「大島優子は卒業したいと秋元康に申し出ています。また、渡辺麻友もつぎのステップを睨んだ動きを初めて単独ライブなどを予定しています」(芸能ジャーナリスト)
AKBはもはやなりふり構わない次世代養成に入った。AKB劇場でどれくらい人気があるかをデータ化して順位をつける「ペナントレース制」を導入。「テレビやコンサートで忙しいメンバーが、人気につながらない劇場をおろそかにしないように」との措置だ。

それにひきかえ、ジャニーズのタレントたちは、もはや「嵐」のほかは、視聴率がとれないと散々に言われている。
「SMAPはさておき、新規に立ち上げたグループ、たとえば『Kis-My-Ft2』などを呼んでも視聴率につながらない。事務所がゴリ押ししてくるのでやむを得なく出しているが、頭が痛い話です」(音楽番組関係者)

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小泉純一郎が11月12日、日本記者クラブで脱原発を訴えた。公式の場では、初めてのことだ。
その意図は何か? 彼が今まで何をやってきたのか? ということは別にして、極めて歓迎すべきことだ。
政界を引退したとはいえ、安倍晋三の政治家としての育ての親であり、影響力は大きい。

フィンランドの核廃棄物最終処分場「オンカラ」を実際に目にして、日本には最終処分場を造るのは困難、だから原発をやめるべきだという主張。脱原発の論者がかねてから指摘してきたことではあるが、問題の肝を突いている。

この発言を受けて13日の定例会見で、田中俊一原子力規制委員長は、最終処分場について「やり方が悪いのか国民の理解が得られないのかいろいろあると思うが、私自身はこうしたらうまくいくだろうとか何も考えたことはない」と発言した。

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AKB48の大島優子が卒業のタイミングを、仲がいい秋元才加に相談しているという。
「卒業するのはいいが、タイミングと出演する作品をまちがえば、そのまま埋没する危険がある。前田敦子が『クロユリ団地』ほかで苦戦しているのを見て、卒業したら、しばらくは舞台で経験を積みたいと事務所に申し出ているそうです」(芸能ジャーナリスト)

大島は、ズバリ、本格的に演技を訓練したほうがいい。ドラマ『安堂ロイド』(TBS)でもキムタクが演じる教授の妹を演じているが、素人感が否めない。
「悩んだら髪をかきむしる。困ると下を向く。まるで劇団の子役が教えられるとおりに演じているようだ。もっと創意工夫がないと。秋元才加は演技者として、鋭い感性がかなりあったので、引っ張りだこになった。大島は、もともと女優志望だけに、舞台に専念するのもありなんじゃないかなと思う」(芸能プロダクション関係者)

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いわゆる「首都圏連続不審死事件」の被告人で、マスコミが「毒婦」と呼ぶ木嶋佳苗さん(38)の控訴審初公判が東京高裁で開かれた先月17日、筆者は島根県の松江刑務所を訪ね、1人の女性被告人に面会していた。いわゆる「鳥取連続不審死事件」の被告人で、マスコミが木嶋さんになぞらえて「西の毒婦」と呼んだ上田美由紀さん(39)である。

上田さんは2009年11月、同居していた男性A氏と共に詐欺の容疑で逮捕されたのち、過去に周囲の男性たちが次々に「不審死」していたという疑惑をマスコミに騒ぎ立てられた。そして計8回も逮捕を繰り返される長期捜査の結果、借金の返済を免れるために2人の男性に睡眠薬などを飲ませ、溺死させたとして強盗殺人の容疑で起訴された。また、そのほかにも12件の詐欺事件、1件の住居侵入・窃盗事件の容疑で起訴された。裁判では、2012年12月に鳥取地裁で死刑判決を受けたが、2件の強盗殺人については一貫して無実を訴えており、現在は広島高裁松江支部に控訴中である。

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断りの連絡は岡田くんのメールアドレスと会社アドレス宛てに送った。
岡田くんにだけ送ってしまうと「頑張ります」「やります」と返事が来てまだやり取りが続く気がした。その日の深夜、メールに気付き慌てただろう岡田くんからLineにて『考え直して下さい』というような内容のものが10通ぐらいは送られてきていた。それに返事はしなかった。

翌日、WEBマガジンの作家全員にメールが来た。岡田くんの上司の山田という人物からだ。『弊社社員がご迷惑をお掛けしてすみません』という謝罪から入る文面ではあったが『こちらの事業に関しては、岡田が業務外に行っている個人的な事です。名刺交換など会社の事業と勘違いさせる行為があったことをお詫びします』と書いてあった。責任逃れにしても笑える。こっちはどれだけの時間、準備をしてきたと思っている。他のメンバーとも連絡を取ったところ、呆れていたようで「アホらしい」「別にもういいんじゃない? 他を探そう」「謝られてもしょうがない」という話になり、この件はたった一本のメールで幕を閉じた。

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島倉千代子が亡くなった。実に悲しいことである。
「細木数子はかつて赤坂などで水商売を行っていた時、島倉の借金を暴力団の力で解決してあげた。そこからつけこんで、島倉に関するありとあらゆる利権に食いこんで、ハイエナのごとく金をむしりとった。島倉は、細木を怖れていて、なかなか真相を語らない。ついに墓場まで遺恨を持っていったことになる」(芸能ジャーナリスト)

細木が、暴力団の知人に頼んで借金を解決。その立場に乗じて、細木はヤクザと組んで島倉を抱え込み、芸能事務所を立ち上げた。そして、働いても働いても借金が減らないのに業を煮やした島倉は、レコード会社のコロムビアに相談し、借金を肩代わりしてもらい、細木のもとを去る。
いっぽうの細木は「冗談じゃないわよ。返済が終わるとすぐに出ていったのは、千代子のほう」と主張している。両者の言い分は、平行線のままだった。

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映画館にて「ベイビ~大丈夫かっ Beat Child」を観てきた。映画というよりはドキュメンタリーだ。1987年8月22日夜からの、オールナイトのロックフェスティバルの模様が収められている。観客は3万人の予定が7万人まで観客が膨れ上がり、当時の国内ロックフェスとしては最大級のものとなった。それもそのはず、出演メンバーはThe Blue Hearts、岡村靖幸、白井貴子、ハウンド・ドッグ、BOOWY、尾崎豊、渡辺美里、佐野元春等々80’sを代表する豪華極まる布陣だ。

熊本は阿蘇の麓にある野外特設ステージは、突然の豪雨が一晩中降り続き、イベント続行も厳しい状態にあった。そんな中、ミュージシャンも観客もズブ濡れになりながら一夜を明かす。客席には濁流が押し寄せ、急激な気温の低下から倒れる人が続出。ステージは水浸しになり漏電の恐れもある状態だ。

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